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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「K」です。
今度のお休みに多摩動物公園へ行こうかなと考えている時、「せっかくなら、ここでしか見られない特別な動物に会いたい!」と思いますよね。でも、多摩動物公園にしかいない動物について調べてみると、かつて日本でここだけにいたタスマニアデビルは今どうなっているのか、人気のコアラは本当に多摩動物公園だけの動物なのか、といった疑問が湧いてきませんか。さらに、野生の馬であるモウコノウマや、遠吠えが聞けるかもしれないタイリクオオカミ、神秘的に光る昆虫のグローワームなど、気になる動物の情報はたくさんあります。そして、あの広い園内をどうやって回るか、便利なシャトルバスの存在も知っておきたいところです。この記事では、そんなあなたの疑問にしっかりお答えし、多摩動物公園の魅力を最大限に楽しむための情報をお届けします。
この記事でわかること
- 多摩動物公園だけで会える希少な動物たち
- 動物たちの生き生きとした姿を見るための観察のコツ
- 広い園内を効率よく楽しむためのアクセス情報
- 訪問前後に知っておくと面白さが倍増する豆知識
今会える!多摩動物公園にしかいない動物たち

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それではさっそく、現在(2024年時点)の日本で、多摩動物公園を訪れないと会うことができない、とってもレアな動物たちをご紹介しますね。彼らのユニークな魅力や見どころを知って、会いに行く準備を万全にしましょう!
野生の姿!モウコノウマの迫力
多摩動物公園の広大な敷地を活かしたアジア園で、まず注目したいのがモウコノウマです。この馬、実は現在地球上で唯一現存する野生の馬なんですね。一度は野生で絶滅してしまったという、非常にドラマチックな歴史を持っています。
世界中の動物園が協力して繁殖に取り組み、野生に戻すプロジェクトが進められてきました。多摩動物公園もその重要な拠点の一つなんです。ここで彼らに会うことは、種の保存という大切な取り組みに触れることでもあるんですね。
実際に見てみると、サラブレッドのようなスマートな馬とは違って、ずんぐりとしていて足が太く、いかにも野生!という力強さを感じます。ピンと立った短いタテガミも特徴的ですよ。群れでのびのびと過ごす姿は、本当に迫力満点です。
必聴!タイリクオオカミの遠吠え
次に紹介したいのが、タイリクオオカミです。実は、日本の動物園でタイリクオオカミの群れを見られるのは、この多摩動物公園だけなんです。オオカミは「パック」と呼ばれる家族の群れで生活する、非常に社会性の高い動物。そのリアルな生態を間近で観察できるのは、本当に貴重な体験だと思います。
そして、タイリクオオカミといえば、なんといっても「遠吠え」ですね。これは仲間とのコミュニケーションや縄張りを主張するための行動なんですが、あの独特の響きは、一度聞いたら忘れられません。運が良ければ、園内に響き渡る迫力満点の遠吠えを聞くことができるかもしれませんよ。
遠吠えのチャンスはいつ?
必ず聞けるわけではありませんが、オオカミたちが活発になる夕方、特に閉園間際に遠吠えをすることが多いと言われています。時間を狙って訪れてみるのもおすすめです!
神秘的に光る昆虫グローワーム
「動物園で昆虫?」と意外に思うかもしれませんが、多摩動物公園の昆虫園には、とんでもなく珍しくて美しい生き物がいるんです。それが、グローワームです。
グローワームはヒカリキノコバエというハエの幼虫で、その名の通り、自ら光を放ちます。昆虫園本館の中にある真っ暗な部屋に入ると、まるで満天の星空のように青白い光が点滅していて、本当に幻想的な光景が広がっています。この神秘的な光は、言葉を失うほどの美しさですよ。
大きな動物たちの迫力も良いですが、この静かで美しい光の世界は、多摩動物公園のもう一つの大きな魅力。写真では伝わらない感動があるので、ぜひ自分の目で確かめてみてください。
無柵放養式展示で見るレアな動物
多摩動物公園の大きな特徴の一つが、「無柵放養式展示(むさくほうようしきてんじ)」です。これは、動物たちを檻に入れるのではなく、広い敷地に放し飼いにし、お客さんとの間を堀などで仕切ることで、できるだけ自然に近い環境で暮らす姿を見せるという展示方法です。
この展示方法のおかげで、私たちは動物たちの生き生きとした姿を見ることができます。特にアフリカ園では、キリン、シマウマ、ペリカン、ダチョウなどが同じエリアで暮らしている様子が見られ、まるでサバンナの風景を切り取ってきたかのようです。
特定の「ここにしかいない動物」というわけではありませんが、こうした混合展示は他の動物園ではなかなか見られない、多摩動物公園ならではの「レアな光景」と言えるかもしれませんね。
おすすめの観察ポイントと時間帯
せっかく会いに行くなら、動物たちが一番魅力的に見える瞬間を狙いたいですよね。私なりのおすすめポイントと時間帯をまとめてみました。
- モウコノウマ: アジア園の広大な放飼場を元気に走り回る姿が見たいなら、比較的活発に動く午前中がおすすめです。
- タイリクオオカミ: やはり遠吠えを狙いたいところ。閉園間際の夕方にオオカミ舎の前で待機してみる価値はあります。
- グローワーム: 昆虫園の展示室は常に暗いので、時間帯は問いません。ただし、暗闇に目が慣れるまで少し時間がかかるので、入室後は焦らずじっと待つのがポイントです。
- 動物たちのごはんの時間: 公式サイトで「キーパーズトーク」や「動物たちのもぐもぐタイム」の時間をチェックしましょう。食事中の活発な姿は必見です!
