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こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
イタリア旅行のゴールデンルート、ミラノからベネチアへの移動。せっかくなら快適でお得に旅をしたいですよね。私も初めて計画した時、ミラノからベネチアへ電車で移動する方法について、料金はいくらくらいかかるのか、時間はどのくらい見ておけばいいのか、チケットの予約はいつからできるのか、そしてフレッチャロッサとイタロという電車の違いは何なのか、たくさんの疑問が浮かびました。さらに、当日の乗り方も少し不安でした。この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消するために、私の経験を元に、ミラノからベネチアへの電車移動に関する情報を分かりやすくまとめました。
（ベネチア）関連
この記事でわかること
- ミラノ-ベネチア間の電車の所要時間や料金相場がわかる
- 高速列車フレッチャロッサとイタロの違いが理解できる
- お得なチケットの予約方法や当日の乗り方がわかる
- 旅行前に知っておきたいストライキ情報など注意点がわかる
ミラノからベネチアの電車移動｜基本情報まとめ
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まずは、ミラノからベネチアへの電車移動に欠かせない基本情報から見ていきましょう。所要時間や料金の目安、利用する列車や駅について知っておくだけで、ぐっと計画が立てやすくなりますよ。
所要時間と時刻表のポイント
ミラノからベネチアまでの電車の所要時間は、高速列車（フレッチャロッサやイタロ）を利用すれば、約2時間半です。これは本当にあっという間ですよね。ミラノで朝食を済ませてから出発しても、お昼前には水の都ベネチアに到着できます。
時刻表ですが、この区間はイタリアの主要都市間を結ぶ人気路線なので、早朝から夜まで1時間に数本の間隔で運行されています。そのため、スケジュールはかなり柔軟に組めるかなと思います。日帰り旅行を計画するにも十分な本数がありますね。
ポイント
- 所要時間: 高速列車で約2時間30分
- 運行頻度: 1時間に2〜4本程度
- 利便性: 日帰り旅行も可能なほど本数が充実
気になる電車の料金相場
電車の料金、一番気になるところですよね。これは一言で言うと「予約するタイミング次第」です。飛行機と同じように、早く予約すればするほど安く購入できる「早割」が適用されます。
具体的には、以下のような料金体系になっています。
- Super Economy（スーパーエコノミー）: 最も割引率の高いチケット。早く予約すれば、20ユーロ台で見つかることも。ただし、予約の変更やキャンセルはほぼできないので注意が必要です。
- Economy（エコノミー）: スーパーエコノミーの次に安いチケット。一度だけ変更が可能な場合があります（差額の支払いが必要）。
- Base/Flex（定価）: 直前の予約や通常料金のチケット。料金は高くなりますが、変更やキャンセルに柔軟に対応してくれます。相場としては80ユーロ以上になることも。
私の経験上、旅行の計画が固まったら、できるだけ早く（1〜2ヶ月前には）予約するのが、交通費を抑える最大のコツですね。直前に買うと料金が倍以上になることも珍しくありません。
料金に関する注意
ここで紹介している料金はあくまで一般的な目安です。乗車日や時間帯、予約のタイミングによって大きく変動します。最新の正確な料金は、必ず公式サイトで確認してくださいね。
高速列車フレッチャロッサとイタロ比較
ミラノ-ベネチア間を走る高速列車は、主に「フレッチャロッサ（Frecciarossa）」と「イタロ（Italo）」の2種類があります。どちらも快適で速いので、正直なところ、時間と料金が合う方を選べば問題ないかなと思います。ただ、ちょっとした違いもあるので、比較してみました。
| 項目 | フレッチャロッサ (Frecciarossa) | イタロ (Italo) |
|---|---|---|
| 運営会社 | トレニタリア（Trenitalia / イタリア国鉄） | NTV社（私鉄） |
