
イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
世界遺産・厳島神社への旅行を計画する時、特に車で行く場合に多くの人が悩むのがフェリーの利用方法ではないでしょうか。車ごとフェリーに乗せて宮島へ渡るべきか、それとも宮島口の駐車場に車を停めて人のみで渡るべきか。フェリーの料金はいくらなのか、予約は必要なのか、そもそも車ごと渡るメリットやデメリットって何だろう、など気になることはたくさんありますよね。さらに、宮島口周辺の駐車場情報、特に料金相場や予約の可否、島内の交通事情や車での移動のしやすさまで、考え始めるとキリがないかもしれません。実は私も、初めて車で宮島を訪れた際には同じような疑問で頭を悩ませました。
(厳島神社)関連
この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消するために、私の経験も踏まえながら、フェリーに車を乗せる場合の料金比較から、宮島口周辺のおすすめ駐車場、そして最終的にどちらの選択があなたの旅に合っているのかを徹底的に解説していきます。ぜひ、あなたの宮島旅行計画の参考にしてくださいね。
この記事でわかること
- フェリーに車を乗せる料金と宮島口駐車場の料金比較
- 宮島へ車で渡ることのリアルなメリット・デメリット
- 宮島口周辺の駐車場相場と満車時の対策
- あなたの旅のスタイルに合った最適なアクセス方法
厳島神社へフェリーで車ごと渡る?完全ガイド

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
宮島へ車で行く計画を立てる時、最初の大きな分かれ道が「フェリーに車を乗せて島に渡るか、それとも宮島口の駐車場に停めて人のみで渡るか」ですよね。ここでは、車ごとフェリーに乗る場合の料金や予約、時刻表など、気になる情報を詳しく解説していきます。どちらが自分の旅に合っているか、じっくり比較検討してみてください。
JRと松大汽船のフェリー車料金を比較
宮島口から宮島へ車を運べるカーフェリーは、「JR西日本宮島フェリー」と「宮島松大汽船」の2社が運航しています。どちらの会社も料金は同じで、車の長さ(車検証に記載)によって決まります。この料金には、運転手1名分の旅客運賃が含まれているのがポイントですね。
自動車航送運賃(片道)
| 自動車の長さ | 料金(運転手1名分込) |
|---|---|
| 3m未満 | 1,200円 |
| 3m以上4m未満 | 1,700円 |
| 4m以上5m未満 | 2,200円 |
| 5m以上6m未満 | 2,700円 |
※上記は2024年6月時点の一般的な乗用車の料金目安です。料金は改定される可能性があるため、ご利用の際は必ず各フェリー会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
例えば、一般的なコンパクトカー(4m未満)なら片道1,700円、往復で3,400円。ミニバン(5m未満)なら片道2,200円、往復で4,400円が目安になります。これに同乗者の運賃が別途必要になる、という計算ですね。
宮島カーフェリーの予約はできる?
これが一番気になるところかもしれませんが、結論から言うと、宮島カーフェリーの予約はできません。
どちらのフェリー会社も、利用は当日の先着順となります。そのため、ゴールデンウィークやお盆休み、三連休、紅葉シーズンなどの繁忙期には、フェリー乗り場が車で長蛇の列になることも珍しくありません。私も紅葉シーズンの週末に訪れた際、フェリーに乗るまでに30分以上待った経験があります。
繁忙期の注意点
特に混雑が予想される日に車を乗せる予定なら、時間に十分な余裕を持つことが大切です。可能であれば、朝早い便を狙うなど、行動を工夫することを強くおすすめします。
車も乗れるフェリー時刻表と大鳥居便
フェリーの運行時間は、季節によって多少変動しますが、おおむね朝の6時台から夜の22時台まで運航しています。日中の時間帯は、2社合わせて15分〜20分間隔で頻繁に出航しているので、それほど待ち時間を気にすることなく利用できるのが嬉しいですね。
ここで知っておきたいのが、JRフェリーが運航する「大鳥居便」の存在です。これは、宮島へ向かう際に、海上に浮かぶ大鳥居に最も接近するルートを通ってくれる特別な便なんです。
大鳥居便を狙ってみよう!
