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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
太古の自然が息づく世界遺産、白神山地。一度は訪れてみたいと思いつつも、「白神山地って、そもそも何県にあるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。青森と秋田のどっちから行くのがいいのか、アクセス方法や観光の見どころ、ベストシーズンはいつなのか、具体的な旅行計画を立てるには知りたいことがたくさんありますよね。特に、神秘的な青池や迫力満点の暗門の滝といった有名な観光スポットへの行き方や、散策する際の服装や持ち物、熊対策についても気になるところかなと思います。
この記事では、そんなあなたの疑問を解消するために、白神山地が何県にあるのかという基本情報から、青森・秋田両エリアの魅力、おすすめの観光情報まで、私の経験も交えながら詳しく解説していきます。この記事を読み終える頃には、白神山地への旅がぐっと具体的になっているはずですよ。
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この記事でわかること
- 白神山地が青森県と秋田県にまたがることがわかる
- 青森・秋田それぞれのエリアの特徴と観光スポットが理解できる
- ベストシーズンや服装、熊対策など旅の準備のポイントがわかる
- 世界遺産の核心地域へ入るためのルールがわかる
白神山地は何県?答えは青森と秋田の2県です

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まずは、一番の疑問からお答えしますね。世界遺産・白神山地は、青森県の南西部から秋田県の北西部にかけて、県境をまたぐように広がっている広大な山岳地帯です。その総面積は約13万ヘクタールにも及び、これは東京23区の2倍以上という途方もない広さ。そのうち、人の手がほとんど加えられていないブナの原生林が広がる中心部約1万7千ヘクタールが、1993年に日本で初めての世界自然遺産に登録されました。
青森と秋田どっちがいい?エリア別の特徴
「じゃあ、観光するなら青森と秋田、どっち側がいいの?」と思いますよね。これは旅の目的によって変わってくるかなと思います。ざっくりとした特徴はこんな感じです。
【青森県側】
青森県側は、「十二湖」や「暗門の滝」といった有名な観光スポットが多く、散策路やビジターセンターなどの施設も整備されています。そのため、体力に自信がない方や、初めて白神山地を訪れる方には青森県側からのアプローチがおすすめです。観光地としてアクセスしやすく、見どころがコンパクトにまとまっているので、気軽に世界遺産の雰囲気を味わえますね。
【秋田県側】
一方の秋田県側は、青森県側に比べて観光地化が進んでおらず、より手つかずの、静かで深い自然が残っているのが特徴です。登山道も限られており、訪れる人も少ないため、静かに自然と向き合いたい健脚な方や、リピーターの方におすすめのエリアと言えるかもしれません。「岳岱自然観察教育林」などでは、巨木のブナを間近に感じることができますよ。
観光におすすめ 青森側の十二湖
白神山地観光のハイライトと言えば、やはり「十二湖(じゅうにこ)」を外すことはできません。実際には「十二」と名付けられていますが、大小33の湖沼群がブナの森の中に点在しており、その美しい景観から多くの観光客を惹きつけています。
一番の魅力は、なんといっても散策の手軽さ。駐車場から遊歩道が整備されており、スニーカーでも気軽に神秘的な湖沼を巡ることができます。特に有名な「青池」をはじめ、「沸壺の池」や「鶏頭場の池」など、それぞれに表情の違う池を眺めながらの森林浴は、本当に気持ちがいいですよ。
十二湖散策の所要時間
代表的な池を巡るコースであれば、だいたい1時間半〜2時間ほどが目安です。ゆっくり写真を撮ったり、休憩したりする時間も考えて計画を立てると良いですね。
神秘的な青池の魅力と見頃
十二湖の中でも、ひときわ目を引くのが「青池」です。その名の通り、まるで青いインクを流し込んだかのような、吸い込まれそうなほど深い青色をしています。なぜこれほどまでに青いのか、その理由は科学的にも完全には解明されていないそうで、その神秘性がまた魅力なんですよね。
この青池の青さを最大限に楽しむためのポイントは、太陽の光が差し込む時間帯を狙うこと。特に、太陽が真上近くに来る午前11時から午後2時頃がおすすめです。木々の間から光が差し込み、池の底まで透き通って見える瞬間は、思わず息をのむ美しさです。季節としては、新緑が水面に映える5月〜8月頃が特に綺麗かなと思います。
暗門の滝トレッキングの注意点
アクティブに白神山地の自然を体感したい方には、「暗門の滝(あんもんのたき)」へのトレッキングがおすすめです。第1から第3まで、3つの雄大な滝が連なっており、その迫力は満点。ただし、こちらは十二湖の散策とは違い、しっかりとした準備が必要です。
暗門の滝へ行く際の注意点
- 装備は必須: 道中は川の中を歩く「沢歩き」の区間があるため、トレッキングシューズや濡れても良い服装は必須です。現地でヘルメットや長靴のレンタルもあります。
- 天候に注意: 大雨の後は増水で通行止めになることが頻繁にあります。訪れる前には必ず現地の情報を確認しましょう。
- 体力が必要: 往復で約3時間ほどのコースです。アップダウンや足場の悪い場所もあるため、ある程度の体力は必要になります。
安全に関わることなので、必ず公式サイトなどで最新の歩道情報を確認してから計画を立ててくださいね。
白神山地のベストシーズンはいつ?
