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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「K」です。
世界遺産でもある厳島神社、せっかく訪れるなら後悔しないように満喫したいですよね。ですが、旅行の計画を立てる上で多くの人が悩むのが、厳島神社の観光に必要な所要時間ではないでしょうか。参拝だけなら時間はどのくらい見積もればいいのか、御朱印や宝物館も回るなら滞在時間は変わってくるのか、気になりますよね。さらに、干潮と満潮の時間も考慮して、海に浮かぶ大鳥居と陸に降り立った大鳥居の両方を見るためのモデルコースや、ランチを含めたスケジュール、もし弥山まで足を延ばすなら全部で何時間くらい見ておけば安心なのか、具体的な目安が知りたいという方も多いと思います。この記事では、そんなあなたの疑問にしっかりお答えし、旅のスタイルに合わせた最適な観光プランを立てるお手伝いをします。
(厳島神社)関連
この記事でわかること
- 目的やスタイル別の観光所要時間の具体的な目安
- 潮の満ち引き(満潮・干潮)に合わせた計画の立て方
- 週末などの混雑を上手に避けてスムーズに観光するコツ
- 子連れや体力に自信がない方が無理なく楽しむためのポイント
目的別に見る厳島神社の観光所要時間

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厳島神社とひと口に言っても、その楽しみ方は人それぞれ。ここでは「どこまで見たいか」「何をしたいか」という目的別に、具体的な所要時間の目安を紹介していきますね。ご自身の旅のスタイルに合わせて、計画の参考にしてみてください。
参拝のみの所要時間は30分から
まずはシンプルに、厳島神社の社殿内を参拝するだけの場合。このケースなら、所要時間はおよそ30分~45分を見ておけば十分かなと思います。
入口で拝観受付を済ませ、東廻廊から客神社、朝座屋、そして本社本殿や高舞台、平舞台を巡り、西廻廊から出口へ、というメインルートを歩く時間です。もちろん、これはあくまでスムーズに進んだ場合の目安。週末や連休などは入口が混雑することもあるので、少し余裕を持って1時間ほど考えておくと、焦らずに美しい社殿の雰囲気を味わえるのでおすすめです。
写真撮影の時間も忘れずに!
厳島神社はどこを切り取っても絵になる場所ばかり。特に平舞台から大鳥居を望む景色は定番の撮影スポットです。写真撮影にこだわりたい方は、プラス15分~30分ほど時間を追加しておくと安心ですね。
宝物館や御朱印を含めた時間の目安
厳島神社の参拝に加えて、平家納経などの国宝が収められている「宝物館」も見学したい、そして「御朱印」もいただきたいという場合は、もう少し時間が必要になります。
宝物館は、厳島神社の出口から歩いてすぐの場所にあります。展示品の量にもよりますが、じっくり鑑賞すると30分~40分程度かかります。歴史好きの方なら、あっという間に時間が過ぎてしまうかもしれません。
また、御朱印は3カ所でいただくことができますが、特に土日祝日は行列ができることも珍しくありません。待ち時間として15分~30分以上かかる可能性も考慮しておきましょう。
これらを合計すると、参拝+宝物館+御朱印で、所要時間は1時間半~2時間半ほどが目安になります。
弥山登山を含める場合の所要時間
宮島のもう一つのハイライト、霊峰「弥山(みせん)」まで足を延ばすなら、これはもう半日以上の計画になりますね。神々が宿るとされる弥山からの景色はまさに絶景です。
登山といっても、多くの場合は「宮島ロープウエー」を利用するのが一般的です。このロープウエーを使うルートでの所要時間は以下のようになります。
- 厳島神社からロープウエー乗り場(紅葉谷駅)まで:徒歩約15分(無料送迎バスもあり)
- ロープウエー乗車時間:乗り継ぎ含め約15分
- 終点(獅子岩駅)から弥山山頂まで:徒歩約30分~40分
- 山頂での休憩や散策:30分~1時間
往復の時間や待ち時間も考慮すると、弥山観光だけで最低でも3時間~4時間は必要です。厳島神社の参拝と合わせるなら、合計で5時間以上は見ておきたいところ。体力に自信がある方なら、下山は登山道を歩いてみるのも良い経験になると思いますよ。
弥山登山は時間に余裕を持って!
