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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
新しい年の幕開けを、関東平野を一望できる筑波山からの荘厳な初日の出で迎えたい。そう考えている方も多いのではないでしょうか。ですが、多くの人が同じことを考える元旦、一番の心配事はやはり当日の混雑状況ですよね。特に、駐車場の確保や周辺の交通規制の情報は事前に知っておきたいですし、筑波山名物のケーブルカーやロープウェイの待ち時間はどうなのか、登山で山頂を目指す場合の服装や必要な持ち物、そして何より初日の出の時間など、気になる点はたくさんあるかと思います。せっかくの一大イベント、準備不足で残念な思いはしたくないものです。
(筑波山)関連
この記事では、2026年の元旦に筑波山で最高の初日の出を見るために、皆さんが抱えるであろう様々な疑問や不安を解消していきます。混雑を上手に避け、スムーズに絶景スポットへたどり着くための具体的な方法を、私の経験も交えながら詳しく解説していきますね。
この記事でわかること
- 筑波山の初日の出時刻と混雑のピーク時間
- 駐車場が満車になる時間と確実な確保方法
- ケーブルカー・ロープウェイの元旦特別運行の詳細
- 氷点下の寒さ対策に必須の服装と持ち物リスト
2026年版|筑波山初日の出の混雑完全攻略

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まずは、多くの人が一番気になっているであろう基本的な情報から整理していきましょう。時間、駐車場、アクセス手段など、元旦の筑波山で初日の出を迎えるために最低限知っておくべきポイントをまとめました。ここをしっかり押さえるだけで、当日の行動がぐっと楽になりますよ。
2026年の初日の出の予想時間
2026年元旦、筑波山山頂での初日の出の時刻は、おおよそ午前6時45分頃と予想されます。ただし、これはあくまで目安の時間ですね。
天候や見る場所の標高によって、実際の時間は数分前後することがあります。特に、初日の出が地平線や雲の合間から顔を出す瞬間は、本当に一瞬です。この神々しい瞬間を逃さないためにも、遅くとも午前6時20分頃には観覧スポットに到着し、心の準備をしておくのがおすすめです。東の空が徐々に明るく色づいていく、マジックアワーのグラデーションも本当に美しいので、ぜひ早めにスタンバイして楽しんでください。
駐車場はいつ満車?場所と料金
筑波山の初日の出で最も熾烈な争奪戦となるのが、この駐車場です。結論から言うと、大晦日の深夜には満車になる可能性が非常に高いです。
筑波山周辺には主に4つの市営駐車場がありますが、初日の出を目指す人々で早い時間から埋まっていきます。例年の傾向を見ると、深夜0時から2時の間には、主要な駐車場はほぼ満車状態になると考えておいた方が良いでしょう。
筑波山周辺の主要駐車場リスト
| 駐車場名 | 収容台数 | 料金(普通車) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 市営第1駐車場 | 約230台 | 500円/回 | 筑波山神社に最も近い。一番人気で最初に満車になる。 |
| 市営第2駐車場 | 約30台 | 500円/回 | 規模が小さいため、すぐに埋まる可能性が高い。 |
| 市営第3駐車場 | 約160台 | 500円/回 | ケーブルカー宮脇駅に近く、登山者にも人気。 |
| 市営第4駐車場 | 約190台 | 500円/回 | ロープウェイつつじヶ丘駅に直結。こちらも激戦区。 |
※上記は通常期の情報です。料金や運営状況は変更される可能性があるため、お出かけ前に必ずつくば市の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
確実に車を停めたいのであれば、大晦日の22時~23時頃には現地に到着するくらいの意気込みが必要かもしれません。車内で仮眠を取るなど、長時間の待機を前提とした計画を立てることを強くおすすめします。
最適なアクセスと交通規制の情報
当日の混雑を考えると、公共交通機関の利用も非常に賢い選択肢です。
公共交通機関を利用する場合
つくばエクスプレス(TX)の「つくば駅」から、筑波山行きの臨時シャトルバス「筑波山頂(つつじヶ丘)行き」が運行されるのが通例です。深夜から早朝にかけて運行されるので、これを利用すれば駐車場の心配なくアクセスできます。
- ルート: TXつくば駅 → 筑波山神社入口 → つつじヶ丘(ロープウェイ乗り場)
- メリット: 駐車場の心配が不要。渋滞に巻き込まれるリスクが低い。
- デメリット: バスの時間に合わせて行動する必要がある。バスも混雑する。
マイカーを利用する場合
マイカーで向かう場合は、交通規制に注意が必要です。例年、元旦の未明から午前中にかけて、筑波山周辺道路(特に、つつじヶ丘へ向かう表筑波スカイラインなど)で一方通行規制が敷かれます。うっかり道を間違えると、目的地にたどり着けなくなる可能性もあるので、事前に規制区間と時間を必ず確認しておきましょう。
交通規制の情報は、茨城県警やつくば市のウェブサイトで年末に発表されます。出発前に必ず公式サイトで最新の情報をチェックし、ナビだけに頼らず、現地の交通誘導に従って走行してください。
ロープウェイの元旦特別運行について
筑波山の女体山山頂近くまでアクセスできる「筑波山ロープウェイ」は、初日の出に合わせて元旦特別運行を実施します。これを使えば、ほとんど歩かずに絶景スポットまで行けるので、小さな子供連れや登山に慣れていない方には特におすすめです。
- 運行時間(目安): 早朝4:30頃から運行開始
- 乗り場: つつじヶ丘駅
- 所要時間: 約6分
ただし、当然ながらロープウェイ乗り場は大変な混雑となります。運行開始前から長蛇の列ができ、ピーク時には1時間以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。初日の出の時間に間に合うように、乗りたい時間のさらに1時間以上前には列に並び始めるのが賢明かなと思います。
ケーブルカーは整理券が必要?
