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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
水の都ベネチアへの玄関口、マルコ・ポーロ空港に到着して、いよいよ市内へ！と心躍る瞬間ですが、同時に「サンタルチア駅までどうやって行くのが一番いいんだろう？」という疑問も湧いてきますよね。空港からの行き方を調べると、バスや水上バス、水上タクシーなど選択肢が多く、それぞれの料金や所要時間、チケットの買い方、さらにはスーツケースを持っての移動は大変じゃないかなど、気になる点が多いかなと思います。特に深夜や早朝の便で到着した場合のアクセス方法や、乗り場がどこにあるのかは、事前に把握しておきたい重要なポイントです。この記事では、そんなあなたの不安を解消し、ベネチア空港からサンタルチア駅までのアクセス方法を分かりやすく解説していきます。
（ベネチア）関連
この記事でわかること
- 空港から駅までの主要な5つのアクセス方法
- 料金・時間・快適さで比較した最適な選び方
- 各種交通機関のチケット購入方法と乗り場
- 深夜や早朝に利用できる移動手段
ベネチア空港からサンタルチア駅への行き方5選を徹底比較
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ベネチア・マルコ・ポーロ空港（VCE）から、本土とベネチア本島を結ぶ玄関口であるサンタルチア駅へ向かうには、大きく分けて陸路と海路の2つのルートがあります。それぞれに特徴があるので、料金、時間、快適さなどを比較しながら、ご自身の旅のスタイルに合った方法を見つけていきましょう！
ATVOなどベネチア空港バスのチケットと乗り場
空港からベネチア本島のローマ広場（Piazzale Roma）まで、乗り換えなしで直行できる最も手軽で分かりやすい方法が、このATVO社のエクスプレスバスです。私も初めてベネチアを訪れたときは、このバスを利用しました。大きなスーツケースがあっても、バス下部のトランクに預けられるのでとても楽でしたね。
特徴とメリット
最大のメリットは、空港からローマ広場までノンストップで約20分という速さと、運行本数の多さです。日中は20〜30分間隔で運行しているので、空港に到着してから長時間待つことも少ないかなと思います。料金も比較的安価で、コストパフォーマンスに優れています。
ATVOバスのポイント
- 所要時間: 約20分
- 料金（片道）: 10ユーロ程度
- 運行間隔: 20〜30分に1本
- メリット: 速い、安い、スーツケースを預けられる
- デメリット: ローマ広場から駅までさらに移動が必要
チケット売り場と乗り場
チケットは、空港到着ロビーにあるATVOの券売機や有人カウンターで購入できます。券売機は日本語表示も選択できるので安心ですね。事前にオンラインで購入しておくことも可能です。
バス乗り場は、空港の到着ロビーを出てすぐの場所にあります。「VENEZIA」と書かれた青いバスが目印です。乗車前に、バス乗り場近くにある刻印機でチケットを打刻するのを忘れないようにしましょう。
チケットの打刻忘れに注意！
イタリアの公共交通機関では、乗車前にチケットを刻印機に通して利用開始日時を記録する必要があります。これを忘れると、有効なチケットを持っていても罰金の対象となることがあるので、必ず乗る前に打刻してくださいね。
ベネチア空港から市内へ行くACTV路線バス
ATVOのエクスプレスバスとほぼ同じルートを走るのが、ベネチア市交通局（ACTV）が運営する路線バスの5番系統（AeroBus）です。こちらも空港とローマ広場を結んでいます。
特徴と料金
ATVOとの大きな違いは、こちらは路線バスなので途中にいくつかのバス停に停車する点です。そのため、所要時間はATVOより少し長く、約30〜35分ほどかかります。料金はATVOとほぼ同じか少し安いくらいですね。
もし、ベネチア滞在中に水上バス（ヴァポレット）を頻繁に利用する予定があるなら、空港バスとヴァポレットの乗り放題券がセットになったチケットを購入すると、かなりお得になる場合があります。旅行の計画に合わせて検討してみるのがおすすめです。
