
イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
「一生に一度はお伊勢参り」そんな言葉に誘われて、次の旅行は伊勢神宮へ、と考えていらっしゃるのではないでしょうか。美しい自然に囲まれた神聖な場所への期待に胸が膨らみますよね。
でも、ふと「そういえば、伊勢神宮なんの神様がいらっしゃるんだろう?」という、根本的な疑問が浮かんできませんでしたか。
「伊勢神宮は何にご利益がありますか?」と聞かれたら、あなたはすぐに答えられますか。縁結びや恋愛のご利益を期待してもいいのでしょうか。そもそも、伊勢神宮は何がすごいの?と、その理由をはっきりと知りたい方もいるかもしれません。
この記事は、まさにそんなあなたのためのものです。伊勢神宮内宮の神様をはじめ、祀られている神々について、そしてその歴史をわかりやすく解き明かしていきます。さらに、最強といわれるお守りのことや、伊勢神宮で何を祈ったらいいですか?といった素朴な疑問にもお答えします。
もちろん、伊勢神宮がどこにあるのか、三重県伊勢市までのアクセス方法や、観光モデルコース、便利なマップ(pdf)の情報といった、旅の計画に欠かせない実用的な情報も満載です。
この記事を読み終える頃には、あなたの伊勢神宮への旅が、単なる観光ではなく、神様との繋がりを感じる、より深く、意義深いものになっているはずですよ。
この記事でわかること
-
伊勢神宮の内宮と外宮に祀られている神様の正体
-
本来のご利益と、神様への正しい願い事の伝え方
-
伊勢神宮が日本で最も特別とされる歴史的な理由
-
参拝順序やモデルコースなど、旅行で役立つ実践知識
伊勢神宮に祀られているのはなんの神様?日本人の心のふるさとを徹底解説
-
伊勢神宮の神様は誰?内宮と外宮の神様をわかりやすく解説
-
伊勢神宮は何がすごいの?神様のパワーと創建の歴史的背景
-
伊勢神宮のご利益は?恋愛成就や縁結びについて
-
伊勢神宮で何を祈ったらいいですか?神様への願い事の伝え方
-
最強と名高い伊勢神宮のお守り!種類と他の神社への返納方法
-
関東にもあった?伊勢神宮より古い神社の存在
伊勢神宮の神様は誰?内宮と外宮の神様をわかりやすく解説

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
伊勢神宮と一言で言っても、実は「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」という二つの大きなお宮を中心とした、125社ものお宮の総称です。そして、内宮と外宮では、それぞれ異なる神様をお祀りしています。伊勢神宮の神様は何の神様ですか? という問いの答えは、この二柱の神様を知ることから始まります。
まず、内宮にお祀りされているのは「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」です。皇室の御祖神(みおやがみ)であり、私たち国民の総氏神ともされる、日本の最高神として知られています。太陽を司る神様としても有名で、その存在はまさに日本という国を象徴するかのようです。伊勢神宮内宮の神様は、私たちをあまねく照らし、慈しみ、育んでくださる、母なる神様といえるでしょう。
一方、外宮にお祀りされているのは「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」です。この神様は、天照大御神のお食事を司る「御饌都神(みけつかみ)」としての役割を担っておられます。つまり、私たちの生活に欠かせない衣食住や、あらゆる産業の守護神です。古くから参拝は外宮から内宮の順に行うのが習わしとされています。これは、まず日々の暮らしの恵みに感謝を捧げ、その後に国家の安泰や平和を祈るという、日本人の美しい信仰の形を表しているのかもしれません。
伊勢神宮は何がすごいの?神様のパワーと創建の歴史的背景
伊勢神宮が「日本一のパワースポット」やパワーが強すぎるとまで言われるのはなぜでしょうか。その理由は、約2000年にもおよぶ壮大な歴史と、日本の神々の中でも特別な存在であることにあります。
