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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「K」です。
世界遺産・厳島神社を参拝した後、せっかくだから宮島屈指のパワースポット、大聖院にも足を延ばしてみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。でも、厳島神社から大聖院への徒歩での行き方やルート、気になる所要時間、地図を見てもいまいちピンとこない坂道や階段はきついのか、といった不安もありますよね。また、無料送迎バスの存在も気になるポイントかもしれません。
(厳島神社)関連
この記事では、実際に私が歩いて確かめた厳島神社から大聖院までのアクセス方法を、写真の代わりに情景が目に浮かぶような詳しい解説でお届けします。この記事を読めば、あなたにぴったりのルートを選んで、迷うことなく大聖院までたどり着けるようになりますよ。
この記事でわかること
- 厳島神社から大聖院への2つの徒歩ルートと所要時間
- 坂道や階段の実際の大変さ
- 大聖院の必見の見どころと御朱印情報
- 徒歩が不安な方向けの無料送迎バスについて
厳島神社から大聖院への徒歩ルート完全ガイド

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厳島神社を満喫したあと、いよいよ大聖院へ。実は、厳島神社の出口から大聖院へ向かう道は、主に2つのルートがあるんです。どちらを選ぶかで、道中の雰囲気や時間も少し変わってきます。ここでは、それぞれのルートの詳細から、気になる坂道のことまで、あなたの不安を解消していきますね。
厳島神社出口からの2つのルート
厳島神社の参拝を終え、出口(高舞台の西側)を出ると、大聖院へ向かう道のりが始まります。どちらのルートも魅力的ですが、特徴を知って自分に合った道を選んでみてください。
①風情あふれる「滝小路」ルート
まず一つ目は、出口からまっすぐ進む「滝小路(たきのこうじ)」を通るルートです。こちらは最短ルートで、大聖院への案内看板も出ているので最も分かりやすいかなと思います。
白壁の塀が続く、とても静かで趣のある小道なんです。まるで昔にタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。道の途中には、宮島歴史民俗資料館などもあり、宮島の歴史に触れながら歩くことができます。
②賑わいを少し感じる「町家通り」経由ルート
もう一つのルートは、一度お土産物屋さんが並ぶ通りまで出てから向かうルートです。厳島神社の出口を出て、少しだけ参道を戻る形になりますが、すぐに左へ曲がれる道があります。そこから「町家通り」という通りを少し歩いてから大聖院へ向かうことになります。
滝小路に比べると少しだけ遠回りになりますが、古民家を改装したカフェやお洒落なお店が点在しているので、寄り道を楽しみながら歩きたい方にはおすすめです。活気のある表参道商店街とはまた違った、落ち着いた街並みを楽しめるのが魅力ですね。
ルート別の所要時間と距離の目安
それぞれのルートで、実際に歩くとどれくらいの時間がかかるのか、気になりますよね。一般的な大人の足で歩いた場合の目安をまとめてみました。
| ルート | 所要時間(目安) | 距離(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ①滝小路ルート | 約5分~7分 | 約300m | 最短・静かで風情がある |
| ②町家通り経由ルート | 約10分~15分 | 約600m | 少し遠回り・お店などがあり散策が楽しい |
上記の時間は、あくまで歩くことだけに集中した場合の目安です。途中で景色を楽しんだり、写真を撮ったりする時間も考慮して、少し余裕を持った計画を立てるのがおすすめですよ。
坂道や大聖院の階段はきつい?