ヴァポレット乗り放題券とのセットがお得！
ACTVでは、時間制の交通カード（ツーリスト・トラベルカード）を販売しており、これに空港バスの往復料金を追加するオプションがあります。例えば「24時間券＋空港バス往復」といった形です。これ一枚でベネチア本島や周辺の島々（ムラーノ島、ブラーノ島など）のヴァポレットが乗り放題になるので、アクティブに観光する方には最適解かもしれません。
乗り場と注意点
乗り場はATVOバスと同じく、空港到着ロビーを出た先にあります。オレンジ色のバスが目印です。チケットも到着ロビーの券売機やタバコ屋（Tabacchi）などで購入できます。こちらも乗車前の打刻は必須です。
アリラグナ水上バスの乗り場と航路
「せっかくベネチアに来たのだから、空港から船で移動したい！」という方にぴったりなのが、アリラグナ（Alilaguna）社の水上バスです。空港から直接、ベネチア本島の各所にアクセスできるユニークな交通手段ですね。
乗り場と航路
アリラグナの乗り場は、空港ターミナルから少し歩いた場所にあります。到着ロビーを出てから、屋根付きの通路を徒歩で約7〜10分ほど移動します。スーツケースを押しながらだと少し遠く感じるかもしれません。
サンタルチア駅に直接行く航路はありませんが、リアルト橋やサン・マルコ広場など、主要な観光スポット近くの停留所に停まります。もしホテルがこれらのエリアにある場合は、非常に便利な選択肢になります。
サンタルチア駅へ向かう場合は、駅に近い「グーリエ（Guglie）」や「リアルト（Rialto）」で下船し、そこから徒歩またはヴァポレットに乗り換える必要があります。
アリラグナ水上バスのポイント
- 所要時間: 約60分〜（目的地による）
- 料金（片道）: 15ユーロ程度
- メリット: ベネチアらしい船での移動が楽しめる、主要観光地に直接アクセス可能
- デメリット: 時間がかかる、料金がバスより高い、駅から離れた場所に到着する
優雅に移動！ベネチア水上タクシーの料金
快適さとプライベート感を最優先するなら、水上タクシーが最高の選択肢です。空港の船着場から、サンタルチア駅近くのホテルや目的地まで、ダイレクトにアクセスできる唯一の方法と言えるでしょう。
料金とメリット
最大のメリットは、その圧倒的な利便性と速さです。重いスーツケースを持って橋を渡り歩く必要がなく、目的地までドア・ツー・ドア（正確には桟橋から桟橋ですが）で移動できます。所要時間も約30分と非常に速いです。
ただし、その分料金は非常に高額になります。1艘あたりの料金なので、人数が多ければ割安にはなりますが、それでも1人あたりの負担は大きめです。
水上タクシーの料金目安
空港から市内中心部までの料金は、1艘あたり120〜150ユーロ程度が目安です。深夜料金や荷物の数によって追加料金がかかる場合もあります。利用する際は、乗船前に必ず料金を確認することをおすすめします。正確な料金は、利用するタクシー会社や時期によって変動しますので、あくまで一般的な目安としてお考えください。
グループ旅行やハネムーンなど、特別な旅行のスタートには、少し奮発して水上タクシーを選ぶのも素敵な思い出になるかもしれませんね。
ローマ広場からサンタルチア駅への徒歩とヴァポレット
ATVOバスやACTVバスを利用した場合、終点のローマ広場からサンタルチア駅までは、もう一息の移動が必要です。方法は大きく2つあります。
徒歩で移動
ローマ広場からサンタルチア駅までは、「カルトラヴァ橋」という近代的なデザインの大きな橋を渡るだけです。距離はそれほどなく、徒歩で5〜10分もあれば到着します。ただし、この橋は階段になっているため、重いスーツケースを持っていると上り下りがかなり大変です。体力に自信がない方や荷物が多い方には少し厳しいかもしれません。
ヴァポレット（水上バス）で移動
楽に移動したい場合は、ローマ広場の船着場からヴァポレットを利用するのがおすすめです。サンタルチア駅前の「Ferrovia」という停留所までは、1駅、わずか数分で到着します。ほとんどの路線が停車するので、来た船に乗れば大丈夫なことが多いですが、念のため行き先を確認してから乗船しましょう。料金は1回券だと高めなので、滞在中に使う乗り放題券をここで購入して使い始めるのが効率的ですね。
