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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者のTrekTideです。
箱根旅行を計画する時、多くの人が思い浮かべるのがロマンスカーではないでしょうか。新宿から箱根湯本まで乗り換えなしで行けるのは本当に魅力的ですよね。でも、いざ予約しようとすると、ロマンスカーの料金体系って少し分かりにくいと感じませんか?特急券と乗車券の違いや、子供料金はいくらなのか、予約はいつからできるのか、そして当日でも乗れるのかといった疑問が次々と出てくるかもしれません。また、人気の展望席の予約方法や、箱根フリーパスと組み合わせた場合の料金はどうなるのか、お得に利用できる方法はないかなど、気になる点はたくさんあると思います。私も初めて利用する時は、いろいろと調べて少し戸惑った経験があります。
この記事では、そんなロマンスカーに関する料金の疑問や予約の不安を解消し、あなたの箱根旅行がもっとスムーズで楽しいものになるよう、新宿から箱根湯本までの利用方法を分かりやすくガイドします。
(ロマンスカー)関連
この記事でわかること
- 新宿から箱根湯本までのロマンスカー正規料金と料金体系
- ネット予約や箱根フリーパスを使ったお得な予約術
- 予約なしで当日に乗車する方法とその注意点
- 予約が難しい展望席を確保するためのコツ
ロマンスカーの料金、新宿から箱根湯本までの完全ガイド

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まずは基本から。新宿から箱根湯本までロマンスカーに乗るには、一体いくらかかるのでしょうか?ここでは、大人とこどもの正規料金や、ちょっと特別な展望席の料金、そして予約なしで乗れるのかどうかまで、基本的な情報をまとめて解説しますね。
大人・こどもの正規料金と料金体系
ロマンスカーを利用する際、料金は「乗車券」と「特急券」の2つが必要になる、という点が最初のポイントです。
イメージとしては、電車に乗るための基本料金が「乗車券」で、快適なロマンスカーに乗るための座席指定料金が「特急券」と考えると分かりやすいかなと思います。
【新宿 → 箱根湯本間の料金(片道・大人1名)】
- 乗車券:1,270円
- 特急券:1,200円
- 合計:2,470円
この合計金額が、新宿から箱根湯本までロマンスカーで移動する際の基本的な正規料金となります。
こども料金は、大人料金の半額です。計算で端数が出た場合は、10円未満は切り上げ(ICカード利用時は切り捨て)になります。小学生が「こども」、中学生以上は「大人」料金ですね。まだ小学校に上がっていない未就学児は、座席を使わなければ無料ですが、座席を確保したい場合はこども料金(乗車券+特急券)が必要です。
【料金に関する注意点】
ここで挙げている料金は、2024年5月時点での一般的な料金です。最新の正確な料金や、ダイヤ改正に伴う変更の可能性もあるため、予約の際には必ず小田急電鉄の公式サイトで最新情報をご確認ください。
追加料金不要なロマンスカー展望席の予約
ロマンスカーの代名詞ともいえるのが、先頭車両にある「展望席」ですよね。運転席が2階にあるGSE(70000形)などの車両では、最前列で迫力満点の景色を独り占めできます。
「そんな特別な席なら、追加料金が必要なんじゃない?」と思うかもしれませんが、実は展望席も通常の特急料金と同じ1,200円で利用できるんです。追加料金なしで、あの特別な体験ができるのは嬉しいポイントですね。
ただし、ご想像の通り、この展望席は非常に人気が高く、予約はまさに争奪戦です。特に最前列は、予約開始と同時に埋まってしまうことも珍しくありません。予約は乗車日の1ヶ月前、午前10時からスタートするので、狙うならこの時間を逃さないようにしましょう!
ロマンスカーは予約なしで当日乗れる?