「徒歩で行きたいけど、坂道や階段が大変じゃないか…」これは多くの方が心配されるポイントだと思います。
結論から言うと、大聖院の手前までは比較的ゆるやかな上り坂が続きます。息が切れるほど急な坂道というわけではないので、普段から少し歩き慣れている方なら問題ないレベルかなと思います。
ただし、一番の頑張りどころは、大聖院の入り口である「仁王門」へ続く最後の石段ですね。ここは少し段数があるので、一気に上ると少し息が上がるかもしれません。自分のペースで、ゆっくりと上ることを心がけてください。階段の途中には、お地蔵さまが並んでいたりするので、景色を楽しみながら休憩するのも良いですよ。
体力に自信のない方や足腰が不安な方へ
ベビーカーをご利用の方や、ご年配の方など、階段の上り下りに不安がある場合は、無理は禁物です。後述する無料送迎バスの利用も検討してみてくださいね。
宮島の徒歩ルートで見逃せない景色
厳島神社から大聖院への道中は、ただの移動時間ではありません。宮島ならではの美しい景色がたくさん詰まっています。
滝小路ルートでは、白い土塀と緑のコントラストが美しい、静寂に包まれた小径が続きます。時折、人力車が通り過ぎる風景もまた絵になります。道の脇を流れる小川のせせらぎに耳を澄ませながら歩くと、心が洗われるような気持ちになりますよ。
一方、町家通り経由のルートでは、昔ながらの日本の家屋が並ぶ、どこか懐かしい風景が広がります。軒先に飾られたお花や、こだわりのありそうなお店の看板を眺めながら歩くのも楽しいひと時です。ふと路地裏を覗くと、思わぬ発見があるかもしれません。
徒歩が不安な方向けの無料バス
「やっぱり坂道や階段はちょっと…」という方のために、大聖院では無料の送迎バスを運行していることがあります。
乗り場は、厳島神社を出て少し歩いた、大鳥居が見える広場のあたりが一般的です。ただし、このバスは定期運行ではなく、不定期での運行となることが多いようです。また、行事などで運行していない日もあるかもしれません。
利用を考えている場合は、事前に大聖院へ直接電話で問い合わせて、当日の運行状況を確認するのが最も確実です。
【連絡先】
大聖院 電話番号: 0829-44-0111
※お問い合わせの際は、番号をよくお確かめください。
最新の情報や詳細については、ご自身で公式サイト等をご確認いただくようお願いいたします。
厳島神社から大聖院へ徒歩で訪れるべき魅力

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少しだけ頑張って歩いてでも訪れてほしい大聖院。そこには、厳島神社とはまた違った、深く、そして多彩な魅力が待っています。なぜ多くの人がこの場所に惹きつけられるのか、その理由を探っていきましょう。
大聖院の必見の見どころを紹介
大聖院は宮島で最も歴史の古いお寺で、境内には本当にたくさんの見どころが点在しています。すべてを見て回ると時間がいくらあっても足りないくらいですが、ここでは「これだけは見ておきたい!」というスポットをいくつかご紹介しますね。
五百羅漢庭園
仁王門をくぐると、様々な表情をしたお地蔵さま(羅漢さま)がずらりと並んでいます。一つとして同じ顔はなく、喜んでいたり、悲しんでいたり、穏やかだったり。自分に似た顔の羅漢さまが見つかるとも言われています。ぜひ、お気に入りの一体を探してみてください。
遍照窟(へんじょうくつ)
大師堂の地下にある、神秘的な空間です。中には四国八十八ヶ所の本尊が祀られており、ここを一周すると四国八十八ヶ所巡りをしたのと同じご利益があると言われています。薄暗い堂内に無数の灯籠が輝く光景は、とても幻想的で心が落ち着きます。
勅願堂(ちょくがんどう)
豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に、戦勝と航海の安全を祈願して建てたとされるお堂です。本尊である「波切不動明王」は、秀吉の御座船の守り本尊だったと伝えられています。堂内の天井に描かれた龍の絵も迫力満点です。
