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エーゲ海はどこの国?ギリシャとトルコの基本情報から魅力まで解説

エーゲ海はどこの国?ギリシャとトルコの基本情報から魅力まで解説

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成

青い海に白い街並みが映える美しい景色、エーゲ海。そんな光景を思い浮かべながら、「エーゲ海って、一体どこの国にあるんだろう?」と、ふと疑問に思ったことはありませんか?

地図を広げてみると、ギリシャとトルコに囲まれた海には無数の島が浮かんでいて、地中海との違いも少し気になりますよね。この記事では、そんなあなたのためのエー-ゲ海完全ガイドです。

在ギリシャ日本国大使館

エーゲ海に面した国はどこなのか、エーゲ海沿岸の美しい街並み、気になるクルーズ旅行の費用、そして代表的なギリシャ領の島はどこなのか、クレタ島はどこにあるのかといった具体的な情報まで、旅の専門家が詳しく解説していきます。

有名な『エーゲ海の真珠』のメロディーのようにロマンティックな特徴を持つこの海の魅力を、一緒に探っていきましょう。

この記事でわかること

  • エーゲ海が主にギリシャとトルコに囲まれた海であること

  • エーゲ海と地中海の位置関係や点在する島々の所属国

  • サントリーニ島など代表的な観光地と旅行計画のポイント

  • 神話や歴史に彩られたエーゲ海周辺の文化と尽きない魅力

エーゲ海はどこの国にあるの?ギリシャとトルコにまたがる海の基本情報と魅力を徹底解説

  • まずは地図で確認!エーゲ海と地中海の違いとは?

  • ギリシャとトルコに囲まれた海の歴史的な特徴と「エーゲ海」の英語表現

  • エーゲ海のギリシャ領はどこまで?クレタ島など代表的な島々の魅力に迫る

  • 美しいエーゲ海沿岸の街並みとおすすめ観光スポット

  • 名曲『エーゲ海の真珠』に思いを馳せて

  • 映画『エーゲ海に捧ぐ』の舞台はどこ?ロケ地を巡る旅

 

まずは地図で確認!エーゲ海と地中海の違いとは?

まずは地図で確認!エーゲ海と地中海の違いとは?

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成

エーゲ海は、ヨーロッパ南東部に位置する地中海の一部です。より詳しく言うと、西をギリシャのバルカン半島、東をトルコのアナトリア半島に挟まれた海域を指します。南にはクレタ島やロードス島といった大きな島々が連なり、地中海の他の海域との境界をなしています。地図で確認すると、ギリシャ本土とトルコ沿岸部に無数の島々が点在しているのがよくわかります。これがエーゲ海の大きな特徴である「多島海」の景観を生み出しているのです。

よく混同されがちな地中海との違いですが、エーゲ海は地中海を構成する海の一つ、という関係性になります。地中海は、ヨーロッパ、アジア、アフリカの三大陸に囲まれた広大な海で、西はジブラルタル海峡を経て大西洋に、南東はスエズ運河を経て紅海につながっています。その中で、特にギリシャとトルコに挟まれた多島海エリアが「エーゲ海」と呼ばれているのです。イタリア半島とバルカン半島の間にあるアドリア海や、イタリア半島西側のティレニア海などと同様に、地中海はいくつかの海域に分かれており、それぞれに名前が付けられています。

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ギリシャとトルコに囲まれた海の歴史的な特徴と「エーゲ海」の英語表現

 

エーゲ海は、古代からヨーロッパとアジアを結ぶ重要な海上交通の要衝でした。そのため、この海域の覇権を巡って、様々な文明や国家が興亡を繰り広げた歴史があります。紀元前3000年頃には、クレタ島を中心に高度な青銅器文明であるミノア文明が栄え、その後、ギリシャ本土ではミケーネ文明が勃興しました。これらの文明は総称して「エーゲ文明」と呼ばれ、後の西洋文明の礎を築いたと言われています。