目的別！ベネチア空港からサンタルチア駅への最適解
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ここまで5つの方法をご紹介してきましたが、「結局どれがいいの？」と思う方もいるかもしれません。そこで、旅の目的別に最適なアクセス方法をまとめてみました。
【料金重視】最も安く移動する方法は？
ACTV路線バス ＋ 徒歩
とにかく費用を抑えたいという方には、ACTVの5番バスでローマ広場まで行き、そこからサンタルチア駅まで歩くルートが最も安上がりです。荷物が少なく、体力に自信がある方向けの選択肢ですね。
【時間重視】一番早くアクセスできる方法は？
水上タクシー または ATVOエクスプレスバス
最も速いのは、渋滞知らずの水上タクシーで、約30分でダイレクトにアクセスできます。ただし料金は最高額です。
コストとのバランスを考えるなら、ATVOエクスプレスバスが最適解。ローマ広場までノンストップで約20分、そこから駅まで徒歩やヴァポレットで移動しても、合計で30〜40分ほどで到着できるでしょう。
【快適さ重視】スーツケースを持っていても楽な方法
水上タクシー または ATVOエクスプレスバス ＋ ヴァポレット
究極の快適さを求めるなら、やはり水上タクシーです。荷物を持って歩く距離が最小限で済みます。
現実的な選択肢としては、空港からローマ広場までATVOバスを利用し、大きな荷物をトランクに預け、ローマ広場からはヴァポレットで駅まで移動するルートがおすすめです。これなら、大変な橋の階段をスーツケースを持って上り下りする必要がありません。
ベネチア空港の深夜・早朝アクセス術
深夜や早朝に空港に到着・出発する場合、交通手段が限られてきます。
- バス（ATVO/ACTV）: 最終便や始発便に合わせて、深夜・早朝も運行していることが多いです。ただし、日中よりも本数は格段に減るので、事前に公式サイトで時刻表を必ず確認してください。
- 水上タクシー: 24時間運行していますが、深夜・早朝は割増料金がかかります。
- アリラグナ: 深夜・早朝の運行はほとんどないと考えてよいでしょう。
深夜・早朝の移動は事前確認が必須
フライトの時間によっては、利用できる交通手段が限られます。特にLCCなどを利用する場合は、移動手段の確保が重要になります。各交通機関の公式サイトで最新の時刻表を確認し、計画を立てておくことを強く推奨します。
乗り換えなしで駅まで行ける唯一の方法
厳密に言うと、ベネチア空港からサンタルチア駅の「目の前」まで乗り換えなしで行ける公共交通機関は存在しません。
最も「乗り換えなし」に近いのは、ATVOまたはACTVのバスでローマ広場まで行き、そこから徒歩で移動する方法です。バスを降りてから歩く距離は短いですが、橋を渡るというワンアクションが入ります。
プライベートな移動手段である水上タクシーであれば、空港から駅近くの船着場までダイレクトにアクセス可能です。これが唯一の「ほぼ乗り換えなし」と言えるかもしれません。
まとめ｜旅に合うベネチア空港からサンタルチア駅の選択肢
今回は、ベネチア・マルコ・ポーロ空港からサンタルチア駅へのアクセス方法を5つご紹介しました。
あなたに合う移動方法は？
- 安さと分かりやすさなら: ATVOエクスプレスバス
- ベネチアらしさを楽しむなら: アリラグナ水上バス
- 速さと快適さを求めるなら: 水上タクシー
- コストを最優先するなら: ACTV路線バス＋徒歩
それぞれの交通手段にメリット・デメリットがあります。ご自身の予算、時間、荷物の量、そしてどんな風にベネチアの旅を始めたいかに合わせて、最適な方法を選んでみてください。個人的には、コストと時間のバランスが良いATVOバスが、多くの人にとってベストな選択肢になるかなと思います。
この記事が、あなたのベネチア旅行の計画に少しでも役立てば嬉しいです。あなたの旅が、最高の思い出になりますように！