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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
箱根旅行などでロマンスカーに乗る計画を立てているけれど、一体何号車がおすすめなのか迷っていませんか?特に一度は乗ってみたい人気の展望席の予約方法や、車窓から富士山が綺麗に見える座席、そして長時間乗るなら気になる揺れない快適な車両はどこなのか、事前に知っておきたいですよね。また、スーツケースといった大きな荷物置き場が何号車にあるのかも、旅の快適さを左右する大切なポイントです。最新型のGSEや青いMSEなど、車種によっても座席の特徴や設備は大きく異なるので、一概に「この号車がベスト!」とは言えないのが少し難しいところかなと思います。せっかくの旅行ですから、座席選びで後悔したくないものです。
(ロマンスカー)関連
この記事でわかること
- 車種ごとの特徴とおすすめの号車
- 不動の人気を誇る展望席を予約するコツ
- 富士山が見える席や揺れの少ない快適な車両
- 荷物置き場やトイレなど便利な設備の場所
車種別で解説!ロマンスカーは何号車がおすすめ?

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小田急ロマンスカーと一口に言っても、実はいくつかの車種が走っていて、それぞれにまったく違う個性があるんです。展望席がある人気の車両から、ビジネス利用にも便利な落ち着いた車両まで様々ですね。まずは、代表的な車種ごとの特徴と、私なりのおすすめ号車をご紹介します。
最新型GSEは何号車が人気?
現在、ロマンスカーのフラッグシップといえば、鮮やかなオレンジ色が目を引くGSE(70000形)かなと思います。このGSEの最大の特徴は、なんといっても先頭と最後尾にある展望席です。大きな窓から流れる景色は迫力満点で、ロマンスカーの旅を象徴する特別な空間ですね。
当然、人気が集中するのは展望席のある1号車(展望席16席)と7号車(展望席16席)になります。特に最前列は予約開始と同時に埋まってしまうほどの人気ぶりです。
ただ、GSEは展望席以外の一般席も窓が縦に100cmと非常に大きく設計されているので、どの号車からでも車窓の景色を十分に楽しめますよ。もし予約の際に展望席が取れなくても、がっかりする必要はないかなと思います。
GSEの静かさを求めるなら
モーターの駆動音などが比較的少ないと言われる付随車(モーターのない車両)を選ぶのも一つの手です。GSEの場合は、3号車と5号車が付随車にあたります。少しでも静かな環境で過ごしたい方には、これらの中間車両がおすすめかもしれません。
展望席の予約方法とおすすめの席
ロマンスカーのハイライトとも言える展望席。予約はまさに争奪戦です。予約のポイントと、おすすめの席について少し詳しく解説しますね。
まず、予約は乗車日の1ヶ月前の午前10時から一斉にスタートします。インターネットの「小田急トラベル e-Romancecar」や、主要駅の窓口などで購入できますが、やはりスピード勝負になるのでインターネット予約が圧倒的におすすめです。
展望席予約のコツ
- 事前に会員登録を済ませておく:予約開始時にスムーズにログインできるよう、IDやパスワードは事前に準備しておきましょう。
- 10時ジャストにアクセス:時報などを活用して、10時ちょうどに予約ページを更新(リロード)するのがポイントです。
- 希望の便を複数考えておく:第一希望がダメだった場合に備え、前後の便も候補に入れておくと、予約できる確率が上がります。
おすすめの席は、言うまでもなく最前列の1番A・B・C・D席です。運転士さん越しのダイナミックな風景は、まさに特等席。ただ、2列目や3列目でも、座席が階段状になっているため、前の人の頭が気になることは少なく、十分に楽しめますよ。
青いロマンスカーMSEのおすすめ号車
「ふじさん号」として御殿場線に乗り入れたり、東京メトロ千代田線に直通運転したりと、ビジネス利用から観光まで幅広く活躍するのが青い車体のMSE(60000形)です。GSEのような展望席はありませんが、落ち着いた内装でゆったりと過ごせるのが魅力ですね。
MSEはビジネスで利用する方も多いので、比較的静かに過ごしたい方には中間号車がおすすめです。特に平日の日中などは、人の乗り降りが少ない4号車や5号車、8号車あたりを狙うと、落ち着いた時間を過ごせる可能性が高いかなと思います。
また、MSEは10両編成の場合、途中で6両と4両に分割されることがあります。箱根湯本へ向かうのは6両(1〜6号車)なので、予約の際は行き先を間違えないように注意が必要ですね。
EXEαの乗り心地と特徴的な座席
EXE(30000形)をリニューアルしたEXEα(エクセ アルファ)は、シルバーとブルーの洗練されたデザインが特徴です。座席の座り心地にも定定評があり、安定した走行で揺れが少ないため、乗り物酔いが心配な方にもおすすめできる車両です。
このEXEαで注目したいのが、4号車にある「サルーン席」という半個室の座席です。グループ旅行で周りを気にせずおしゃべりしたい!という場合に最適な座席で、EXEαを選ぶならぜひ検討してみてほしいですね。
一般席もシートピッチが広く、コンセントも全席に完備されているので、どの号車を選んでも快適な移動が約束されているのがEXEαの嬉しいポイントです。
グループ旅行に最適なサルーン席とは
先ほど触れたEXEαのサルーン席は、4人掛けのコンパートメント(半個室)です。通路を挟んで向かい合わせの座席が2つずつあり、大きなテーブルを囲んで過ごせます。
サルーン席のメリット
- プライベート感:周りの乗客を気にすることなく、グループ内での会話を楽しめます。
- 広いテーブル:駅弁を広げたり、PCで作業をしたりするのにも十分なスペースがあります。
- 特別感:ちょっとした個室のような空間で、旅の気分が盛り上がること間違いなしです。
このサルーン席は、1区画(4席分)単位での発売となります。例えば2人で利用する場合でも、4人分の特急料金が必要になるので注意してくださいね。予約は通常の座席指定と同じように、インターネットや窓口で「サルーン席」を選んで購入します。
目的で選ぶロマンスカー、あなたへのおすすめは何号車?

