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「次の休みに八ヶ岳へ行こう!」そう決めたものの、ふと手が止まる。「ところで、八ヶ岳って山梨と長野、どっちから行くのが正解なんだろう?」あなたも今、まさにそんな疑問を抱えていませんか?
そもそも八ヶ岳はどこにあるのか、住所で言うと何市になるのか、正確に知っている方は意外と少ないかもしれませんね。「八ヶ岳は何県ですか?」と聞かれれば、答えは「両方」なのですが、それでは旅の計画は進みません。
ご安心ください。この記事では、あなたのそんなモヤモヤをすべて解消します。八ヶ岳の本当の魅力や、多くの人を惹きつける人気の理由は何か。初心者でも楽しめる人気の登山コースから、思わず息をのむ絶景スポット、そして地元の人に愛される穴場スポットまで、八ヶ岳周辺観光の楽しみ方を余すところなくご紹介します。
洗練されたおしゃれスポットを巡る観光モデルコースも用意しましたので、きっとあなたにぴったりの旅のスタイルが見つかるはず。さあ、一緒に八ヶ岳の奥深い世界へ、一歩踏み出してみましょう。
この記事でわかること
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八ヶ岳における山梨側と長野側の魅力や雰囲気の違い
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八ヶ岳がまたがる両県の具体的なエリアや市町村
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登山や絶景巡りなど目的別に合わせた楽しみ方
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自分にぴったりのエリア選びと観光モデルコース
八ヶ岳は山梨・長野どっちの領域?知られざる歴史と両県の魅力に迫る
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そもそも八ヶ岳はどこにある?山梨県と長野県の県境にまたがる雄大な姿
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八ヶ岳という名の由来とは?歴史を探る「なぜ八ヶ岳?」のミステリー
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八ヶ岳の魅力と人気の理由とは?登山者から観光客まで惹きつける地域の特徴
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【山梨サイドの八ヶ岳】清里・野辺山エリア(北杜市)は何市に属する?その住所と特色
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【長野サイドの八ヶ岳】諏訪・茅野エリア(茅野市・諏訪郡)の特色とアクセス方法
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「山梨県は田舎ですか?」の答えはここにある!八ヶ岳南麓のおしゃれスポットと洗練された魅力
そもそも八ヶ岳はどこにある?山梨県と長野県の県境にまたがる雄大な姿

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まず、最も基本的な疑問「八ヶ岳はどこにあるか」にお答えしましょう。八ヶ岳連峰は、本州のほぼ中央に位置し、その広大な山域は山梨県と長野県の二県にまたがっています。具体的には、山梨県の北西部と長野県の中東部にまたがる南北約30kmにも及ぶ火山群の総称なのです。
一つの山を指す言葉ではなく、数多くの峰々が集まって形成されているのが八ヶ岳。このため「山梨県と長野県の県境にある山は?」と問われれば、まさに八ヶ岳がその代表格と言えるでしょう。大きく分けると、主峰の赤岳(2,899m)をはじめ、横岳、硫黄岳など険しい岩峰が連なる「南八ヶ岳」と、縞枯山や北横岳など、比較的なだらかで深い針葉樹林と神秘的な池が点在する「北八ヶ岳」に区分されます。この南北で異なる景観こそが、八ヶ岳の大きな魅力の一つであり、訪れる人々を飽きさせない理由なのです。八ヶ岳のどこを訪れるかによって、全く異なる自然の表情に出会える。まずは、このスケール感を心に留めておくと、旅の計画がより一層楽しくなります。
八ヶ岳という名の由来とは?歴史を探る「なぜ八ヶ岳?」のミステリー
八ヶ岳という名前を聞いて、多くの人が「八つの峰があるからだろう」と想像するかもしれません。しかし、実際に連なる峰の数はそれ以上。では、なぜ八ヶ岳なのでしょうか。この名の由来には、いくつかの説があり、その背景には人々の信仰や伝説が息づいています。