筑波山の中腹、御幸ヶ原(みゆきがはら)までアクセスできる「筑波山ケーブルカー」も、元旦は特別に早朝から運行されます。
- 運行時間(目安): 早朝4:30頃から運行開始
- 乗り場: 宮脇駅
- 所要時間: 約8分
ケーブルカーもロープウェイ同様に大変混雑します。過去には、あまりの混雑に対応するため、早朝の時間帯に乗車整理券が配布された年もありました。2026年に整理券が配布されるかどうかは未定ですが、その可能性があることは念頭に置いておきましょう。整理券が配布される場合、これを受け取れないと初日の出の時間までに乗車できないことも考えられます。こちらも早め早めの行動が吉ですね。
ロープウェイやケーブルカーの元旦特別運行に関する正確な時間、料金、整理券の有無などの詳細は、12月頃に筑波観光鉄道株式会社の公式サイトで発表されます。計画を立てる際は、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
筑波山初日の出の混雑を避けるための実践ガイド

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さて、基本的な情報を押さえたところで、次はより実践的な攻略法を見ていきましょう。混雑を少しでも避け、快適に初日の出を迎えるための具体的なアイデアや注意点をまとめました。自分に合ったスタイルを見つけて、最高の元旦を計画してくださいね。
登山で見るためのルートと注意点
「混雑する乗り物を待つくらいなら、自分の足で登りたい!」というアクティブな方には、登山での初日の出鑑賞がおすすめです。澄んだ冬の夜空の下、自分の力で登り切った山頂で見るご来光は、感動もひとしおですよ。
おすすめの登山ルート
- 御幸ヶ原(みゆきがはら)コース: ケーブルカー沿いを登る、最もポピュラーなコース。距離は短いですが、急な階段が続きます。所要時間は登りで約90分が目安です。
- 白雲橋(しらくもばし)コース: 筑波山神社から女体山山頂を目指すコース。奇岩や名所が点在し、変化に富んでいて楽しいルートです。所要時間は登りで約110分が目安です。
登山での注意点
元旦の深夜から早朝にかけての登山は、普段のハイキングとは全く異なります。以下の点に十分注意してください。
- ヘッドライトは必須: 周りは真っ暗です。必ず一人一つ、予備電池も忘れずに持参しましょう。スマートフォンのライトは代わりになりません。
- 防寒対策は万全に: 山頂は氷点下になります。低体温症のリスクもあるため、服装はこれでもかというくらい暖かくしてください。
- 路面の凍結: 日陰や岩場は凍結している可能性があります。滑りにくい登山靴はもちろん、念のためチェーンスパイクや軽アイゼンがあると安心です。
- 余裕を持った計画を: 暗闇の中での登山は、思った以上に時間がかかります。コースタイムに十分な余裕を持って出発しましょう。
氷点下でも安心な服装と持ち物
筑波山の山頂は、標高877mといえども冬の早朝は厳しい寒さです。気温が氷点下5度以下になることも想定し、万全の防寒対策で臨みましょう。
基本は「レイヤリング(重ね着)」
ただ厚着をするのではなく、機能の違う服を重ねる「レイヤリング」が基本です。
- ベースレイヤー(肌着): 汗を素早く乾かす化学繊維のものがおすすめ。汗冷えを防ぎます。
- ミドルレイヤー(中間着): フリースやダウンジャケットなど、保温性を担当する服。
- アウターレイヤー(上着): 風を防ぐ、防風・防水性のあるジャケット。
これを基本に、登山で汗をかくことを想定し、脱ぎ着して体温調節しやすいようにしておくと快適です。
必須の持ち物リスト
- □ 防寒着(ダウンジャケットなど)
- □ ニット帽・耳当て(頭と耳からの放熱を防ぐ)
- □ ネックウォーマー(首元を温めると体感温度が全然違います)
- □ 手袋(厚手のものや、インナーグローブとの重ね付けがおすすめ)
- □ 厚手の靴下(足元の冷えは禁物)
- □ 使い捨てカイロ(貼るタイプ、貼らないタイプ両方あると便利)
- □ 温かい飲み物(魔法瓶に入れて持っていくと最高です)
- □ ヘッドライト(登山しない場合も、駐車場から乗り場までの移動が暗いので役立ちます)
- □ レジャーシート・携帯座布団(地面からの冷えを防ぎ、待機時間が快適に)
- □ 軽食・行動食(待機中にお腹が空きます。チョコレートなどが手軽)
おすすめの観覧スポットはここ