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ここまでは車種ごとの特徴を見てきましたが、ここからは「景色を楽しみたい」「快適に過ごしたい」といった、旅の目的別におすすめの号車や座席の選び方をご紹介しますね。
進行方向どっち?富士山が見える席
せっかくロマンスカーに乗るなら、雄大な富士山の姿を車窓から眺めたいですよね。新宿から小田原・箱根方面へ向かう下り列車の場合、富士山が見えるのは進行方向右側の「D席」です。
特に綺麗に見えるのは、新松田駅を過ぎてから、JR御殿場線と合流するあたり。酒匂川を渡る鉄橋からの眺めは絶景ですよ!
天候次第で見えないことも
当然ですが、富士山は天気が良くないと雲に隠れて見えません。こればかりは運次第なので、見えたらラッキー!くらいの気持ちでいるのが良いかもしれませんね。ちなみに、箱根から新宿へ向かう上り列車の場合は、進行方向左側の「A席」から見ることができます。
揺れが少ない快適な号車はどこ?
乗り物酔いをしやすい方や、PC作業などで集中したい方にとって、車両の揺れは気になるところですよね。一般的に、電車はモーターが付いていない「付随車(T車)」の方が、モーターの振動がなく静かで揺れが少ないと言われています。
また、車両の中でも連結部分に近い端の席よりは、車両の中央付近の席の方が揺れを感じにくい傾向があります。
- GSE(70000形):3号車、5号車
- MSE(60000形):3号車、5号車、8号車(10両編成時)
- EXEα(30000形):3号車、5号車、8号車(10両編成時)
これらの号車の中央付近の席を狙ってみるのがおすすめです。ただし、揺れの感じ方には個人差がありますし、線路の状態によっても変わるので、あくまで「傾向として」参考にしてみてくださいね。
大きな荷物も安心!荷物置き場は何号車?
スーツケースなどの大きな荷物を持って旅行する場合、置き場所に困ることがありますよね。ロマンスカーには、主要な車種に荷物専用のスペース(ラゲージスペース)が用意されています。
- GSE(70000形):全車両のデッキ(出入口付近)に設置されています。これは非常に便利ですね。
- MSE(60000形):一部車両のデッキに荷物スペースがあります。
- EXEα(30000形):一部車両のデッキに荷物スペースがあります。
特にGSEは全車両にあるので、どの号車を予約しても安心です。MSEやEXEαの場合は、予約時にシートマップで荷物スペースのマークを確認し、その近くの座席を予約すると、荷物の出し入れがスムーズで安心かなと思います。
清潔で安心なトイレの場所
長時間の乗車ではトイレの場所もチェックしておきたいポイントです。ロマンスカーのトイレは清潔に保たれており、安心して利用できます。設置されている号車は車種によって決まっています。
| 車種 | トイレ設置号車 | 補足 |
|---|---|---|
| GSE | 1, 2, 4, 6, 7号車 | 4号車はバリアフリー対応の広いトイレです。 |
| MSE | 2, 5, 8号車 | 5号車はバリアフリー対応トイレです。 |
| EXEα | 2, 5, 8号車 | 5号車はバリアフリー対応トイレです。 |
トイレが近い方は、これらの号車を予約しておくと移動が少なくて済みますね。特に小さなお子様連れの場合は、おむつ交換台も備えられたバリアフリー対応トイレのある号車が便利です。
最新情報は公式サイトで
ご紹介した車両編成や設備は、変更される可能性があります。ご旅行の計画を立てる際は、念のため最新の情報を小田急電鉄の公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。
まとめ:あなたのロマンスカーは何号車がおすすめ?
さて、ここまでロマンスカーのおすすめ号車を、車種別・目的別にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最後に、あなたにぴったりの号車をまとめてみましょう。
あなたへのおすすめはこれ!
- 旅の主役は展望席!というあなた:迷わずGSEの1号車か7号車を。予約開始日の10時前からスタンバイしましょう!
- 車窓からの富士山を楽しみたいあなた:進行方向右側の「D席」を予約。特に新松田駅以降の景色に注目です。
- 静かにゆったり過ごしたいあなた:MSEやEXEαの中間号車(4〜5号車あたり)がおすすめです。
- 仲間とワイワイ楽しみたいグループのあなた:EXEαの4号車「サルーン席」一択です。プライベート空間で最高の思い出を!
ロマンスカーは、単なる移動手段ではなく、それ自体が旅の楽しみの一つになる特別な列車だと思います。この記事を参考に、あなたの旅のスタイルに合った最高の席を見つけて、素敵なロマンスカーの旅を楽しんでくださいね!