大鳥居便は、9:10から16:10までの間の毎時10分、30分、50分に宮島口を出発する便が対象です。追加料金は不要なので、時間を合わせてこの便に乗れば、海上から大鳥居をバックに最高の記念写真が撮れるかもしれませんよ。
ただし、時刻表は天候や季節によって変更されることがあります。お出かけ前には、必ず公式サイトで最新の運行状況を確認するようにしてくださいね。
宮島への車乗り入れメリット・デメリット
さて、料金や乗り方がわかったところで、そもそも車を宮島に持ち込むことのメリットとデメリットを整理してみましょう。これが、あなたの判断の大きな助けになるはずです。
メリット
- 荷物の持ち運びが楽:小さなお子さんがいる家族や、キャンプ用品など大きな荷物がある場合には圧倒的に便利です。
- 天候に左右されにくい:雨の日でも、車があれば濡れる心配なく移動できます。
- 行動範囲が広がる:厳島神社周辺だけでなく、島の奥にある包ヶ浦自然公園や杉之浦など、公共交通機関では行きにくい場所にも気軽にアクセスできます。
- 高齢者や足の不自由な方がいても安心:長距離を歩くのが難しい同行者がいる場合、車での移動は大きな助けになります。
デメリット
- 料金が割高:宮島口の駐車場(1日1,000円程度)に比べて、往復のフェリー代はかなり高くなります。
- 道が非常に狭い:厳島神社や表参道商店街周辺は道が狭く、一方通行や車両進入禁止の区域も多いため、運転には非常に気を使います。
- 駐車場が少ない:島内の駐車場は数も少なく、特に観光中心部はすぐ満車になってしまいます。駐車場探しに時間を取られる可能性も。
- 観光客が多くて危険:日中は多くの観光客が道を歩いているため、人混みの中を運転するのはかなりのストレスになります。
宮島観光での車移動は便利?島内事情
メリット・デメリットを踏まえた上で、実際の島内での車の使い勝手についてお話ししますね。正直なところ、厳島神社や表参道商店街といった主要な観光スポットを巡るだけなら、車はかえって不便になることが多いというのが私の実感です。
これらのエリアは徒歩で十分に見て回れる広さですし、何より道が狭くて観光客でごった返しているため、車で近づくこと自体が難しいんです。せっかく車で渡っても、結局は少し離れた駐車場に停めて歩くことになるケースがほとんどだと思います。
車を持ち込むのが本当に便利になるのは、以下のような特定のケースかなと思います。
車での乗り入れがおすすめのケース
- 宮島水族館(みやじマリン)の近くや、島の奥地にあるホテルや旅館に宿泊する場合
- 包ヶ浦自然公園でキャンプやバーベキューを楽しむ目的がある場合
- 体力的に長時間の歩行が困難な方を伴う旅行の場合
日帰りでサクッと厳島神社周辺を観光したい、というスタイルの場合は、車は宮島口に置いていく方が賢明かもしれません。
厳島神社へは車を駐車!フェリーが賢い選択

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
多くの場合、宮島観光は車を宮島口の駐車場に停めて、人のみでフェリーに乗るのが最もスムーズでストレスフリーな選択肢かもしれません。ここでは、宮島口周辺の駐車場情報や、気になる料金相場などを詳しく見ていきましょう。賢く駐車場を選んで、快適な宮島観光を楽しんでくださいね。
宮島口駐車場の料金相場と予約の可否
宮島口フェリー乗り場周辺には、多くのコインパーキングがあります。料金相場は、1日あたり1,000円前後が目安です。「24時間最大料金」が設定されているところが多いので、時間を気にせずゆっくり観光できるのが魅力ですね。
ただし、週末や連休はどこも満車になりがち。そんな時に便利なのが、駐車場の予約サービスです。
- akippa(あきっぱ)
- 特P(とくぴー)
これらのサービスを使えば、個人の空きスペースや提携駐車場を事前予約できます。料金も比較的安価な場合が多く、何より「駐車場を探し回る」というストレスから解放されるのが最大のメリット。私も繁忙期に宮島を訪れる際は、事前に予約しておくことが多いです。