摩尼殿(まにでん)
弥山の守護神である三鬼大権現(さんきだいごんげん)が祀られているお堂で、崖の上に建つ舞台造りの建物は圧巻です。ここからの眺めも素晴らしく、宮島の自然を一望できます。お堂の前には「摩尼車」があり、これを回すと経典を読んだのと同じ功徳が得られるそうです。
この他にも、触るとご利益があると言われる「たらちね観音」や、可愛らしいリラックマのお守りなど、ユニークな見どころも満載です。時間をかけてゆっくり散策してみてくださいね。
宮島屈指のパワースポットを巡る
大聖院は、真言宗御室派(おむろは)の大本山であり、古くから宮島で最も格式の高い寺院とされてきました。平安時代に弘法大師・空海が弥山を開いた際に創建されたと伝えられる霊場で、境内全体が強力なパワースポットとして知られています。
特に、空海が灯した火が1200年以上経った今も燃え続けていると言われる弥山の「消えずの霊火」は、大聖院にある観音堂の「消えずの火」として分火されています。この火で沸かした霊水を飲むと、万病に効くと言われているんですよ。
境内を歩いているだけで、清らかな空気に心が洗われ、不思議と力が湧いてくるような感覚になるかもしれません。厳島神社とはまた違った、山岳信仰の厳かなエネルギーを感じてみてください。
大聖院の拝観料と参拝時間
これだけ見どころ満載の大聖院ですが、なんと拝観料は無料です。宮島を訪れたなら、気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイントですね。
- 拝観時間: 午前8時 ~ 午後5時
- 拝観料: 無料
時間は年中無休ですが、行事などによって変更になる可能性もあります。訪れる前には、念のため公式サイトなどで最新情報を確認することをおすすめします。
種類も豊富!大聖院の御朱印
大聖院は、御朱印の種類が豊富なことでも知られています。御朱印集めをされている方にとっては、たまらない場所ではないでしょうか。
勅願堂の「波切不動明王」や、観音堂の「十一面観世音菩薩」など、複数の御朱印をいただくことができます。また、季節限定の御朱印や、可愛らしいイラストが入ったアートな御朱印が登場することもあるようです。
御朱印は、観音堂近くの納経所でいただけます。オリジナルデザインの御朱印帳も数種類用意されているので、これを機に御朱印集めを始めてみるのも素敵ですね。
宮島観光の半日モデルコース
厳島神社と大聖院を効率よく楽しむための、半日モデルコースの一例を考えてみました。宮島観光の参考にしてみてください。
【約4時間】厳島神社と大聖院を満喫コース
- 宮島桟橋に到着
フェリーを降りたら、まずは鹿さんたちにご挨拶。 - 表参道商店街を散策(約40分)
名物の揚げもみじや焼き牡蠣を食べ歩き。 - 厳島神社を参拝(約60分)
潮の満ち引きを確認しながら、朱色に輝く社殿をゆっくり見学。 - 徒歩で大聖院へ移動(約10分)
風情ある滝小路を抜けて向かいます。 - 大聖院を参拝(約70分)
五百羅漢や遍照窟など、見どころをじっくり巡ります。 - カフェで休憩 or 帰路へ(約50分)
町家通りのお洒落なカフェで一休みしてから、桟橋へ戻ります。
これはあくまで一例です。弥山ロープウェイに乗って絶景を楽しんだり、水族館(みやじマリン)に立ち寄ったりと、あなたの興味に合わせて自由にアレンジしてくださいね。
厳島神社から大聖院への徒歩観光まとめ
今回は、厳島神社から大聖院への徒歩ルートについて、詳しくご紹介しました。
2つのルートはどちらも魅力的ですが、時間がない方や分かりやすさを重視するなら「滝小路ルート」、散策や街並みも楽しみたいなら「町家通り経由ルート」がおすすめです。最後の階段は少し頑張りが必要ですが、それを乗り越えた先には、素晴らしい景色と心が清められるような空間が待っています。
徒歩で移動するからこそ感じられる宮島の風情や、路地裏の小さな発見も旅の醍醐味です。この記事を参考に、あなたの宮島観光がさらに思い出深いものになれば嬉しいです。