| 特徴 | 運行本数が多く、地方路線への接続も良い。イタリア全土をカバー。 | 主要都市間を結ぶ路線に特化。車両が新しくスタイリッシュ。 |
| 車両の色 | 赤が基調 | ワインレッドが基調 |
| サービス | 座席クラスが豊富。Wi-Fi、電源完備。 | 全席革張りシート。Wi-Fi、電源完備。独自のサービスも。 |
| 予約サイト | Trenitalia公式サイト | Italo公式サイト |
どちらも乗り心地は抜群です。強いて言うなら、フレッチャロッサの方が国鉄なので安心感があるという声も聞きますし、イタロは内装がおしゃれでちょっとテンションが上がるかもしれません。私は予約時に両方のサイトを見比べて、時間と料金のバランスが良い方を選んでいます。
電車の乗り換えは必要？主要駅を解説
ミラノからベネチアへは、ほとんどの高速列車が乗り換えなしの直通便です。これは旅行者にとって、とてもありがたいですよね。
出発駅：ミラノ中央駅 (Milano Centrale)
出発はミラノ中央駅です。ヨーロッパを代表する巨大なターミナル駅で、その建築の美しさには圧倒されます。駅構内は広く、カフェやショップも充実していますが、その分人も多いので、特に週末やピークタイムは時間に余裕を持って到着することをおすすめします。出発の30分前には駅に着いておくと安心ですね。
到着駅：ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅 (Venezia Santa Lucia)
到着はヴェネツィア・サンタ・ルチア駅。この駅の最大の魅力は、駅舎を出た瞬間に、目の前にベネチアの大運河が広がることです！電車を降りて一歩外に出た瞬間のあの感動は、今でも忘れられません。まさに「水の都」の玄関口です。
豆知識：もう一つのベネチアの駅
ベネチアにはもう一つ「ヴェネツィア・メストレ駅（Venezia Mestre）」という駅があります。これは本土側の駅で、サンタ・ルチア駅の一つ手前の駅です。本土側にホテルを取っている場合を除き、観光が目的であれば、終点の「サンタ・ルチア駅」まで乗車してくださいね。間違えて降りないように注意しましょう！
当日の電車の乗り方をステップ解説
Eチケットを予約した場合の、当日の乗り方はとてもシンプルです。日本の新幹線に乗る感覚とほとんど変わりませんよ。
- 駅の電光掲示板（Partenze / Departures）を確認
駅に着いたら、まずは大きな電光掲示板で自分の乗る便を探します。列車の便名（例: FR 9715）と行き先（Venezia S. Lucia）、出発時間（Ora）を頼りに見つけましょう。 - ホーム番号（Binario / Platform）をチェック
出発時刻の15〜20分前になると、乗車するホームの番号（Binario）が表示されます。イタリアの駅は改札がないことが多いですが、主要駅ではホームに入る前にチケットのQRコードをかざすゲートがある場合もあります。 - 自分の車両と座席を探す
ホームに着いたら、電車の側面に表示されている車両番号（Carrozza）を確認し、自分の車両に乗車します。座席番号（Posti）は座席の上や窓の横に書かれています。 - 乗車後はリラックス
席に着いたら、あとはベネチアまでの列車の旅を楽しむだけです。検札が来たら、スマホのEチケット画面（QRコード）を見せればOKです。
昔は紙の切符に刻印（打刻）が必要でしたが、QRコード付きのEチケットの場合は刻印は不要です。とても便利になりましたね。
ミラノからベネチアへのお得な電車の予約術
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さて、ここからは実際にどうやってお得にチケットを予約するか、具体的な方法と知っておくと便利な情報をご紹介します。少しの手間で旅の費用が大きく変わることもありますよ。
電車の予約方法とチケット購入手順
電車のチケットは、主に以下の方法で購入できます。
- 公式サイトでオンライン予約（トレニタリア or イタロ）
- 比較サイト・代理店サイトでオンライン予約（Omio, Trainlineなど）
- 駅の窓口や券売機で直接購入
先ほどもお伝えした通り、料金を安く抑えたいなら断然オンラインでの事前予約がおすすめです。駅での当日購入は最も高くなる可能性が高いです。
