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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「K」です。
東京の上野公園にある国立西洋美術館。名前はよく聞くけれど、具体的に何がすごいのか、どんな見どころがあるのか、いまいちピンとこない方もいるかもしれませんね。常設展だけで楽しめるのか、鑑賞の所要時間はどれくらいなのか、また料金や写真撮影のルールについても気になるところだと思います。実は、国立西洋美術館はただ有名な絵画や彫刻が展示されているだけではなく、そのコレクションの成り立ちや、建物そのものにも深い物語と魅力が詰まっているんです。この記事を読めば、国立西洋美術館のすごいポイントが分かり、次の休日にはきっと訪れたくなるはずですよ。
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この記事でわかること
- 国立西洋美術館が誇る4つの大きな魅力
- 世界遺産にもなった建築の見どころ
- 常設展の楽しみ方と鑑賞の所要時間
- 訪問前に知っておきたい料金や写真撮影のルール
国立西洋美術館の何がすごい?4つの魅力を徹底解説

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それでは早速、国立西洋美術館の「何がすごいのか」を解き明かしていきましょう。私が特に感動した4つの大きな魅力に絞って、そのすごさをじっくりとご紹介しますね。
核となる松方コレクションの物語
国立西洋美術館の魅力を語る上で、絶対に外せないのが「松方コレクション」の存在です。これは、単なる美術品の集まりではありません。そこには、一人の男の熱い情熱とドラマチックな物語が詰まっているんです。
このコレクションを築いたのは、実業家の松方幸次郎(まつかた こうじろう)という人物。彼は20世紀初頭、「日本の若い芸術家たちに、本物の西洋美術を見せてあげたい」という一心で、私財を投じてヨーロッパで膨大な数の美術品を買い集めました。
しかし、そのコレクションは戦争などの影響で散逸の危機に瀕します。特にフランスにあった作品群は、第二次世界大戦後に敵国財産としてフランス政府に接収されてしまいました。
戦後、日本とフランスの友好の証として、これらの作品が「寄贈返還」されることに。その受け皿として、松方コレクションを展示・保管するために設立されたのが、この国立西洋美術館なんです。つまり、この美術館は、松方幸次郎の夢と、多くの人々の尽力によって生まれた奇跡の場所とも言えるかもしれませんね。
豆知識:美術館の礎
美術館の礎となった松方コレクション。その物語を知ってから作品を鑑賞すると、一枚一枚の絵画や彫刻が、また違った輝きを放って見えるから不思議です。
世界遺産!ル・コルビュジエの建築と見どころ
国立西洋美術館のすごさは、所蔵品だけにとどまりません。実は、美術館の建物そのものが世界文化遺産に登録されているって、ご存知でしたか?
設計したのは、近代建築の巨匠として知られるフランスの建築家、ル・コルビュジエ。この国立西洋美術館本館は、彼が日本に唯一残した建築作品であり、非常に価値の高いものなんです。
無限成長美術館というアイデア
ル・コルビュジエは、この美術館に「無限成長美術館」という構想を取り入れました。これは、中心の展示室から始まって、カタツムリの殻のように外側へ外側へと展示スペースを増築していけるという画期的なアイデアです。
実際に増築はされていませんが、館内を歩いていると、その独特の構造を体感できます。特に1階から2階へと続くスロープや、吹き抜けになっている「19世紀ホール」は必見。自然光が天窓から柔らかく差し込む空間は、まるで光に導かれるように美術の世界へと誘ってくれます。
建築の見どころポイント
- ピロティ:1階部分が柱だけで構成された開放的な空間。重たい建物を軽やかに見せる工夫です。
- 19世紀ホール:三角形の天窓から自然光が降り注ぐ、美術館の中心的な吹き抜け空間。
- スロープ:階段ではなく、ゆるやかなスロープで展示室を繋ぐことで、鑑賞者がスムーズに移動できるように設計されています。
美術品だけでなく、ぜひ建物の細部にも目を向けてみてください。「なるほど、これが世界遺産か!」と納得できる発見がたくさんあるはずですよ。
西洋美術史をたどれる常設展と所蔵品
国立西洋美術館の常設展がすごいのは、そのコレクションの質の高さと網羅性です。順路に沿って歩くだけで、中世末期の宗教画から20世紀初頭の近代絵画まで、約500年にもわたる西洋美術史の流れを自然にたどることができるんです。
ゴシック期の祭壇画に始まり、ルネサンス、バロック、ロココ、そして印象派やポスト印象派へ…と、時代ごとの特徴やスタイルの移り変わりが手に取るように分かります。「美術の教科書で見た光景が、目の前に広がっている!」そんな感動を味わえるかもしれません。
コレクションには、モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソといった誰もが知る巨匠たちの作品も含まれており、美術に詳しくなくても十分に楽しめます。一つ一つの作品と向き合うのはもちろん、時代全体の空気感を感じながら鑑賞するのがおすすめです。
圧巻の国立西洋美術館ロダン彫刻
美術館の建物に入る前から、私たちは圧倒的な芸術作品に出会うことになります。前庭に展示されているのが、近代彫刻の父オーギュスト・ロダンの作品群です。
特に有名なのが、以下の3つですね。
- 《地獄の門》: 高さ5メートルを超える巨大なブロンズ像。無数の人物がうごめく様子は、まさに圧巻の一言です。
- 《考える人》: 《地獄の門》の一部として制作された、あまりにも有名な彫刻。実物を間近で見ると、その筋肉の表現や思索にふける姿の力強さに引き込まれます。
- 《カレーの市民》: イギリスとの戦争で、町を救うために自ら犠牲になろうとした市民たちの苦悩と葛藤を描いた群像。
これらの迫力ある彫刻群は、もちろん松方コレクションの一部です。無料で鑑賞できる前庭に、これだけの傑作が惜しげもなく展示されているのは、本当にすごいことだと思います。館内にもロダンの作品は展示されているので、ぜひ合わせて鑑賞してみてください。
常設展だけで楽しめる?鑑賞の所要時間
「企画展も見た方がいいのかな?」と迷う方もいるかもしれませんが、結論から言うと、国立西洋美術館は常設展だけでも十二分に楽しめます!