一つの有力な説は、「八」という数字が単なる数ではなく、「たくさん」や「聖なる数」を意味するというものです。古来、日本では「八百万の神々」や「大和八州」のように、「八」を縁起の良い、あるいは多いことを示す言葉として用いてきました。数多くの峰々が連なる様子から、この名が付けられたと考えるのは自然なことでしょう。
一方で、もっとドラマチックな伝説も残されています。それは、日本の象徴である富士山との背比べ神話。昔々、八ヶ岳と富士山がどちらが高いかを競った際、八ヶ岳の方が高かったそうです。しかし、それに腹を立てた富士山が八ヶ岳を蹴り飛ばしたため、八ヶ岳の山頂は八つに砕け散ってしまった、というのです。この神話は、山々を人格化し、自然への畏敬の念を抱いていた古の人々の世界観を伝えてくれます。「なぜ八ヶ岳?」という問いは、私たちを古代の物語へと誘う、ロマンあふれる入り口なのです。
八ヶ岳の魅力と人気の理由とは?登山者から観光客まで惹きつける地域の特徴
八ヶ岳がこれほどまでに多くの人々を惹きつけてやまないのはなぜでしょうか。その人気の理由は、単に美しい自然景観だけにとどまりません。八ヶ岳地域が持つ特徴は、訪れる人の目的や世代を選ばない、懐の深さにあります。
まず、登山者にとっては、まさに聖地。前述の通り、北八ヶ岳の穏やかなトレイルから、南八ヶ岳のアルパインクライミングが楽しめる険しい岩稜まで、初心者から熟練者までを満足させる多彩なコースが揃っています。首都圏からのアクセスの良さも、多くの登山愛好家を惹きつける大きな要因でしょう。
しかし、山の魅力は頂を目指す者だけのものではありません。麓に広がる高原エリアは、夏の冷涼な気候が避暑地として最適。清らかな水と澄んだ空気で育まれた高原野菜や果物、新鮮な牛乳から作られる乳製品は絶品です。また、温泉地が点在し、旅の疲れを癒してくれます。近年では、洗練されたレストランやカフェ、個性的な美術館や工房も増え、自然の中で感性を磨きたい人々にとっても魅力的なデスティネーションとなっています。このように、アクティブな冒険から、心穏やかな休日、そして美食やアートを堪能する旅まで、あらゆるスタイルの旅行者を受け入れてくれる。これこそが、八ヶ岳の普遍的な魅力であり、人気の理由なのです。
【山梨サイドの八ヶ岳】清里・野辺山エリア(北杜市)は何市に属する?その住所と特色

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さて、ここからは県ごとの魅力に迫ります。まず南麓に広がる山梨県側の八ヶ岳エリア。「八ヶ岳は何市にありますか?」という問いに対して、山梨県側は主に「北杜市(ほくとし)」がその舞台となります。住所で言えば、山梨県北杜市清里、大泉町、高根町などが八ヶ岳南麓地域にあたります。
山梨側の特色は、何と言ってもその明るく開放的な雰囲気でしょう。日照時間が日本一とも言われるこの地域は、どこまでも広がる青い空と、南アルプスや富士山を望む雄大なパノラマが広がります。特に清里エリアは、1970年代から80年代にかけて若者文化の中心地として一世を風靡した歴史を持ち、今もペンションやソフトクリーム、牧場といったどこかメルヘンでノスタルジックな雰囲気が漂います。
一方で、JR鉄道最高地点がある野辺山高原は、国立天文台が設置されるほど空気が澄み、夜には満天の星が降り注ぎます。近年では、こうした豊かな自然環境に惹かれて移住するアーティストやクリエイターも多く、洗練されたギャラリーや工房が点在しているのも特徴です。太陽の光を全身で浴びながら、アクティブに過ごしたい。そんな方には山梨県側の八ヶ岳が心地よく感じられるはずです。
【長野サイドの八ヶ岳】諏訪・茅野エリア(茅野市・諏訪郡)の特色とアクセス方法
次に、八ヶ岳の西麓から北麓にかけて広がる長野県側のエリアを見てみましょう。こちらの玄関口となるのは、主に「茅野市(ちのし)」や、原村、富士見町からなる「諏訪郡(すわぐん)」です。東京方面からであれば、中央自動車道の諏訪南ICや小淵沢IC(小淵沢ICは県境に位置します)が主なアクセスポイントとなります。
長野県側の特色は、山梨の「陽」に対して「陰」と表現できるかもしれません。もちろん暗いという意味ではなく、しっとりと落ち着いた、静かで神秘的な雰囲気が魅力です。特に北八ヶ岳エリアは、日本三大原生林の一つに数えられる深い森が広がり、白駒の池や御射鹿池(みしゃかいけ)に代表されるように、苔むした風景はまるで異世界に迷い込んだかのよう。