筑波山にはいくつか初日の出スポットがありますが、それぞれ特徴があります。どこで見るか、事前に決めておくとスムーズですよ。
- 女体山山頂(877m): 最も人気があり、最も混雑するスポット。関東平野を一望でき、遮るものがないため最高のロケーションです。山頂は狭い岩場なので、場所取りは熾烈を極めます。
- 男体山山頂(871m): 女体山よりは少しだけ人が少ない傾向にあります。こちらも素晴らしい眺望が楽しめます。
- 御幸ヶ原: 男体山と女体山の間に広がる平坦な場所。山頂ほどの開放感はありませんが、売店やトイレがあり、比較的スペースに余裕を持って待機できます。初心者やファミリーにおすすめです。
- コマ展望台(ロープウェイ山頂駅): ロープウェイを降りてすぐの場所にある展望台。屋内からもガラス越しに見ることができるため、寒さが苦手な方にはありがたいスポットです。
個人的には、少し大変でもやはり女体山山頂からの眺めが一番の感動を味わえるかなと思います。ただし、混雑と寒さは覚悟の上で挑んでくださいね。
初心者でも安心!よくある質問
初めて筑波山で初日の出を見る方が疑問に思いそうな点をQ&A形式でまとめました。
- Q. 山頂のトイレは使えますか?
- A. はい、御幸ヶ原やつつじヶ丘駅、ケーブルカーの山頂駅などにトイレはあります。ただし、元旦の早朝は非常に混雑しますし、凍結防止のために閉鎖される可能性もゼロではありません。麓の駐車場や駅で済ませておくのが基本です。
- Q. 売店や食事処は営業していますか?
- A. 御幸ヶ原やつつじヶ丘の売店・食堂が、特別に早朝から営業している場合があります。温かい甘酒やおしるこ、そばなどを提供してくれることもあり、冷えた体には本当に染み渡ります。ただし、こちらも混雑は必至です。
- Q. 小さな子供を連れて行っても大丈夫?
- A. ロープウェイやケーブルカーを利用すれば、お子様連れでも大丈夫です。ただし、氷点下の寒さと長時間の待機はお子様にとって大きな負担になります。防寒対策は大人以上に万全にし、いつでも下山できる計画を立てておきましょう。無理は禁物です。
モデルプランでわかる当日の動き方
ここでは、パターン別の当日の動き方の例を時系列でご紹介します。ご自身の計画の参考にしてみてください。
【マイカー&ロープウェイ派】プラン
- 12/31 22:00|自宅出発
- 12/31 23:30|市営第4駐車場(つつじヶ丘)に到着、駐車。車内で仮眠。
- 1/1 03:30|起床。準備を整え、ロープウェイ乗り場の列に並び始める。
- 1/1 04:30|ロープウェイ運行開始。乗車し、女体山駅へ。
- 1/1 05:00|観覧スポット(女体山山頂など)で場所を確保し、日の出を待つ。
- 1/1 06:45|初日の出!
- 1/1 07:30|混雑を避け、少しゆっくりしてから下りのロープウェイに乗車。
【公共交通機関&登山派】プラン
- 1/1 01:00|つくばエクスプレスでつくば駅へ。
- 1/1 02:00|つくば駅発の臨時シャトルバスに乗車。
- 1/1 02:45|筑波山神社入口バス停で下車。準備運動。
- 1/1 03:00|白雲橋コースで登山開始。
- 1/1 05:00|女体山山頂に到着。場所を確保し、温かい飲み物で休憩。
- 1/1 06:45|初日の出!
- 1/1 08:00|下りはケーブルカーを利用して楽に下山。
必見!筑波山初日の出の混雑回避術
最後に、少しでも混雑を避けて快適に過ごすための裏ワザ的なポイントをいくつかご紹介します。
混雑回避のポイント
- あえて山頂を外す: 女体山・男体山山頂は最も混雑します。あえて中腹の「弁慶茶屋跡」周辺や、少しマイナーな見晴らしの良い場所を探すのも一つの手です。
- 日の出後の時間をずらす: 多くの人は初日の出を見たらすぐに下山を始めます。そのため、下りのロープウェイやケーブルカー、バスが非常に混雑します。山頂で温かい食事をとるなどして1時間ほど時間をずらすだけで、帰りの混雑が緩和されることがあります。
- 平日の初日の出を狙う: どうしても元旦にこだわる必要がなければ、1月2日や3日にずらすだけで混雑は劇的に解消されます。これも立派な「初日の出」です。
いかがでしたでしょうか。筑波山の初日の出は、確かに混雑や寒さなど大変な面もありますが、それを乗り越えた先には、忘れられないほどの絶景と感動が待っています。この記事を参考に、万全の準備で2026年の素晴らしいスタートを切ってくださいね!