※イベントスケジュールは変更されることがあるので、お出かけ前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
もっと楽しむ!多摩動物公園にしかいない動物の豆知識

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ここからは、知っていると多摩動物公園がもっと面白くなる豆知識や、園内を快適に楽しむための情報をご紹介します。訪問前の予習や、帰宅後の振り返りに役立ててくださいね。
かつていたタスマニアデビルの記憶
「多摩動物公園にしかいない動物」と検索すると、今でもよく名前が挙がるのがタスマニアデビルです。確かに、かつては日本で唯一、多摩動物公園だけで飼育されていました。
しかし、残念ながら、2024年現在、タスマニアデビルは展示されていません。最後にいたオスの「ダーウェント」も亡くなり、日本国内での飼育は途絶えてしまいました。彼らがここにいたのは、絶滅の危機に瀕するタスマニアデビルを救うための、オーストラリアのタスマニア州との国際的な共同繁殖計画の一環でした。今は会えなくなってしまいましたが、多摩動物公園がそうした「種の保存」の最前線で活動していることを知る、良いきっかけになるお話かなと思います。
コアラは多摩だけの動物ではない?
多摩動物公園の人気者といえば、やっぱりコアラですよね。一日中寝ていることが多いですが、時々動いたり、ユーカリの葉を食べたりする姿は本当にかわいいです。
ただ、時々「コアラは多摩にしかいない」と誤解されることがあるようですが、これは間違い。コアラは、埼玉や名古屋、大阪など、日本国内のいくつかの動物園で飼育されています。
とはいえ、多摩動物公園のコアラ館は、ガラス越しに間近で観察できるように工夫されていて、見ごたえは十分です!ユーカリの葉を交換する時間に合わせて訪れると、笹を食べるパンダのように、もぐもぐと食事するアクティブな姿を見られる確率が上がりますよ。
広い園内はシャトルバスが便利
多摩動物公園を訪れた人がまず驚くのが、その広さです。敷地面積は約52ヘクタールもあり、全部を歩いて回るのはかなり大変。特に、園内は起伏が激しく、坂道が多いんです。
そこでおすすめしたいのが、園内を無料で巡回しているシャトルバスの利用です。正門近くの坂道を一気に上ってくれたり、昆虫園前からアジア園までを結んでいたりと、うまく使えば体力と時間を大幅に節約できます。
特に小さなお子様連れの方や、体力に自信のない方は、まずシャトルバスで一番上まで行って、下りながら見て回るというルートがおすすめですよ。
駐車場やアクセスに関するQ&A
最後に、アクセスに関するよくある質問をQ&A形式でまとめてみました。
Q1. 専用の駐車場はある?
A. 多摩動物公園には専用の公式駐車場がありません。車で行く場合は、周辺にある民間の有料駐車場を利用することになります。料金は場所や曜日によって異なりますが、一日1,500円~2,000円程度が目安です。土日祝日は満車になりやすいので、早めに到着するか、公共交通機関の利用がおすすめです。
Q2. 最寄り駅からのアクセスは?
A. 電車でのアクセスは非常に便利です。京王線または多摩モノレールの「多摩動物公園駅」で下車すれば、改札を出てすぐ目の前が正門です。
Q3. 混雑を避けるには?
A. やはり平日の午前中が比較的空いていておすすめです。特に開園直後は、動物たちも活発に動いていることが多いので、狙い目です。土日祝日は混雑が予想されるので、時間に余裕を持った計画を立てると良いでしょう。
料金や開園時間、イベント情報などは変更される可能性があります。お出かけの際は、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
まとめ:会いに行きたい多摩動物公園にしかいない動物
今回は、多摩動物公園でしか会えない特別な動物たちを中心に、その魅力を最大限に楽しむための情報をお届けしました。
野生の馬の最後の生き残りであるモウコノウマ、迫力ある遠吠えが魅力のタイリクオオカミ、そして神秘的な光を放つグローワーム。この3種は、多摩動物公園を訪れたら絶対に見ておきたい、まさに「ここにしかいない」存在です。
さらに、檻のない広大な敷地で動物たちがのびのびと暮らす「無柵放養式展示」も、この動物園ならではの大きな魅力。まるで自然の中にいるかのような感覚で、動物たちの生態を観察できます。
この記事を参考に、ぜひ次の休日は多摩動物公園へ足を運んで、貴重な動物たちに会いに行ってみてくださいね!