白神山地は四季折々の美しさがありますが、観光のベストシーズンは、雪が解けて散策路がオープンする5月下旬から10月下旬頃までです。
- 新緑の季節(5月下旬~7月): ブナの若葉が一斉に芽吹き、森全体が生命力に満ち溢れる季節。光り輝く緑の中を歩くのは最高の気分です。
- 夏の季節(8月): 深緑が美しく、沢の音や滝のしぶきが心地よい季節。平地より涼しいので、避暑にもぴったりです。ただし、アブなどの虫が多くなるので対策は万全に。
- 紅葉の季節(10月中旬~下旬): ブナの森が黄金色に染まる、一年で最も美しい季節とも言われます。青い湖面に紅葉が映る景色はまさに絶景です。
冬(11月~4月)は豪雪のため、ほとんどの散策路や道路が閉鎖されてしまいます。冬の白神山地は、スノーシューツアーなどに参加しない限り、訪れるのは難しいと考えておきましょう。
白神山地が何県かわかったら知りたい観光情報

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白神山地が青森と秋田にまたがっていること、そしてそれぞれのエリアの魅力がわかったところで、次は具体的な旅の計画に役立つ情報を見ていきましょう。アクセス方法から持ち物、知っておくべきルールまで、しっかり準備して最高の体験にしてくださいね。
青森・秋田へのアクセス方法を解説
広大な白神山地へのアクセスは、主に車(レンタカー)か公共交通機関を利用することになります。正直なところ、エリア内の移動や観光スポットを効率よく巡るには、レンタカーが圧倒的に便利です。
車(レンタカー)でのアクセス
【青森側(十二湖・暗門の滝方面)】
東北自動車道の「大鰐弘前IC」が最寄りのICになります。そこから国道や県道を経由して各スポットへ向かいます。弘前市内から十二湖までは約2時間ほどです。
【秋田側(岳岱方面)】
秋田自動車道の「能代東IC」や「二ツ井白神IC」が便利です。ICから各散策エリアの入口まで向かいます。
公共交通機関でのアクセス
電車とバスを乗り継いでアクセスすることも可能です。特に、日本海の絶景を楽しめるJR五能線は、旅情があっておすすめですよ。
| エリア | 拠点駅 | アクセス方法 |
|---|---|---|
| 青森側(十二湖) | JR五能線「十二湖駅」 | 駅から弘南バス「奥十二湖」行きで約15分 |
| 青森側(暗門の滝) | JR「弘前駅」 | 駅から弘南バスで約90分(期間限定運行) |
| 秋田側(岳岱) | JR奥羽本線「二ツ井駅」 | 駅からタクシーで約50分(バスは本数が非常に少ない) |
バスは季節運行や本数が限られる場合が多いので、事前に時刻表をしっかり確認しておくことが重要です。
散策で必須の服装と持ち物リスト
「ちょっと散策するだけ」と油断は禁物。白神山地は山岳地帯なので、天候が変わりやすいです。しっかり準備して安全に楽しみましょう。
服装の基本
- 靴: スニーカーでも歩けるコースはありますが、理想は底が滑りにくいトレッキングシューズや登山靴です。足元の安全が第一。
- 服装: 吸湿・速乾性のある化学繊維のものが基本。綿素材は汗で濡れると乾きにくく、体を冷やすので避けた方が無難です。長袖・長ズボンで肌の露出を控え、虫刺されやケガを防ぎましょう。
- 上着: フリースや薄手のダウンなど、体温調節しやすい上着を一枚持っていくと安心です。
持ち物リスト
- □ 雨具(上下セパレートタイプのレインウェアが理想)