その後も、古代ギリシャの都市国家、ペルシャ帝国、ローマ帝国、ビザンツ帝国、そしてオスマン帝国と、時代を代表する大国がエーゲ海の支配権を握ってきました。そのため、エーゲ海沿岸や島々には、各時代の遺跡が数多く残されており、歴史好きにはたまらない魅力となっています。ちなみに、「エーゲ海」は英語で "Aegean Sea" と表記されます。その語源は、ギリシャ神話に登場するアテナイの王アイゲウスに由来するという説が有名です。

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エーゲ海のギリシャ領はどこまで?クレタ島など代表的な島々の魅力に迫る

 

エーゲ海に浮かぶ島々のほとんどは、ギリシャ領です。その数は大小合わせて2,000以上とも言われ、それぞれに個性豊かな魅力があります。エーゲ海の島々は、いくつかの諸島に分類されますが、中でも有名なのが、サントリーニ島やミコノス島が属するキクラデス諸島、ロードス島やコス島が属するドデカネス諸島、そしてギリシャ最大の島であるクレタ島です。

クレタ島は、エーゲ海の南部に位置し、温暖な気候と美しいビーチ、そしてミノア文明の中心地であったクノッソス宮殿をはじめとする数多くの遺跡で知られています。また、独自の食文化も魅力で、オリーブオイルや新鮮なシーフードを使った料理は絶品です。エーゲ海の島々がギリシャ領となったのは、20世紀初頭のバルカン戦争の結果、オスマン帝国からギリシャに割譲された歴史的経緯があります。現在もトルコとの間で領海をめぐる問題は残っていますが、観光で訪れる分には全く心配ありません。

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美しいエーゲ海沿岸の街並みとおすすめ観光スポット

美しいエーゲ海沿岸の街並みとおすすめ観光スポット

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成

エーゲ海の魅力は、島々だけではありません。ギリシャ本土やトルコの沿岸部にも、息をのむほど美しい街並みが広がっています。特に有名なのが、断崖に白い家々が密集するサントリーニ島のイアの街です。青いドームの教会と紺碧の海のコントラストは、まさに絵葉書のような美しさで、世界中の観光客を魅了しています。

また、風車がシンボルのミコノス島は、洗練されたリゾート地として知られ、お洒落なブティックやレストランが軒を連ねます。夜はクラブやバーが賑わい、ナイトライフも楽しめます。トルコ側では、古代都市エフェソスの遺跡に近いリゾート地クシャダスや、高級リゾートとして人気のボドルムなどがおすすめです。これらの街では、美しいビーチでのんびりと過ごしたり、歴史的な遺跡を散策したりと、思い思いの休日を過ごすことができます。

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名曲『エーゲ海の真珠』に思いを馳せて

 

エーゲ海と聞いて、ポール・モーリアのインストゥルメンタル曲『エーゲ海の真珠』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。1970年代に大ヒットしたこの曲は、その美しくも切ないメロディーで、多くの人々の心にエーゲ海のロマンティックなイメージを植え付けました。キラキラと輝く海、心地よい潮風、そしてどこか物悲しい夕暮れの風景。この曲を聴きながらエーゲ海の島々を旅すれば、その感動はより一層深まることでしょう。

『エーゲ海の真珠』には、特定の場所を歌ったものではありませんが、そのメロディーは、エーゲ海の持つ普遍的な美しさや魅力を完璧に表現しています。クルーズ船のデッキで、あるいは海辺のカフェで、この曲を聴きながらエーゲ海の景色を眺める時間は、きっと忘れられない思い出になるはずです。

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映画『エーゲ海に捧ぐ』の舞台はどこ?ロケ地を巡る旅

 

1979年に公開された映画『エーゲ海に捧ぐ』は、芥川賞を受賞した池田満寿夫の同名小説を原作とし、ギリシャの美しい風景を背景に、退廃的な愛と性を描いた作品です。この映画の主な舞台となったのは、ギリシャの首都アテネと、サロニコス湾に浮かぶイドラ島です。