フェリー乗り場から少し離れると料金が安くなる傾向があります。少し歩いても大丈夫という方は、少し広範囲で探してみるのも一つの手ですよ。
満車でも安心!周辺駐車場と車中泊情報
もし予約をしていなくて、いざ到着したら満車だった…という場合でも、慌てないでください。宮島口桟橋から徒歩5〜15分圏内に、大小さまざまな駐車場が点在しています。少し歩けば空いている駐車場が見つかる可能性は高いです。
また、最近話題の車中泊についてですが、宮島口周辺の一般的なコインパーキングでの車中泊は、原則として禁止またはグレーゾーンです。トラブルを避けるためにも、車中泊が公認されている「RVパーク」などを利用するのが安心ですね。
車中泊の注意
駐車場での長時間の滞在や、アイドリング、ゴミの放置などはマナー違反となります。ルールを守って、気持ちよく利用しましょう。正確な情報は、各駐車場の管理会社や公式サイトで必ず確認してください。
障害者用駐車場の利用について
宮島口周辺の市営駐車場などには、障害者用の駐車スペースが設けられています。また、多くの駐車場で障害者手帳を提示すると、駐車料金の割引を受けられる制度があります。
フェリー運賃についても、JR・松大汽船ともに障害者割引が適用されます。利用条件などの詳細は、事前に各社の公式サイトで確認しておくことをおすすめします。誰もが快適に旅行を楽しめるよう、こうした制度を上手に活用したいですね。
よくある質問:同乗者の運賃は?
これは車をフェリーに乗せる際に意外と忘れがちな点です。先ほども少し触れましたが、車の航送運賃に含まれているのは運転手1名分の運賃のみです。
助手席や後部座席に乗っている同乗者は、別途、人数分の旅客運賃が必要になります。切符売り場で車の運賃を支払う際に、同乗者の人数を伝えて一緒に支払うようにしましょう。
- 大人(中学生以上):片道180円
- 小人(小学生):片道90円
この追加料金も考慮して、駐車場代と比較検討することが大切ですね。
よくある質問:結局、車は持ち込むべき?
ここまで色々な情報をお伝えしてきましたが、結局のところ「私の場合はどうなの?」と思われる方も多いでしょう。最終的な判断のために、旅のスタイル別におすすめをまとめてみました。
こんな人には【車の持ち込み】がおすすめ!
- 島内の宿泊施設に泊まり、そこが中心部から離れている
- キャンプや釣りなど、たくさんの荷物を持って島へ渡りたい
- 足腰に不安のあるお年寄りや、小さなお子様連れの旅行
- 厳島神社だけでなく、包ヶ浦自然公園など島全体を巡りたい
こんな人には【宮島口に駐車】がおすすめ!
- 日帰りで厳島神社や表参道商店街をメインに観光したい
- 旅行費用を少しでも安く抑えたい
- 狭い道や人混みでの運転は避けたい、ストレスなく楽しみたい
- 身軽な荷物で、自分のペースで散策を楽しみたい
あなたの旅行計画と照らし合わせて、どちらがより快適な旅になりそうか考えてみてくださいね。
まとめ:厳島神社へ車とフェリーの最適解
厳島神社へ車で行く際のフェリー利用について、さまざまな角度から解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
車ごとフェリーで渡る方法は、荷物が多い場合や行動範囲を広げたい場合に非常に便利ですが、その一方で料金の高さや島内での運転のしづらさといったデメリットも存在します。対して、宮島口の駐車場を利用する方法は、コストを抑えられ、身軽に主要観光地を散策したい多くの日帰り観光客にとって最適な選択肢と言えるかもしれません。
最終的にどちらを選ぶかは、あなたの旅の目的、メンバー構成、そして予算によって変わってきます。それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解した上で、ご自身のスタイルに合った最高のプランを立ててください。
この記事が、あなたの宮島旅行の計画に少しでも役立てば、私にとってこれ以上嬉しいことはありません。どうぞ、素敵な宮島の旅をお楽しみください!