オンライン予約の手順はとても簡単。
- 出発地（Milano Centrale）、目的地（Venezia S. Lucia）、日付、時間を入力して検索。
- 希望の便と料金クラスを選択。
- 乗客情報（名前など）を入力。
- クレジットカードで決済。
- 予約完了後、Eチケット（QRコード付き）がメールで送られてきます。
このメールを保存しておくか、アプリにチケットを登録しておけば、当日はスマホ一つで乗車できます。
おすすめの電車予約サイトはどこ？
「じゃあ、どのサイトで予約するのが一番いいの？」という疑問が湧きますよね。それぞれにメリットがあるので、目的に合わせて使い分けるのが賢いかなと思います。
公式サイト（Trenitalia / Italo）
メリット:
- 手数料がかからない。
- セールやプロモーションが最も早く反映される。
- 万が一のトラブル（運休や遅延）の際に、直接やり取りできるので話が早い。
デメリット:
- 基本的に英語かイタリア語での操作になる。（最近は日本語対応も進んでいますが）
- フレッチャロッサとイタロを別々に検索する必要がある。
比較サイト（Omioなど）
メリット:
- 一度の検索でフレッチャロッサとイタロの両方を比較検討できる。
- 完全日本語対応で、操作が直感的で分かりやすい。
- 鉄道だけでなく、バスや飛行機など他の交通手段とも比較できる。
デメリット:
- 予約手数料がわずかにかかる場合がある。
TrekTideのおすすめ
初めてイタリアの鉄道を予約する方や、複数の会社を比較してベストな選択をしたい方には、日本語対応で使いやすいOmioのような比較サイトがおすすめです。慣れている方は、公式サイトで直接予約するのが最も安く済むことが多いですね。
ファーストクラスはおすすめ？
高速列車には、スタンダードクラス（2等）の他に、ビジネスクラスやプリマクラスといった、いわゆるファーストクラス（1等）があります。約2時間半の乗車時間で必要かどうか、悩みますよね。
ファーストクラスの主なメリットは以下の通りです。
- 座席の幅が広く、足元もゆったりしている。
- 座席配列が横3列（2列+1列）なので、よりプライベート感がある。
- ウェルカムドリンクやお菓子のサービスがある。
- 静かな環境で過ごしたい人に向いている。
料金はスタンダードクラスより高くなりますが、早割を使えば驚くほど安く購入できることもあります。「スタンダードの定価より、ファーストクラスの早割の方が安かった」なんてことも。ゆったりと快適な旅をしたい、少し贅沢な気分を味わいたいという方には、ぜひ一度試してみてほしいなと思います。
要注意！電車のストライキ情報
イタリア旅行で避けては通れないのが、「Sciopero（ショーペロ）」と呼ばれるストライキです。交通機関のストライキは頻繁にあり、残念ながら電車も例外ではありません。
ストライキ（Sciopero）への備え
ストライキは数週間前に予告されることが多いです。旅行の日程が近づいてきたら、トレニタリアやイタロの公式サイト、または現地のニュースサイトで情報を確認する習慣をつけると良いでしょう。「Sciopero treni [日付]」などで検索すると情報が出てきます。
もし自分の乗る予定の電車がストライキで運休になった場合、基本的にはチケットの払い戻しや、別の便への無償変更が可能です。保証対象の長距離列車（Frecceなど）は最低限の運行が確保されることもありますが、スケジュールが大幅に乱れる可能性は覚悟しておきましょう。ストライキの日は、移動計画に柔軟性を持たせておくことが大切です。
計画的な予約で快適なミラノからベネチアの電車の旅を
ここまで、ミラノからベネチアへの電車移動について、様々な情報をお届けしました。ポイントは、やはり「早めの計画と予約」に尽きるかなと思います。
事前にチケットを確保しておけば、当日は心に余裕を持って、美しいミラノ中央駅の建築を眺めたり、カフェで一息ついたりする時間も生まれます。そして、電車に揺られること2時間半、車窓の風景が変わり、やがて海の気配がしてきたら、もうベネチアはすぐそこです。
この記事が、あなたの快適で素敵なイタリア旅行の計画に、少しでもお役に立てたら嬉しいです。Buon viaggio（良い旅を）！