蓼科(たてしな)高原や白樺湖周辺は、古くからの温泉地やリゾート地として発展してきた歴史があり、上品で落ち着いた大人の休日を過ごすのに最適です。山野草の宝庫でもあり、季節ごとに可憐な花々が咲き誇る様子を眺めながらのハイキングは格別。静寂の中でじっくりと自然と向き合いたい、心穏やかな時間を過ごしたいと願う旅人にとって、長野県側の八ヶ岳は最高の選択肢となるでしょう。
「山梨県は田舎ですか?」の答えはここにある!八ヶ岳南麓のおしゃれスポットと洗練された魅力
時折、「山梨県は田舎ですか?」という少し意地悪な質問を耳にすることがあります。この問いに、八ヶ岳南麓の風景は最高の答えを与えてくれるでしょう。もし「田舎」という言葉が、不便で何もない場所を指すのであれば、答えは明確に「ノー」です。
確かに、ここには豊かな自然があります。しかし、それは単なる手つかずの自然ではありません。八ヶ岳南麓、特に山梨県側の北杜市エリアは、その自然環境を最大限に活かしつつ、非常に洗練された文化が根付いている場所なのです。例えば、標高1,900mから絶景を望む「清里テラス」のようなリゾート施設。あるいは、世界的な現代アートを展示する美術館や、こだわりのパンを焼くベーカリー、地元の食材を活かした上質なイタリアンレストランが点在しています。
週末にもなれば、地元の新鮮な野菜やクラフト作品が並ぶマルシェが開かれ、多くの人で賑わいます。ここにあるのは、都会の喧騒から離れ、自然と共に豊かに暮らすという、新しいライフスタイル。それは決して「田舎」という一言では片付けられない、上質で洗練された魅力に満ちています。八ヶ岳南麓を訪れれば、その心地よい空気感にきっと誰もが納得するはずです。
八ヶ岳観光は山梨と長野、どっちから攻める?目的別モデルコースと楽しみ方ガイド
さて、八ヶ岳が山梨と長野、それぞれに異なる魅力を持つことをご理解いただけたでしょうか。ここからは、より実践的な話に移ります。「では、実際に旅行するなら、どっちから攻めるのがいいの?」という、あなたの次の疑問にお答えしていきましょう。
答えは、「あなたの旅の目的によります」。アクティブに絶景を楽しみたいのか、静かに自然と語り合いたいのか。誰と、どんな時間を過ごしたいのか。ここでは、あなたのスタイルに合わせた目的別の楽しみ方とモデルコースをご提案します。このガイドを参考に、あなただけの完璧な八ヶ岳旅行を計画してみてください。
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初心者から上級者まで!八ヶ岳登山の人気コースとおすすめ登山ルート
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八ヶ岳の絶景スポットを巡る旅!感動間違いなしのおすすめ展望地
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八ヶ岳周辺観光の決定版!家族で楽しめる穴場スポットからグルメまで
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デートにも最適!八ヶ岳周辺のおしゃれスポットを巡る観光モデルコース
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八ヶ岳は結局どちらの県?という疑問に終止符!両県を満喫する周遊プラン
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旅行時に超便利!山梨側・長野側それぞれの拠点と宿泊施設の選び方
- 結論:八ヶ岳は山梨と長野どっちも魅力的、旅のポイント総まとめ
初心者から上級者まで!八ヶ岳登山の人気コースとおすすめ登山ルート

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八ヶ岳登山の最大の魅力は、その懐の深さ。自分のレベルやその日の体調に合わせて、多彩なコースから選べる点にあります。
まず登山初心者やファミリーには、北八ヶ岳がおすすめです。特に人気なのが「北横岳(きたよこだけ)」ルート。坪庭ロープウェイを使えば一気に標高2,237mまで上がれるため、比較的手軽に本格的な高山の雰囲気を味わえます。往復3時間ほどで、美しい縞枯現象や溶岩台地など、非日常の景色が楽しめます。
もう少し歩きたい中級者の方には、南八ヶ岳の「硫黄岳」はいかがでしょうか。桜平登山口から入れば、危険な箇所も少なく、比較的安全に南八ヶ岳のダイナミックな稜線に立つことができます。爆裂火口跡の迫力は圧巻の一言。