イドラ島は、アテネから日帰りでも訪れることができる小さな島で、島内では自動車の乗り入れが禁止されているため、ロバが主な交通手段となっています。石畳の道が続く港町には、お洒落なカフェやギャラリーが並び、落ち着いた雰囲気が漂います。映画の公開から40年以上が経った今でも、その美しい景観は変わらず、多くの映画ファンがロケ地を巡るためにこの島を訪れています。映画の世界に浸りながら、エーゲ海の島々の魅力を再発見する旅もおすすめです。

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エーゲ海への旅行、どこの国から行くのがベスト?費用やツアーを解説

  • ギリシャとトルコ、エーゲ海に面した国へのアクセスと地図情報

  • 憧れのエーゲ海クルーズ!旅行費用とおすすめツアーの選び方

  • ギリシャのエーゲ海ツアーで訪れたい人気スポット

  • エーゲ海に浮かぶギリシャ領の島々はどこですか?珠玉の島々を紹介

  • 日本のエーゲ海はどこですか?国内で楽しめる絶景スポットもご紹介

  • 結局エーゲ海はどこの国か、その魅力のまとめ

 

ギリシャとトルコ、エーゲ海に面した国へのアクセスと地図情報

ギリシャとトルコ、エーゲ海に面した国へのアクセスと地図情報

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成

エーゲ海への旅行を計画する際、まず考えるべきは、ギリシャとトルコのどちらからアクセスするかです。どちらの国もエーゲ海に面しており、それぞれに魅力的な観光地が点在しています。日本からギリシャへは、アテネ国際空港への直行便がないため、ヨーロッパの主要都市や中東のハブ空港で乗り継ぐのが一般的です。アテネからは、国内線やフェリーで各島へアクセスできます。

一方、トルコへは、イスタンブールへの直行便が就航しており、アクセスは比較的容易です。イスタンブールから国内線でイズミルなどのエーゲ海沿岸の都市へ飛び、そこからバスやレンタカーでリゾート地を巡るのがおすすめです。どちらの国を選ぶかは、訪れたい島や都市、そして旅行のスタイルによって異なります。地図を見ながら、自分だけのオリジナルルートを計画するのも、旅の醍醐味の一つです。

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憧れのエーゲ海クルーズ!旅行費用とおすすめツアーの選び方

 

エーゲ海の島々を効率よく巡りたいなら、クルーズ旅行が断然おすすめです。大型のクルーズ客船から、より小型でプライベート感のあるヨットまで、様々なタイプのクルーズが運航されています。クルーズ旅行の費用は、船のクラスや客室のタイプ、旅行の日数、そしてシーズンによって大きく異なりますが、一般的には7泊8日のクルーズで1人あたり15万円から30万円程度が目安となります。

クルーズツアーを選ぶ際は、まず寄港地をチェックしましょう。サントリーニ島やミコノス島といった定番の島々に加え、日本ではあまり知られていない隠れた名島を訪れるツアーもあります。また、船内の施設や食事、エンターテイメントなども重要なポイントです。日本語スタッフが乗船している船や、日本人向けの寄港地観光ツアーが用意されているクルーズ会社を選ぶと、より安心して旅行を楽しむことができます。

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ギリシャのエーゲ海ツアーで訪れたい人気スポット

 

ギリシャのエーゲ海ツアーで外せないのが、やはりサントリーニ島とミコノス島です。サントリーニ島では、イアの街から世界一と称される夕日を眺めたり、フィラの街でショッピングを楽しんだり、古代ティラ遺跡を訪れたりと、見どころが満載です。ミコノス島では、カト・ミリの風車やリトル・ヴェニスといった写真映えするスポットを散策したり、美しいビーチで海水浴を楽しんだりするのがおすすめです。

