
イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成
こんにちは。旅行宿泊探訪記、運営者の「TrekTide」です。
琵琶湖に浮かぶ猫の楽園、沖島。そんなイメージで旅の計画を立てていたら、「沖島 猫 いない」という気になる情報を見つけて戸惑っていませんか。猫がいない理由はいったい何なのか、いつからそうなってしまったのか、気になりますよね。動物写真家の岩合光昭さんの作品で見た、あの愛らしい猫たちはどこへ行ってしまったのでしょうか。一部では、特定の保護団体の関与なども噂されており、その真相を知りたい方も多いと思います。この記事では、沖島から猫がいなくなった背景にある本当の理由から、猫がいなくても十分に楽しめる現在の沖島の観光情報まで、私の視点で詳しく掘り下げていきます。
沖島 | 滋賀県観光情報[公式観光サイト]滋賀・びわ湖の ...
この記事でわかること
- 沖島が「猫島」と呼ばれた歴史と猫がいなくなった経緯
- 猫が姿を消した背景にある具体的な理由と保護団体の関わり
- 猫がいない今だからこそ発見できる沖島の新たな観光の魅力
- 沖島へのアクセス方法や島を訪れる際の注意点
なぜ「沖島 猫 いない」と言われるようになったのか?

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かつては「猫島」として多くの人に愛された沖島。それが今では「猫がいない島」として検索されるようになったのには、いくつかの段階と複雑な背景がありました。ここでは、その歴史的な経緯を紐解いていきたいと思います。
かつての猫島としての沖島の歴史
沖島は、日本で唯一、淡水湖に浮かぶ有人島です。古くから漁業で栄えてきたこの島では、猫は大切なパートナーでした。船の網や食料をネズミから守る益獣として、また大漁を招く縁起の良い存在として、島の人々と自然に共存してきたんですね。
のどかな漁港の風景に猫たちが溶け込む姿は、まさに絵になる光景。島民の方々に見守られながら、猫たちはのびのびと暮らし、それが沖島の日常でした。穏やかな時間が流れる中で、猫の数は自然と増えていき、いつしか「猫島」と呼ばれるようになったのです。
岩合光昭氏の紹介で人気が全国へ
沖島の名前が全国的に知られる大きなきっかけとなったのが、世界的な動物写真家、岩合光昭さんの存在です。岩合さんが沖島を訪れ、そのレンズを通して猫たちの生き生きとした姿を切り取った作品は、テレビ番組や写真集などで紹介されました。
岩合さんの作品に魅了された多くの人々が、「あの猫たちに会いたい」と沖島を目指すようになり、島は一躍、人気の観光スポットになったんですね。この時期が、沖島の「猫島」としての知名度がピークに達した頃かなと思います。
沖島の猫がいなくなった本当の理由
しかし、人気が高まる一方で、さまざまな問題が深刻化していきました。猫がいなくなった背景には、決して単純ではない、いくつかの複合的な理由があります。
沖島で起こった問題点
- 観光客による無責任な餌やり: 観光客が持ち込んだ餌によって猫が増えすぎたり、健康を害したりするケースが増えました。
- 猫の過剰繁殖: 島のキャパシティを超えるペースで猫が増え続け、TNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す活動)だけでは追いつかない状況になりました。
- 島民の生活への影響: 猫の糞尿による臭いや衛生問題、猫同士の喧嘩による騒音などが深刻化し、島民の方々の生活を脅かすまでになってしまったのです。
猫は可愛い存在ですが、その数が増えすぎたことで、これまで保たれていた島民と猫との共存のバランスが崩れてしまいました。このままではいけない、と島全体で対策を考えざるを得ない状況に追い込まれたのが、本当の理由と言えるでしょう。
関与が噂される猫の保護団体とは
この深刻な事態を解決するために、島民や自治体は外部の専門家の力を借りることにしました。そこで協力体制を築いたのが、猫の保護活動を専門に行う団体です。
一部では「保護団体が猫を連れ去った」というような噂も流れましたが、実情は少し違います。これは、島が抱える問題を解決し、猫たちにとってもより良い環境を作るための共同プロジェクトだったんですね。島民、行政、そして保護団体が何度も話し合いを重ね、猫と人が共生できる未来のための、苦渋の決断だったと言えるかもしれません。
補足情報: こうした全頭保護というアプローチは、非常にデリケートな問題を含みます。しかし、沖島のケースでは、猫の健康状態の悪化や島民の生活環境の限界などを考慮し、一頭一頭に新しい家族を見つけるという「保護譲渡」の道が最善策として選ばれました。
なぜ猫は一斉に姿を消したのか?