伊勢神宮の歴史をわかりやすく紐解くと、その創建は今から約2000年前、第11代垂仁天皇の時代に遡ります。それまで皇居の中でお祀りされていた天照大御神の御霊を、より安らかに祀るための場所を探し求めたのが、天皇の皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)でした。彼女がこの伊勢の地にたどり着いた際に受けた神託によって、内宮が創建されたと伝えられています。伊勢神宮を誰が建てたかという問いには、この倭姫命の存在が欠かせません。
また、伊勢神宮の「すごさ」は、20年に一度、社殿を新しく造り替えて神様にお遷りいただく「式年遷宮」という制度にもあります。これにより、古代から続く建築様式や祭祀が、現代に至るまで途切れることなく受け継がれてきました。清浄で広大な神域、五十鈴川の清らかな流れ、天に向かってそびえるような巨木。そのすべてが一体となって、訪れる人々に神聖で荘厳な印象を与え、心身を浄化してくれるような、計り知れない力を感じさせるのです。
伊勢神宮のご利益は?恋愛成就や縁結びについて
これほど偉大な神様がお祀りされている伊勢神宮ですから、何にご利益がありますか? と期待する方は多いでしょう。特に、縁結びや恋愛に関するご利益を求める声も少なくありません。
まず理解しておきたいのは、伊勢神宮は本来、個人的な願い事(私幣)をする場所ではなく、国家の安泰や国民の幸福といった公的なことを祈る場所とされてきた点です。そのため、「〇〇大学に合格しますように」といった具体的なお願いよりも、日々の暮らしへの感謝を伝える方がふさわしいとされています。
しかし、がっかりする必要はありません。天照大御神は全ての生命を育む太陽の神様であり、豊受大御神は私たちの暮らしの基盤を守る神様です。お二人の神様に感謝を捧げることで、結果的に運気が開け、家内安全、商売繁盛、開運招福といった様々なご利益に繋がると考えられています。
恋愛や縁結びに関しても、直接的なご利益を謳っているわけではありませんが、全てのご縁の根源に働きかけてくださる神様です。良きご縁を結び、人間関係を円満に導くという大きな意味での「縁結び」のご利益は、十分に期待できるでしょう。参拝を通して自身を見つめ直し、感謝の心を持つことが、素晴らしいご縁を引き寄せる第一歩となるはずです。
伊勢神宮で何を祈ったらいいですか?神様への願い事の伝え方

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
では、実際に参拝した際、伊勢神宮で何を祈ったらいいですか? 迷う方もいるかもしれません。前述の通り、基本は「感謝」です。
正宮の前では、まず二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。心の中では、まず自分の住所と名前を伝え、神様に自己紹介をしましょう。その上で、「いつもお見守りいただき、ありがとうございます」「おかげさまで、平穏に暮らすことができています」といった、日々の感謝の気持ちを捧げるのが最も丁寧な祈り方です。
もし、個人的な願い事を伝えたい場合は、感謝を述べた後に「これから〇〇という目標に向かって努力しますので、どうかお見守りください」というように、自分の決意表明や誓いを立てる形でお伝えするのが良いとされています。神様にお願いするだけでなく、自分自身の努力を誓う姿勢が、より良い結果へと繋がるでしょう。大切なのは、謙虚な気持ちと感謝の心を忘れないことです。
最強と名高い伊勢神宮のお守り!種類と他の神社への返納方法
伊勢神宮を訪れた記念に、またご利益を授かるために、お守りを受けたいと考えるのは自然なことです。伊勢神宮のお守りは、そのご利益が最強であるとも言われています。これは、日本の最高神である天照大御神の御神徳が宿ると信じられているからです。
お守りには様々な種類がありますが、一般的な「御守」は内宮では白色、外宮では青色と、ひもの色が異なります。特定の願い事に特化するのではなく、開運招福全般にご利益があるとされています。他にも、美しい鈴の音が邪気を祓うとされる「開運鈴守」や、交通安全のお守りなどがあります。
一年間お守りいただいたお守りは、感謝を込めてお返しするのが習わしです。理想は、受けたお宮(内宮のお守りなら内宮へ)の古札納所へ直接お納めすること。しかし、遠方で難しい場合も多いでしょう。その際は、伊勢神宮のお守りを他の神社へ返納することも一般的に認められています。近くの神社の古札納所へ、感謝の気持ちと共にお納めください。ただし、神社によっては他社のものを受け付けていない場合もあるため、事前に確認するとより丁寧です。