- □ 飲み物(スポーツドリンクや水など多めに)
- □ 行動食(お菓子やエナジーバーなど手軽に栄養補給できるもの)
- □ 熊鈴(熊との遭遇を避けるため)
- □ 虫除けスプレー、かゆみ止め
- □ 帽子、タオル、日焼け止め
- □ 小さなゴミ袋(ゴミは必ず持ち帰りましょう)
- □ 地図(スマートフォンの電波が届かない場所も多いです)
熊対策は必要?知っておくべきルール
はい、白神山地はツキノワグマの生息地なので、熊対策は必須です。過度に怖がる必要はありませんが、正しい知識を持って行動することが大切です。
- 音で知らせる: 熊鈴やラジオを携帯し、自分の存在を熊に知らせましょう。これが最も効果的な対策と言われています。
- 単独行動は避ける: なるべく複数人で、会話をしながら歩きましょう。
- 早朝・夕暮れは避ける: 熊が活発に行動する時間帯の散策は避けましょう。
- 食べ物の管理: 食べ物の匂いは熊を誘き寄せます。ゴミはもちろん、食べ残しも必ず密閉して持ち帰りましょう。
万が一、熊に遭遇してしまった場合は、慌てて大声を出したり、背中を見せて走って逃げたりせず、熊から目を離さずにゆっくりと後ずさりして距離をとりましょう。
観光拠点におすすめの宿泊エリア
白神山地をじっくり楽しむなら、近くに宿泊するのがおすすめです。目的に合わせて拠点を選んでみてください。
【青森県側】
- 弘前市周辺: アクセスの拠点として非常に便利。観光スポットも多く、ホテルの選択肢も豊富です。
- 鯵ヶ沢・深浦町エリア: 日本海に面しており、新鮮な海の幸を楽しめます。特に有名な「不老ふ死温泉」は、海に沈む夕日を見ながら入れる露天風呂が最高です。
- 西目屋村エリア: 暗門の滝など、白神山地の核心部に近いエリア。「アオーネ白神十二湖」など、自然に囲まれたコテージタイプの宿泊施設もあります。
【秋田県側】
- 能代市・藤里町エリア: 秋田側の観光拠点。静かな環境で、温泉宿なども点在しています。
世界遺産の核心地域へ入るには?
これまで紹介してきた十二湖や暗門の滝などは、実は世界遺産エリアの中でも「緩衝地域」と呼ばれる、比較的自由に散策できる場所です。白神山地には、より厳格に自然が保護されている「核心地域」が存在します。
この核心地域に入るには、原則として入山手続きが必要になります。決められた27のルートを通る場合に限り、事前に(または当日でも可)森林管理署などに「入山届」を提出することで立ち入ることができます。ガイドの同行が推奨されるルートも多く、登山上級者向けのエリアと言えます。
初めて白神山地を訪れる方は、まずは手続き不要で楽しめる十二湖や暗門の滝、岳岱などの緩衝地域やその周辺エリアを散策するのがおすすめです。それでも十分に、世界遺産の雄大な自然を体感できますよ。
まとめ:白神山地が何県かを知り旅を計画しよう
今回は、白神山地が何県にあるのかという疑問から、青森・秋田両県の魅力、そして具体的な観光情報までを詳しくご紹介しました。
白神山地は、青森と秋田にまたがる、ブナの原生林が息づく日本の宝です。手軽に散策できる十二湖から、本格的なトレッキングが必要な暗門の滝、そしてよりディープな自然が待つ秋田側エリアまで、その楽しみ方は様々です。ご自身の体力や旅のスタイルに合わせてエリアを選び、服装や持ち物などの準備をしっかり整えて、ぜひこの素晴らしい世界遺産を訪れてみてください。きっと忘れられない感動が待っているはずですよ。