
イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
富士山周辺の観光を計画していると、「あれ、芦ノ湖って富士五湖の一つだっけ?」と疑問に思ったことはありませんか。地図で見ると場所が近いし、どちらも富士山の絶景スポットとして有名なので、混同してしまうのも無理はないかもしれません。実は、芦ノ湖が富士五湖に含まれるのかどっちなのか、そして何県にあるのか、その一覧や理由をはっきりと知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな長年の疑問をスッキリ解決します。芦ノ湖は富士五湖ではないという結論から、その決定的な違い、それぞれの位置関係、そして両方の観光地が持つ魅力やアクセス方法まで、旅行好きの視点から分かりやすく解説していきますね。
(箱根)関連
この記事でわかること
- 芦ノ湖と富士五湖の決定的な違い
- 芦ノ湖と富士五湖の正しい位置関係
- なぜ多くの人が混同してしまうのかその理由
- それぞれの湖が持つ観光の魅力と楽しみ方
結論:芦ノ湖は富士五湖ではない明確な理由

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さて、早速ですが結論からお伝えしますね。多くの人が一度は疑問に思うこの問題ですが、答えは非常に明確です。芦ノ湖と富士五湖は、その成り立ちから場所まで、全く異なる特徴を持っています。ここでは、その決定的な違いを一つずつ見ていきましょう。
芦ノ湖と富士五湖の決定的な違いとは
芦ノ湖と富士五湖を分ける最も大きな違いは、「湖ができた原因」と「存在する都道府県」の2点です。
まず、富士五湖は、その名の通り富士山の噴火活動によって形成された堰き止め湖です。流れ出た溶岩が川をせき止めてできた湖で、すべて山梨県に位置しています。富士山の麓に点在しているのが特徴ですね。
一方、芦ノ湖は、約3000年前の箱根山の火山活動によってできたカルデラ湖なんです。箱根山が水蒸気爆発と火砕流を起こした際に、川がせき止められて誕生しました。そして、芦ノ湖があるのは神奈川県。箱根観光の中心的な存在ですね。
芦ノ湖と富士五湖の比較
- 芦ノ湖
- 成因: 箱根山の火山活動によるカルデラ湖
- 所在地: 神奈川県 足柄下郡箱根町
- 富士五湖
- 成因: 富士山の噴火活動による堰き止め湖
- 所在地: 山梨県 富士河口湖町・山中湖村など
このように、「親である山」と「存在する県」が全く違う、と覚えると分かりやすいかもしれません。
そもそも富士五湖とは?その一覧を紹介
ここで改めて「富士五湖」についておさらいしておきましょう。富士五湖とは、山梨県側の富士山麓にある5つの湖の総称です。富士山の世界文化遺産登録においても、構成資産として重要な役割を担っています。
富士五湖を一覧にすると以下のようになります。
| 湖の名前 | 面積 | 最大水深 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 山中湖 | 6.80 km² (最大) | 13.3 m | 富士五湖の中で最も標高が高く、面積も最大。 |
| 河口湖 | 5.70 km² | 14.6 m | 湖岸線が最も長く、観光施設が充実。交通の拠点。 |
| 西湖 | 2.10 km² | 71.7 m (2番目に深い) | 青木ヶ原樹海に囲まれ、静かで神秘的な雰囲気。 |
| 精進湖 | 0.50 km² (最小) | 15.2 m | 富士山の手前に大室山が見え、「子抱き富士」と呼ばれる。 |
| 本栖湖 | 4.70 km² | 121.6 m (最深) | 透明度が高く、千円札の裏面に描かれた景色のモデル。 |
※数値は参考値であり、計測方法によって異なる場合があります。
こうして見ると、同じ富士五湖でもそれぞれに個性があって面白いですよね。すべてを巡るドライブなんかも人気のプランです。
では芦ノ湖は何県にあるのか
先ほども少し触れましたが、芦ノ湖は神奈川県足柄下郡箱根町にあります。
箱根ロープウェイや箱根登山鉄道、温泉旅館、美術館などが集まる、日本を代表する観光地「箱根」の中心に位置するシンボル的な湖です。富士五湖が「富士山の湖」というイメージなら、芦ノ湖は「箱根の湖」と認識するのが正しいかなと思います。