弥山山頂までの道は整備されていますが、階段や坂道が続くため、歩きやすい靴は必須です。また、ロープウエーの最終便の時間も必ず確認し、日没までに下山できるよう、時間に十分な余裕を持った計画を立ててくださいね。
宮島観光全体の所要時間は半日以上
ここまでは厳島神社と弥山に絞ってお話ししましたが、宮島の魅力はそれだけではありません。宮島に渡ったら、表参道商店街での食べ歩きやランチ、お土産探しも絶対に外せない楽しみですよね。
名物のあなごめしを味わったり、焼きたてのもみじ饅頭や揚げもみじを食べたり、可愛い鹿のグッズを探したり…こうした時間を含めると、あっという間に1~2時間は過ぎてしまいます。
つまり、厳島神社を参拝し、宮島のグルメやお土産探しも満喫するなら、最低でも4~5時間、つまり半日は滞在時間として確保しておくのがおすすめです。弥山登山も加えるなら、朝から夕方まで楽しむ丸一日コースで計画するのがベストですね。
時間帯別のおすすめモデルコース
ここまで紹介した所要時間を元に、具体的なモデルコースを2つほど考えてみました。ご自身の滞在時間に合わせてアレンジしてみてください。
【半日満喫コース】(約4時間)
宮島のハイライトを効率よく巡る、定番のコースです。午前中に訪れるのが比較的空いていておすすめです。
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 9:00 | 宮島口からフェリーで宮島へ到着 |
| 9:30 | 厳島神社参拝(満潮の時間帯を狙うのがおすすめ) |
| 10:30 | 五重塔、千畳閣を見学 |
| 11:30 | 表参道商店街でランチ&食べ歩き(あなごめし、牡蠣など) |
| 13:00 | お土産探しをして、宮島を出発 |
【1日じっくりコース】(約7~8時間)
弥山からの絶景まで満喫する、宮島の魅力を余すことなく味わう欲張りコースです。
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 9:00 | 宮島へ到着後、先に弥山へ。ロープウエーで山頂を目指す |
| 12:30 | 下山後、表参道商店街で少し遅めのランチ |
| 14:00 | 厳島神社参拝(干潮の時間帯なら大鳥居の近くまで行ける) |
| 15:30 | 宝物館を見学、またはカフェで休憩 |
| 16:30 | お土産探しや食べ歩きを楽しみ、宮島を出発 |
厳島神社の所要時間を決める重要ポイント

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さて、目的別の所要時間がわかったところで、次は計画を立てる上での重要なポイントを見ていきましょう。特に潮の時間は厳島神社観光の満足度を大きく左右するので、しっかりチェックしてくださいね。
潮見表の確認は必須!満潮と干潮の時間
厳島神社観光で絶対に欠かせないのが「潮見表」のチェックです。なぜなら、潮の満ち引きによって神社の表情がガラリと変わるから。
- 満潮時:社殿や大鳥居が海に浮かんでいるかのような神秘的な光景が広がります。これぞ厳島神社!という景色を見たいなら、満潮の時間を狙いましょう。
- 干潮時:潮が引くと、なんと大鳥居の根元まで歩いて行けるようになります。鳥居の巨大さを間近で体感できる貴重な機会です。
満潮と干潮は、おおよそ6時間ごとに繰り返されます。もし両方の景色を楽しみたいのであれば、宮島での滞在時間を最低でも6時間以上確保するのが理想的です。例えば、満潮の2時間前に到着し、海に浮かぶ社殿を参拝。その後、ランチや弥山観光などをしている間に潮が引き、干潮時に大鳥居の麓へ…というプランが組めます。
潮見表はどこで確認できる?