関東にもあった?伊勢神宮より古い神社の存在
伊勢神宮の約2000年という歴史は圧倒的ですが、時に「伊勢神宮より古い関東の神社」という話題がのぼることがあります。これは、神社の創建にまつわる「社伝」に基づいた話です。
例えば、茨城県にある鹿島神宮や千葉県にある香取神宮は、日本の初代天皇とされる神武天皇の時代に創建されたと伝えられています。これが事実であれば、垂仁天皇の時代に創建された伊勢神宮よりも古いということになります。
もちろん、これらは神話の世界を含む伝承であり、歴史学的な創建年代とは必ずしも一致しません。しかし、鹿島神宮の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)や香取神宮の経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は、天照大御神の命を受けて国譲りを成し遂げた重要な神様です。日本の国造りにおいて非常に古いルーツを持つ神社が関東に存在することは、日本の歴史の奥深さを感じさせます。
伊勢神宮への旅行前に知りたい!観光・参拝お役立ち情報
-
伊勢神宮はどこにある?三重県伊勢市の内宮・外宮へのアクセス
-
伊勢神宮観光に必須!モデルコースやマップ(pdf)の入手方法
-
伊勢神宮に行ってはいけない日はある?参拝の注意点と混雑情報
-
伊勢神宮の案内人は頼むべき?無料と有料の違いを徹底比較
-
伊勢神宮の内宮を巡る!観光マップ(pdf)活用術
- 伊勢神宮なんの神様かを知るためのポイント総括
伊勢神宮はどこにある?三重県伊勢市の内宮・外宮へのアクセス
まず基本的な情報として、伊勢神宮はどこにあるかというと、三重県の伊勢市に位置します。伊勢志摩国立公園の中にあり、豊かな自然に囲まれた美しい場所です。
公共交通機関を利用する場合、玄関口となるのは近鉄・JRの「伊勢市駅」または近鉄の「宇治山田駅」です。この二つの駅は、外宮まで徒歩約5〜10分とアクセスしやすい場所にあります。
一方、伊勢神宮の内宮は、外宮からバスで15〜20分ほど離れた場所にあります。外宮と内宮を結ぶ路線バス(三重交通バス)が頻繁に運行されているので、移動にはバスを利用するのが非常に便利です。特に観光スポットを周遊する「CANばす」は、観光客にとって心強い味方となるでしょう。車で訪れる場合は、市営の駐車場がありますが、週末や連休は大変混雑するため、公共交通機関の利用をおすすめします。
伊勢神宮観光に必須!モデルコースやマップ(pdf)の入手方法
広大な伊勢神宮と周辺の観光地を効率よく巡るためには、事前の計画が重要です。伊勢神宮の観光モデルコースとして最も一般的なのは、古来の習わしに倣い「外宮→内宮」の順で参拝するルートです。
参拝の所要時間は、外宮が30分〜1時間、内宮が1時間〜1時間半ほどを見ておくと良いでしょう。さらに、内宮の門前町である「おはらい町」や「おかげ横丁」での食事や買い物の時間を2〜3時間加えると、半日以上は楽しめます。
詳しい境内図や周辺の地図は、旅行前に伊勢神宮の観光マップpdfや内宮マップpdfをダウンロードしておくと非常に便利です。これらのマップは、伊勢神宮の公式サイトや伊勢市観光協会、近畿日本鉄道などのウェブサイトで手軽に入手できます。もちろん、現地の観光案内所や駅でも配布されているので、到着してから受け取ることも可能です。
伊勢神宮に行ってはいけない日はある?参拝の注意点と混雑情報
時折、伊勢神宮に行ってはいけない日という言葉を耳にすることがありますが、結論から言うと、そのような日は基本的にはありません。神様はいつでも温かく参拝者を迎えてくださいます。
ただし、「避けた方がゆっくり参拝できる日」は存在します。それは、年末年始(特に大晦日から正月三が日)、ゴールデンウィーク、お盆休み、そして週末や三連休です。これらの時期は参拝者が非常に多く、駐車場は満車、参道も大混雑し、正宮での参拝に長い列ができることも珍しくありません。