箱根と富士五湖の位置関係を解説
地図を見ると、箱根(芦ノ湖)と富士五湖エリアは確かに近い場所にあります。具体的には、芦ノ湖は富士山の南東側、富士五湖は富士山の北側の山麓に広がっています。
直線距離ではそれほど離れていませんが、間には箱根山や愛鷹山などの山々が連なっています。そのため、車で移動する場合、御殿場を経由したり、箱根スカイラインや芦ノ湖スカイラインといった観光道路を通ったりするルートが一般的ですね。ドライブコースとしては最高ですが、思ったより時間がかかることもあるので、旅行の計画を立てる際は注意が必要です。
なぜこの二つは混同されやすいのか
これだけ明確な違いがあるのに、なぜ多くの人が芦ノ湖と富士五湖を混同してしまうのでしょうか。私なりに理由を考えてみました。
混同されやすい3つの理由
- どちらからも富士山が美しく見える
これが最大の理由かなと思います。芦ノ湖の海賊船から見る富士山も、河口湖の逆さ富士も、どちらもポストカードになるような絶景です。「富士山が見える有名な湖」という大きな括りで記憶されているのかもしれません。 - どちらも首都圏から人気の観光地である
東京方面から日帰りや一泊旅行の行き先として、箱根も富士五湖も定番中の定番。テレビの旅番組や雑誌でもセットで紹介されることがあるため、なんとなく同じエリアというイメージがつきやすいのかも。 - 「富士箱根伊豆国立公園」に含まれている
実は、芦ノ湖も富士五湖も、「富士箱根伊豆国立公園」という一つの国立公園内に指定されています。行政的な括りが同じであることも、混同を招く一因になっている可能性がありますね。
これらの理由が重なって、「芦ノ湖=富士五湖の一つ」という誤解が生まれやすいのかなと思います。
芦ノ湖は富士五湖ではないけど観光の魅力は満載

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芦ノ湖は富士五湖ではない、という事実はご理解いただけたかと思います。でも、だからといって芦ノ湖の魅力が劣るわけでは全くありません。むしろ、富士五湖とは違った独自の魅力にあふれています。ここでは、それぞれの観光の魅力について掘り下げてみましょう。
俗称である「富士六湖」とは?
時々、「富士六湖」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これは公式な名称ではなく、俗称のようなものです。一般的に、富士五湖に加えて静岡県富士宮市にある「田貫湖(たぬきこ)」を指すことが多いようです。
田貫湖は富士山の西側に位置し、特にダイヤモンド富士(富士山頂から朝日が昇る現象)の絶景スポットとして有名です。しかし、この「富士六湖」という呼び方に芦ノ湖が含まれることは、まずありません。豆知識として覚えておくと面白いかもしれませんね。
どちらも絶景!富士山が見える湖
芦ノ湖と富士五湖、どちらも富士山のビュースポットとして甲乙つけがたい魅力があります。
芦ノ湖から望む富士山
芦ノ湖の魅力は、何といっても箱根の自然と調和した富士山の姿です。湖上に浮かぶ箱根神社の平和の鳥居や、カラフルな海賊船と一緒にフレームに収める富士山は、まさに絵画のような美しさ。特に元箱根港や恩賜箱根公園からの眺めは格別ですね。
富士五湖から望む富士山
一方、富士五湖は、富士山の雄大さをダイレクトに感じることができます。特に河口湖や山中湖からは、裾野まで広がる遮るもののない富士山の全景を望めます。風のない晴れた日に見られる「逆さ富士」は、一度は見ておきたい絶景です。また、本栖湖は千円札の裏面に描かれた景色のモデルになった場所としても有名ですね。
地図で見る富士五湖と芦ノ湖の場所
百聞は一見にしかず、ということで、ぜひお手元のスマートフォンやPCで地図アプリを開いてみてください。
まず「富士山」で検索し、その北側に河口湖、西湖、精進湖、本栖湖が、少し離れた東側に山中湖があるのが確認できると思います。これが富士五湖です。
次に、そこから視点を南東にずらしていくと、大きな湖が見えてきます。それが芦ノ湖です。間に山々を挟んで、全く違う水系に属していることが視覚的に理解できるかなと思います。
東京からのアクセスが良いのはどっち?