潮の満ち引きの時間は毎日変わります。事前に「宮島観光協会」などの公式サイトで公開されている潮見表を必ず確認し、訪れる日の満潮・干潮時刻を把握しておきましょう。
混雑する時期や時間帯と回避策
世界遺産であり、日本有数の観光地である厳島神社は、やはり多くの人で賑わいます。特に混雑するのは以下の時期や時間帯です。
- 混雑する時期:ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、3連休、紅葉シーズン(11月中旬~下旬)の週末
- 混雑する時間帯:午前10時頃から午後3時頃
この時間帯は、参拝受付に行列ができたり、社殿内の廻廊が人で渋滞したりすることも。ゆっくりと自分のペースで観光したい場合は、いくつかの回避策があります。
一番のおすすめは、朝一番に訪れること。開門直後の早朝や、午前9時前であれば、まだ観光客も少なく、静かで荘厳な雰囲気を存分に味わうことができます。あるいは、閉門間際の夕方を狙うのも一つの手です。平日に休みが取れるなら、平日を狙うのが最も確実な方法ですね。
夜のライトアップ鑑賞にかかる時間
日中の姿とはまた違う、幻想的な厳島神社の表情を見せてくれるのが夜のライトアップです。日没から23時頃まで、大鳥居や社殿が美しく照らし出されます。
ライトアップは神社の中から見ることはできず、外から鑑賞する形になります。ただ眺めるだけなら時間はそれほどかかりませんが、おすすめはナイトクルーズ(遊覧船)です。船上からライトアップされた大鳥居に接近でき、特別な体験ができます。遊覧船の所要時間は30分程度です。
このライトアップをゆっくり楽しむなら、やはり宮島に宿泊するのが一番です。観光客が少なくなった夜の静かな参道を歩きながら眺めるライトアップは、日帰りでは味わえない格別な時間ですよ。
子連れや高齢者の場合の所要時間の目安
小さなお子様連れの方や、ご高齢の方と一緒に観光する場合は、通常の所要時間にプラスして最低でも1時間以上の余裕を見ておくことをおすすめします。
宮島は意外と歩く距離が長いですし、厳島神社の社殿内も階段や段差がいくつかあります。こまめに休憩を挟んだり、お子様のペースに合わせたりすることを考えると、時間は多めに見積もっておくに越したことはありません。
バリアフリー情報について
厳島神社の社殿内にはスロープなども設置されていますが、一部通行が難しい場所もあります。車椅子での拝観を計画されている場合は、事前に神社へ問い合わせておくと、よりスムーズに見学できるかと思います。
また、弥山登山は体力が必要になるため、無理は禁物です。ロープウエー乗り場までの坂道も考慮し、当日の体調とよく相談して計画を立ててくださいね。
計画的な厳島神社観光の所要時間まとめ
ここまで、厳島神社の観光所要時間について様々な角度から見てきました。最後に、計画を立てる上でのポイントをまとめておきます。
旅の計画3つのポイント
- まずは目的を決める!:参拝だけか、弥山まで行くか、食べ歩きも楽しむか、で必要な時間は大きく変わります。
- 潮見表のチェックは絶対に!:「海に浮かぶ社殿」と「歩いて渡れる大鳥居」、どちらを見たいか(あるいは両方か)で訪れる時間帯を決めましょう。
- 時間に余裕を持つ!:混雑や予期せぬ発見も旅の醍醐味。スケジュールを詰め込みすぎず、ゆとりを持ったプランが満足度を高めるコツです。
厳島神社は、ただ訪れるだけでなく、その背景にある歴史や自然を感じながら巡ることで、より深く心に残る体験ができる場所だと思います。この記事を参考に、あなたにとって最高の宮島旅行を計画してみてくださいね。
※この記事で紹介している所要時間は、あくまで一般的な目安です。混雑状況や個人のペースによって変動します。
※拝観時間や料金、イベントなどの最新情報は、必ず事前に厳島神社の公式サイト等でご確認くださいますようお願いいたします。