「急に箱根に行きたくなった!」そんな時、予約なしでロマンスカーに乗れるのか気になりますよね。
結論から言うと、空席があれば当日でも乗車可能です。
駅の窓口や特急券売機で、乗りたい電車の空席状況を確認して、その場で購入できます。また、小田急のアプリやウェブサイトを使えば、発車直前までスマホで予約・購入することも可能です。これが意外と便利なんですよ。
ただし、注意点もあります。
【当日利用の注意点】
- 満席のリスク:土日祝日や観光シーズンは、午前中の便を中心に満席になっていることが多いです。特に展望席や並びの席を確保するのは難しいかもしれません。
- 乗りたい電車に乗れない可能性:希望の時間が満席で、次の便まで待つ…なんてことも。時間に余裕を持った計画が必要です。
確実に乗りたい時間がある場合や、複数人での旅行で席が離れたくない場合は、やはり事前予約がおすすめです。
新宿から箱根湯本までの所要時間とアクセス
新宿から箱根湯本までのアクセスはいくつか方法がありますが、ロマンスカーの最大の魅力は「乗り換えなし」で「快適に」行けることですね。
所要時間は、停車駅の少ない「はこね号」「スーパーはこね号」で約80分~90分ほど。あっという間に箱根の玄関口、箱根湯本駅に到着します。
通常の急行などを乗り継いで行く方法もありますが、その場合は小田原駅での乗り換えが必要で、時間も120分近くかかります。特に大きな荷物を持っている時や、家族での旅行では、座席が確保されていて乗り換えの心配がないロマンスカーは、料金以上の価値があるかなと私は思います。
ロマンスカーの予約はいつから開始?
ロマンスカーの特急券の予約・購入は、乗車日の1ヶ月前の午前10時からです。
例えば、8月15日に乗りたい場合は、7月15日の午前10時から予約がスタートします。先ほどお話しした展望席や、連休中の人気の時間帯を狙うなら、この「1ヶ月前の10時」が勝負の分かれ目になります。
予約はインターネットの予約サイト、小田急線の駅窓口、券売機、そして電話でも可能です。手軽さと確実性を考えると、個人的にはネット予約が一番おすすめです。
特徴が違うロマンスカーの車両と種類
一口にロマンスカーと言っても、実はいくつかの種類の車両が走っていて、それぞれに個性があります。どの車両に乗るか選ぶのも、旅の楽しみの一つですよ。
- GSE(70000形):現在の展望席付きロマンスカーの主役。大きな窓が特徴で、開放感あふれる車内です。展望席はもちろん、通常の座席からの眺めも抜群です。
- MSE(60000形):青い車体が特徴的。地下鉄千代田線に乗り入れている唯一のロマンスカーで、平日はビジネス特急としても活躍しています。
- EXEα(30000形):落ち着いた雰囲気の車内で、ビジネス利用から観光まで幅広く対応しています。10両編成で走ることもあり、座席数が豊富なのが特徴です。
かつてはVSE(50000形)という白いロマンスカーも大人気でしたが、残念ながら2023年に定期運行を終了しました。どの車両がどの時間に走るかは時刻表で確認できるので、お目当ての車両がある場合はチェックしてみてくださいね。
ロマンスカーの料金をお得に!新宿・箱根湯本間の予約術

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せっかくの旅行なら、少しでもお得に楽しみたいですよね。ここでは、ロマンスカーの料金を賢く節約するための予約術や、便利なチケットの組み合わせ方についてご紹介します。知っていると知らないとでは、快適さもお得度も変わってきますよ。
最もお得なネット予約と購入方法
ロマンスカーの特急券を購入するなら、断然インターネットでの予約・購入がおすすめです。
小田急の公式サービス「EMotオンラインチケット」や「e-Romancecar」を利用すると、たくさんのメリットがあります。
【ネット予約のメリット】
- チケットレス乗車:購入した特急券はスマホ画面に表示されるので、駅で発券する手間がありません。改札で駅員さんに見せるだけでOK。
- 座席指定が簡単:空席状況を見ながら、好きな座席を自分で選べます。窓側か通路側か、どの車両にするか、じっくり考えられるのが良いですね。
- 変更・払い戻しがスムーズ:急な予定変更があっても、ウェブサイト上で簡単に列車の変更や払い戻しの手続きができます。(※手数料などの規定は要確認)
- 小田急ポイントが貯まる・使える:小田急のクレジットカードを持っていれば、ポイントを貯めたり、使ったりすることも可能です。
特に予約開始日(1ヶ月前の10時)に展望席を狙うなら、窓口に並ぶよりもネット予約の方がアクセスしやすく、成功率も上がるかもしれません。
駅の窓口や券売機で購入する手順