これらの島々に加え、クレタ島やロードス島、パトモス島などを巡るツアーも人気があります。クレタ島では、クノッソス宮殿の壮大な遺跡に圧倒され、ロードス島では、中世の騎士団が築いた城壁都市の歴史に触れることができます。パトモス島は、新約聖書の『ヨハネの黙示録』が記された場所として知られ、静かで神秘的な雰囲気が漂います。

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エーゲ海に浮かぶギリシャ領の島々はどこですか?珠玉の島々を紹介

 

前述の通り、エーゲ海に浮かぶ島々のほとんどはギリシャ領です。その中でも、特に人気の高い珠玉の島々をいくつかご紹介します。

  • サントリーニ島: 断崖絶壁に広がる白と青のコントラストが美しい、エーゲ海を代表する島。ロマンティックな雰囲気から、ハネムーナーにも絶大な人気を誇ります。

  • ミコノス島: 風車とペリカンがシンボルの、お洒落で洗練されたリゾートアイランド。美しいビーチや活気あるナイトライフが魅力です。

  • クレタ島: ギリシャ最大の島で、古代ミノア文明の中心地。豊かな自然と独自の文化、そして美味しい料理が楽しめます。

  • ロードス島: 中世の城壁都市が世界遺産に登録されている、歴史とロマンに満ちた島。旧市街を散策すれば、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

  • コルフ島: 緑豊かな自然とベネチア様式の美しい街並みが魅力の島。「アドリア海の真珠」とも称され、落ち着いた雰囲気の中でリゾートライフを満喫できます。

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日本のエーゲ海はどこですか?国内で楽しめる絶景スポットもご紹介

日本のエーゲ海はどこですか?国内で楽しめる絶景スポットもご紹介

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成

海外旅行が難しい今、日本国内でエーゲ海のような美しい景色を楽しめる場所があるのをご存知でしょうか。岡山県瀬戸内市にある牛窓は、その温暖な気候と、瀬戸内海に浮かぶ島々の風景から、「日本のエーゲ海」と呼ばれています。

牛窓には、約2000本のオリーブが栽培されている「牛窓オリーブ園」があり、丘の上からはエーゲ海を彷彿とさせる多島美を望むことができます。また、ヨットハーバーや白い壁の建物が並ぶ街並みも、地中海のリゾート地のような雰囲気を醸し出しています。本物のエーゲ海には及ばないかもしれませんが、牛窓を訪れれば、きっとその美しい景色に癒されることでしょう。

日本のエーゲ海を見に行く

結局エーゲ海はどこの国か、その魅力のまとめ

 

ポイント

  • エーゲ海は地中海の一部であり、主にギリシャとトルコに囲まれている

  • 海に浮かぶ島々のほとんどはギリシャ領である

  • 古代エーゲ文明が栄えた地であり、西洋文明の礎となった

  • 紺碧の海と白い街並みのコントラストが大きな特徴である

  • サントリーニ島は世界一美しいと称される夕日で有名である

  • ミコノス島は洗練されたリゾート地でナイトライフも楽しめる

  • ギリシャ最大の島クレタ島にはクノッソス宮殿などの遺跡が多数存在する

  • ギリシャやトルコから飛行機やフェリーで島々へ渡航可能である

  • 島々を効率的に巡るにはエーゲ海クルーズが最適である

  • クルーズ費用は日数や船の等級で異なり、7泊8日で15万円からが目安となる

  • ポール・モーリアの『エーゲ海の真珠』はこの海のイメージを象徴する名曲である

  • 映画『エーゲ海に捧ぐ』の主な舞台はアテネとイドラ島である

  • 岡山県牛窓は「日本のエーゲ海」と呼ばれ、美しい多島海景観を持つ

  • 古代遺跡からリゾートまで、多様な観光スタイルを楽しめる場所である

  • ギリシャとトルコ間では、現在も領海に関する政治的な問題が存在する

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