むしろ、初めて訪れるなら、まずは常設展をじっくり味わうことをおすすめします。先ほど紹介した4つの魅力を体感するだけでも、お腹いっぱいになるはずです。
鑑賞の所要時間の目安
鑑賞時間は人それぞれですが、一般的な目安は以下の通りです。
- さっと全体を見る場合:約1時間
- じっくり鑑賞する場合:約2時間~3時間
- 企画展も合わせて見る場合:半日(3時間~)
時間に余裕を持って訪れるのが良いかなと思います。
国立西洋美術館の何がすごいか分かる訪問前Q&A

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ここまで国立西洋美術館の4つの大きな魅力をご紹介してきました。ここでは、実際に訪れる前に知っておくと便利な情報をQ&A形式でまとめてみました。
国立西洋美術館の見どころを凝縮紹介
改めて、国立西洋美術館のすごい見どころをまとめると、以下の4点に集約されます。
国立西洋美術館の4大見どころ
- 松方コレクションの物語:美術館の設立背景にある、情熱と奇跡のストーリー。
- ル・コルビュジエの建築:建物自体が世界文化遺産!光と空間の魔術を体感。
- 西洋美術史をたどる常設展:約500年のアートの旅を体験できる圧巻のコレクション。
- ロダンの彫刻群:《地獄の門》や《考える人》など、迫力満点の傑作がお出迎え。
この4つのポイントを意識して鑑賞するだけで、楽しみ方がぐっと深まるはずですよ。
国立西洋美術館の料金とチケット予約方法
常設展の観覧料金は以下の通りです。企画展は料金が異なるので注意してくださいね。
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 一般 | 500円 |
| 大学生 | 250円 |
| 高校生以下 | 無料 |
【重要】
上記は2024年6月時点での情報です。料金は変更される可能性がありますので、訪問前には必ず国立西洋美術館公式サイトで最新情報をご確認ください。
また、毎月第2・第4土曜日と、国際博物館の日(5月18日)、文化の日(11月3日)は、常設展の観覧が無料になります。混雑はしますが、狙ってみるのも良いかもしれません。
チケットは当日券売機でも購入できますが、混雑緩和のため、オンラインでの日時指定予約が推奨されています。スムーズに入館したい方は、事前に公式サイトから予約しておくのがおすすめです。
常設展での写真撮影は可能?
嬉しいことに、国立西洋美術館の常設展では、個人的な利用に限り写真撮影が可能です。お気に入りの作品をカメラに収めることができますよ。
撮影時の注意点
- フラッシュ、三脚、一脚、自撮り棒などの使用は禁止です。
- 一部、撮影が禁止されている作品もあります。禁止マークが表示されているので、よく確認してください。
- 動画の撮影はできません。
- 他の鑑賞者の迷惑にならないよう、マナーを守って撮影しましょう。
企画展の撮影ルールは展覧会ごとに異なるので、その都度確認が必要です。
有名な絵画や彫刻には何がある?
国立西洋美術館には数多くの名作がありますが、特に有名で「これは見ておきたい!」という作品をいくつかピックアップしますね。
- オーギュスト・ロダン《地獄の門》《考える人》
前庭で出会える、圧倒的な存在感を放つ彫刻。物語を知ると、さらに見ごたえがあります。 - クロード・モネ《睡蓮》
印象派を代表するモネの連作。水面の揺らぎや光の変化が美しく、ずっと見ていられる作品です。 - フィンセント・ファン・ゴッホ《ばら》
ゴッホらしい力強いタッチで描かれた、生命力あふれるバラの絵画。 - ピエール=オーギュスト・ルノワール《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》
華やかで幸福感に満ちたルノワールの代表作の一つ。人物の柔らかな肌の表現が見事です。
もちろん、これら以外にも素晴らしい作品がたくさんあります。ぜひ、あなただけのお気に入りを見つけてみてください。
まとめ:国立西洋美術館の何がすごいか
いかがでしたでしょうか。国立西洋美術館のすごさは、単に有名な作品があるということだけではありません。
松方幸次郎の情熱から生まれた「松方コレクション」という物語を核に、世界遺産である「ル・コルビュジエの建築」という器の中で、500年もの「西洋美術史」を旅することができる。
これら全てが一体となって、私たちに他では味わえない感動的な体験を提供してくれる場所、それが国立西洋美術館なんだと私は思います。
上野の森に佇む美の殿堂へ、ぜひ一度足を運んで、その奥深い魅力を肌で感じてみてくださいね。