そして、体力と技術に自信のある上級者なら、誰もが憧れる主峰「赤岳」を目指すルートに挑戦する価値があります。美濃戸口から入山し、行者小屋を経て急峻な岩場を登るコースは、まさにアルピニズムの醍醐味。山頂から360度見渡す大パノラマは、すべての苦労を忘れさせてくれるほどの感動を与えてくれます。どのコースを選ぶにせよ、事前の計画と準備を怠らないことが、安全で楽しい登山の鍵となります。
八ヶ岳の絶景スポットを巡る旅!感動間違いなしのおすすめ展望地
「登山は少しハードルが高いけれど、八ヶ岳の絶景は楽しみたい」という方もご安心ください。車やリフトを使って、誰でも気軽に訪れることができる絶景スポットが数多く存在します。
山梨県側で絶対に外せないのが、サンメドウズ清里の山頂にある「清里テラス」。標高1,900mのウッドデッキに置かれたソファに寝転びながら、目の前に広がる富士山や南アルプスの大パノラマを眺める時間は、まさに天空の特等席。この上ない贅沢なひとときを過ごせます。
一方、長野県側でおすすめしたいのが「富士見パノラマリゾート」。ゴンドラで山頂駅まで行くと、入笠山(にゅうかさやま)のハイキングが楽しめ、四季折々の高山植物が出迎えてくれます。ここから望む八ヶ岳連峰の姿もまた格別で、特に秋の紅葉シーズンは息をのむ美しさです。
また、県境エリアの「まきば公園」も人気のスポット。広大な牧草地でのんびりと過ごす牛や羊の向こうに八ヶ岳がそびえる牧歌的な風景は、心を和ませてくれます。これらの場所なら、小さなお子様からご年配の方まで、誰もが安全に八ヶ岳の雄大さを体感できるでしょう。
八ヶ岳周辺観光の決定版!家族で楽しめる穴場スポットからグルメまで
八ヶ岳周辺観光の魅力は、大人だけでなく子供も夢中になれるスポットが満載なことです。家族旅行を計画しているなら、ぜひこれらの場所を訪れてみてください。
山梨県側なら、アニメの世界が広がる「ハイジの村」が定番の人気。美しい庭園や動物とのふれあいは、子供たちにとって忘れられない思い出になるはずです。また、少し穴場的なスポットとしておすすめなのが、大泉町にある「滝沢牧場」。乗馬体験や乳しぼり、トラクター遊覧など、牧場ならではのアクティビティが豊富で、一日中飽きることなく楽しめます。
長野県側では、原村にある「八ヶ岳自然文化園」がおすすめです。広大な敷地内にはプラネタリウムやアスレチックがあり、自然について学びながら思いきり体を動かせます。
そして、八ヶ岳観光のもう一つの楽しみがグルメ。道沿いには新鮮な野菜や果物が並ぶ直売所がたくさんあります。自分で採ったとうもろこしの味は格別ですし、地元産の牛乳を使ったソフトクリームやチーズは、絶対に味わってほしい逸品。有名観光地だけでなく、こうした地元の味覚を探して巡るのも、家族旅行の醍醐味ではないでしょうか。
デートにも最適!八ヶ岳周辺のおしゃれスポットを巡る観光モデルコース

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自然豊かな八ヶ岳は、実はロマンチックなデートにもぴったりの場所。洗練されたおしゃれスポットを巡る、大人な観光モデルコースをご提案します。
まずは山梨県側からスタート。小淵沢にある「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」のピーマン通りで、ヨーロッパの街並みのような美しい回廊を散策しながらショッピング。その後、清里の「萌木の村」へ向かい、オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」で美しい音色に耳を傾けたり、メリーゴーラウンドに乗って童心に返るのも素敵です。ランチは、森の中に佇む隠れ家的なレストランで、地元素材をふんだんに使った料理を堪能しましょう。
午後は長野県側に足を延ばし、原村にある「八ヶ岳美術館」で地元ゆかりのアーティストの作品に触れてみてはいかがでしょうか。夕食後は、標高の高い場所へ車を走らせ、満天の星空を眺める。街の明かりが届かない八ヶ岳の夜空は、まるで天然のプラネタリウム。都会では決して味わえない、静かで贅沢な時間が二人の距離をぐっと縮めてくれるはずです。自然とアート、そして美食が織りなすこのコースは、きっと特別な思い出を紡いでくれることでしょう。
八ヶ岳は結局どちらの県?という疑問に終止符!両県を満喫する周遊プラン
ここまで読んでくださったあなたは、もう「八ヶ岳は長野と山梨のどちらにありますか?」という問いに対して、単純な答えを求めないはずです。そうです、八ヶ岳の本当の魅力を知るには、どちらか一方を選ぶのではなく、両方の県を巡るのが一番。
例えば、1泊2日の周遊プランを考えてみましょう。1日目は中央道・小淵沢ICで降りて、まずは山梨県側の清里・野辺山エリアへ。清里テラスで絶景を楽しみ、牧場で動物とふれあい、美味しいソフトクリームを味わいます。宿泊は、開放的な南麓のペンションやリゾートホテルで。