首都圏から旅行する場合、どちらがアクセスしやすいのかも気になるところですよね。これは利用する交通手段によって変わってきます。
交通手段別アクセスの比較
- 車でのアクセス
- 芦ノ湖(箱根)へ: 東名高速道路を利用するのが一般的。東京ICから厚木IC経由で小田原厚木道路へ。週末は渋滞しやすいのが難点かも。
- 富士五湖(河口湖)へ: 中央自動車道を利用するのがメインルート。高井戸ICから河口湖ICまで一本で行けるので分かりやすいです。こちらも行楽シーズンは渋滞が定番ですね。
- 公共交通機関でのアクセス
- 芦ノ湖(箱根)へ: 新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本駅へ直通、もしくは東京駅から新幹線で小田原駅へ。そこから箱根登山鉄道やバスに乗り換えるルートが充実しています。
- 富士五湖(河口湖)へ: 新宿のバスタ新宿などから高速バスが頻繁に出ており、乗り換えなしで河口湖駅まで行けるので非常に便利です。電車の場合は、JR中央線で大月駅まで行き、富士急行線に乗り換えます。
どちらも都心からのアクセスは良好ですが、乗り換えの手間を考えると、高速バスが便利な富士五湖、特急列車や新幹線が使える箱根、という特徴があるかもしれませんね。
富士山を望めるその他の湖を紹介
富士山が見える美しい湖は、芦ノ湖と富士五湖だけではありません。もしあなたが富士山の見える湖巡りに興味があるなら、こんな湖も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
- 田貫湖(静岡県): 先ほど「富士六湖」で紹介した湖です。湖面に映る「ダブルダイヤモンド富士」は多くのカメラマンを魅了します。キャンプ場も整備されています。
- 山中湖以外の富士五湖: 河口湖や山中湖が有名ですが、本栖湖の静寂の中で見る富士山や、精進湖の子抱き富士など、他の湖もそれぞれに違った表情を見せてくれます。
- 高ボッチ高原(長野県): 少し離れますが、長野県の高ボッチ高原からは、眼下に諏訪湖、その向こうに雄大な富士山を望むことができます。条件が良ければ雲海も見られる絶景スポットです。
まとめ:芦ノ湖は富士五湖ではないと覚えておこう
今回は、「芦ノ湖は富士五湖ではない」というテーマを深掘りしてみました。最後に、この記事のポイントをまとめておきますね。
- 芦ノ湖は神奈川県の箱根にあるカルデラ湖
- 富士五湖は山梨県の富士山麓にある堰き止め湖
- 混同されやすいが、成り立ちも場所も全くの別物
- 芦ノ湖も富士五湖も、それぞれに違った魅力を持つ富士山の絶景スポット
芦ノ湖は富士五湖ではありませんが、温泉、アート、グルメ、そして絶景と、たくさんの魅力が詰まった素晴らしい観光地です。富士五湖もまた、富士山の雄大さを肌で感じられる特別な場所。それぞれの違いを理解することで、次の旅行計画がもっと楽しく、もっと深みのあるものになるかもしれません。
この記事が、あなたの旅の疑問を解決する一助となれば嬉しいです。