もし静かな雰囲気の中で心ゆくまで参拝したいのであれば、平日の早朝が最もおすすめです。早朝の澄んだ空気の中、静寂に包まれた参道を歩くと、より一層神聖な気持ちになることができるでしょう。また、神嘗祭(10月)や新嘗祭(11月)などの大きなお祭りの日は、特別な雰囲気を味わえる一方で、交通規制などが敷かれる場合があるので、事前に情報を確認しておきましょう。
伊勢神宮の案内人は頼むべき?無料と有料の違いを徹底比較

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
伊勢神宮の歴史や神話について、より深く知りたいと考えるなら、観光案内人をお願いするのも素晴らしい選択です。伊勢神宮の案内人には、有料のガイドと無料のガイドが存在します。
有料の「お伊勢さん観光案内人」は、予約制で専門的な知識を持ったガイドが、希望の時間やコースに合わせてじっくりと案内してくれます。参拝の作法から、建物の様式、神話のエピソードまで、自分だけでは気づけないような深い魅力を教えてくれるでしょう。料金はかかりますが、その価値は十分にあります。
一方で、外宮では無料のボランティアガイドが活動していることがあります。こちらは予約不要で、外宮の入口付近で待機しているガイドさんに声をかければ、無料で境内を案内してもらえます。気軽に利用できるのが大きなメリットですが、常駐しているわけではない点と、案内が外宮に限られる点に注意が必要です。
無料と有料の違いは、専門性の高さ、時間の柔軟性、案内範囲の広さにあります。初めて訪れる方や、より深い知識を求める方は有料ガイドを、まずは気軽に話を聞いてみたいという方は無料ガイドを、というように目的によって使い分けると良いでしょう。
伊勢神宮の内宮を巡る!観光マップ(pdf)活用術
前述の通り、内宮は外宮よりも広く、見どころもたくさんあります。手に入れた**伊勢神宮の内宮マップ(pdf)**を片手に、効率よく巡りましょう。
まず最初に渡るのが、俗世と聖域を分けると言われる「宇治橋」です。ここを渡ると空気が変わるのを感じる人も多いとか。橋を渡り、玉砂利が敷き詰められた参道を進むと、右手に見えるのが「五十鈴川御手洗場」です。ここで手と口を清めるのが古来からの習わし。川の清らかさに触れるだけで、心が洗われるような気持ちになります。
マップで必ず確認したいのが、天照大御神が祀られる「正宮(しょうぐう)」と、もう一つ非常に重要な別宮である「荒祭宮(あらまつりのみや)」の位置です。荒祭宮には、天照大御神の荒御魂(あらみたま)という、活動的で力強い側面を持つ神様が祀られています。個人的な願い事は、こちらの荒祭宮で伝えるのが良いとも言われていますので、正宮の参拝を終えたら、ぜひこちらにも足を運んでください。
その他にも、神馬(しんめ)に会えるかもしれない御厩(みうまや)や、御祈祷やお神楽を申し込む神楽殿(かぐらでん)など、マップを見ながら自分の興味や時間に合わせてルートを組み立てることで、内宮での時間を最大限に満喫できるはずです。
伊勢神宮なんの神様かを知るためのポイント総括
ポイント
-
内宮の祭神は皇室の祖神であり日本の総氏神、天照大御神である
-
外宮の祭神は天照大御神の食事を司る産業の守護神、豊受大御神である
-
伊勢神宮とは内宮・外宮を含む125の宮社の総称である
-
参拝は外宮から内宮の順に行うのが古来からの習わしである
-
創建は約2000年前、垂仁天皇の皇女・倭姫命によって定められた
-
20年ごとに社殿を造り替える式年遷宮で、常に若々しく清浄に保たれる
-
伊勢神宮は本来、個人的な願い事よりも公の平和や感謝を祈る場である
-
祈願はまず住所氏名を名乗り、日々の感謝を伝えるのが作法である
-
具体的な願い事は天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮ですると良いとされる
-
縁結びのご利益は、人との良縁など総合的な運気向上として期待できる
-
伊勢神宮は三重県伊勢市にあり、外宮と内宮は離れている
-
行ってはいけない日はなく、神様はいつでも参拝者を迎えてくれる
-
最強と評されるお守りは、日本最高神の御神徳の象徴である
-
古いお守りは伊勢神宮へ返納するのが最善だが、他神社の古札納所でも良い
-
専門的な解説を聞きたい場合は有料・無料の観光案内人を活用できる