もちろん、インターネットが苦手な方や、旅行当日に駅で購入したい方もいると思います。その場合は、小田急線の主要駅にある特急券売機や窓口で購入できます。
特急券売機での購入手順
- 券売機の画面で「特急券」を選択します。
- 乗車日、乗車区間(新宿→箱根湯本)、人数を入力します。
- 乗りたい時間の列車を選択します。
- 座席の位置(窓側・通路側など)の希望を選択し、空いている席から自動で割り当てられるか、座席表から自分で選ぶかを選択します。
- 内容を確認して、現金やクレジットカードで支払いをすれば発券完了です。
窓口の場合は、駅員さんに希望の区間や時間を伝えれば、空席を探して発券してくれます。分からないことがあれば直接聞けるのが安心ですね。
ロマンスカーと箱根フリーパスの賢い使い方
箱根を周遊する予定なら、「箱根フリーパス」は絶対にチェックしておきたいきっぷです。
箱根登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船など、箱根の主要な乗り物が乗り放題になる上、多くの施設で割引も受けられる、まさに「魔法のパス」です。
ここで重要なのが、箱根フリーパスにはロマンスカーの特急券は含まれていないという点です。
【箱根フリーパスとの組み合わせ方】
箱根フリーパスは、小田急線の往復乗車券(新宿⇔小田原)と箱根エリアの乗り放題がセットになっています。つまり、このパスがあれば「乗車券」の部分はカバーできていることになります。
そのため、ロマンスカーに乗る場合は、別途「特急券」(1,200円)を購入すればOKです。これにより、新宿から箱根湯本まで快適に移動し、箱根に着いてからは乗り放題で観光を満喫できます。
箱根フリーパスは駅の窓口や券売機、そして「EMotオンラインチケット」でも購入できるので、ロマンスカーの特急券と一緒に手配してしまうのがスマートですね。
よくある質問①:ICカード利用時の注意点
「普段使っているSuicaやPASMOでロマンスカーに乗れないの?」という疑問もよく聞かれます。
答えは、「半分正解で、半分間違い」です。
先ほど説明した通り、ロマンスカーの料金は「乗車券」と「特急券」で構成されています。このうち、「乗車券」の部分はICカードで支払うことができます。改札にタッチすれば、乗車料金(新宿→箱根湯本なら1,270円)が自動的に引き去られます。
しかし、「特急券」はICカードでは支払えません。これは座席を指定するための料金なので、必ず事前に別途購入しておく必要があります。
【ICカード利用のまとめ】
ICカードで改札を通り、車内で特急券を持っていないことが分かると、車内料金での支払いとなり、座席も選べません。最悪の場合、満席で座れないことも…。必ず改札を通る前に特急券を別途購入しておきましょう!
よくある質問②:お得な割引はある?
「もっと安くなる方法はないの?」と思うのが正直なところですよね。
残念ながら、ロマンスカーの特急料金には、新幹線のような往復割引や早割といった、誰でも簡単に使える大幅な割引制度は基本的にありません。
ただし、いくつかの方法で実質的にお得に利用することは可能です。
- EMotオンラインチケットの活用:デジタル版の箱根フリーパスなど、スマホで購入できる企画乗車券と組み合わせることで、きっぷの管理が楽になり、結果的にスムーズでお得な旅につながります。
- 株主優待券の利用:金券ショップなどで手に入る場合があり、「乗車券」部分として利用できます。ただし特急券は別途必要ですし、入手の手間や有効期限を考えると、誰にでもおすすめできる方法ではないかもしれません。
- 旅行会社のパックツアー:宿泊とロマンスカーがセットになったプランを利用すると、個別に手配するよりトータルで割安になることがあります。
特別なキャンペーンなどを除けば、やはり「箱根フリーパスと特急券を組み合わせる」のが、箱根観光全体で見たときに最もお得で賢い方法と言えそうです。
まとめ:ロマンスカー料金 新宿・箱根湯本間の旅行計画
今回は、新宿から箱根湯本までのロマンスカーの料金について、基本的な仕組みからお得な予約術まで詳しく見てきました。
【この記事のポイント】
- 料金は「乗車券(1,270円)」+「特急券(1,200円)」=合計2,470円が基本。
- 予約は1ヶ月前の午前10時から。展望席は追加料金なしだが争奪戦!
- 当日でも空席があれば乗れるが、事前予約が確実で安心。
- 予約は発券の手間がなく便利なネット予約(EMotなど)がイチオシ。
- 箱根周遊なら「箱根フリーパス」+別途「特急券」の組み合わせが最強!
少し複雑に感じるかもしれませんが、一度理解してしまえばとても簡単です。この記事を参考に、あなたの旅行スタイルに合った方法でロマンスカーを予約して、快適で素敵な箱根の旅を計画してみてくださいね。