2日目は、八ヶ岳高原ラインや鉢巻道路といった絶景ルートをドライブしながら長野県側へ。しっとりとした北八ヶ岳の森を散策し、白駒の池の神秘的な雰囲気に浸ります。帰りは中央道・諏訪南ICから。こうすれば、たった2日間で八ヶ岳が持つ「陽」と「陰」の両方の魅力を効率よく満喫することが可能です。県境を意識せず、自由に移動できるのが八ヶ岳周遊の醍醐味。ぜひ、あなただけのオリジナルルートで、この広大なエリアを遊び尽くしてください。
旅行時に超便利!山梨側・長野側それぞれの拠点と宿泊施設の選び方
最後に、八ヶ岳旅行を計画する上で非常に便利な、拠点選びと宿泊施設についてのアドバイスです。どこを拠点にするかで、旅の快適さや行動範囲が大きく変わってきます。
山梨県側をメインに楽しみたいなら、JR小淵沢駅や清里駅周辺が便利です。特に小淵沢は特急あずさの停車駅であり、中央道のICも近いため、車でも公共交通機関でもアクセス抜群。周辺にはリゾートホテルから温泉旅館、個性的なペンションまで宿泊施設の選択肢が豊富です。アクティブに動きたい方、明るい雰囲気が好きな方におすすめの拠点です。
一方、長野県側で静かに過ごしたいなら、茅野駅や、原村、富士見高原エリアが拠点となります。特に原村は「日本で最も美しい村」連合にも加盟しており、落ち着いた雰囲気のペンションや貸別荘が多く、長期滞在にも向いています。北八ヶ岳の登山やトレッキングをメインに考えているなら、このエリアを拠点にすると移動がスムーズでしょう。
旅の目的(登山、観光、静養など)と、好みの雰囲気(開放的か、静かか)を考えて拠点と宿を選べば、あなたの八ヶ岳旅行はより一層充実したものになるはずです。
結論:八ヶ岳は山梨と長野どっちも魅力的、旅のポイント総まとめ
ポイント
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八ヶ岳は山梨県と長野県の県境にまたがる火山群の総称である
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名の由来は実際の峰の数ではなく、神話や「多数」を意味する説が有力だ
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南八ヶ岳は険しい岩峰、北八ヶ岳は穏やかな森と苔の世界が広がる
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山梨側の魅力は、日照時間が長く明るく開放的な雰囲気にある
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長野側の魅力は、しっとりと落ち着いた神秘的な自然景観だ
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山梨側は主に北杜市、長野側は主に茅野市や諏訪郡に属する
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登山道は初心者向けから上級者向けまで非常に多彩である
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ロープウェイ等で気軽にアクセスできる絶景テラスや展望台も多い
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清里や蓼科高原には洗練されたおしゃれなカフェや施設が点在する
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高原野菜や乳製品といった、その土地ならではのグルメは必食だ
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家族旅行では牧場体験、デートでは美術館巡りなども楽しめる
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目的や好みの雰囲気に合わせて山梨側か長野側か拠点を選ぶべきだ
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どちらか一方に絞らず、両県を巡る周遊プランもおすすめである
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小淵沢ICや諏訪南ICを起点にドライブ計画を立てると効率的だ
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八ヶ岳の本当の魅力は、二つの県の個性が融合している点にある