観光客からすると「ある日突然、猫がごっそりいなくなった」ように感じたかもしれません。その理由は、この保護活動が計画的かつ集中的に行われたためです。
島の猫たちは、一斉に保護(捕獲)されました。その後、獣医師による健康チェック、ワクチン接種、そして不妊去勢手術が施されたのです。これは「駆除」ではなく、あくまで猫たちの幸せな未来を願った「保護」活動でした。健康を取り戻した猫たちは、保護団体を通じて丁寧にケアされ、新しい飼い主さんの元へと譲渡されていきました。
結果として、島の風景から猫の姿はほとんど見られなくなり、「沖島 猫 いない」という状況が生まれたのです。これは悲しい出来事と捉える方もいるかもしれませんが、猫と島の双方にとって、新たなスタートを切るための重要な一歩だったのかなと私は思います。
「沖島 猫 いない」けど魅力的な現在の観光情報

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猫がいなくなったと聞くと、沖島へ行く魅力が半減したように感じるかもしれません。でも、そんなことはありません。猫の存在が注目される前から、沖島には独自の素晴らしい魅力がたくさんありました。ここでは、現在の沖島の楽しみ方についてご紹介しますね。
猫がいない沖島の現在の観光の魅力
猫がいない今、沖島は本来の静けさを取り戻し、ゆったりとした時間が流れています。そこには、猫の存在とはまた違った、心惹かれる魅力があります。
現在の沖島の見どころ
- 昭和レトロな漁村の風景: 細い路地が入り組み、家々が肩を寄せ合うように建ち並ぶ町並みは、まるでタイムスリップしたかのよう。散策するだけで心が和みます。
- 日本唯一の「湖の有人島」: 海の離島とは違う、穏やかな湖の風景に囲まれた暮らしはとてもユニーク。どこか懐かしい日本の原風景に出会えます。
- 琵琶湖の絶景: 島から眺める琵琶湖の景色は格別です。特に夕暮れ時は、言葉を失うほどの美しさを見せてくれます。
- 静かな島時間: 観光地化されすぎていないからこそ味わえる、何もしない贅沢。カフェで湖を眺めたり、ただ散歩したりするだけでリフレッシュできます。
猫がいる賑やかさも良いですが、島の暮らしや文化にじっくり触れることができる今の沖島も、また違った趣があって素敵ですよ。
沖島へのアクセス方法と船の時間
沖島へは、船で渡る必要があります。アクセスはそれほど複雑ではありませんが、船の時間は事前にしっかり確認しておきましょう。
【基本的なアクセスルート】
- JR琵琶湖線「近江八幡駅」で下車。
- 北口の近江鉄道バス「長命寺経由・休暇村行き」に乗車し、「堀切港」で下車。(約30分)
- 堀切港から「沖島通船(船)」に乗船し、沖島港へ。(約10分)
ご注意ください
船の運航スケジュールは、季節や天候によって変更される可能性があります。特に最終便の時間は必ず事前に確認してください。訪問前には、沖島通船の公式サイトで最新の時刻表をチェックすることをおすすめします。
琵琶湖の離島ならではの楽しみ方
沖島では、この島ならではのユニークな体験が待っています。
- レンタサイクルで島内探訪: 島内には三輪自転車(島では「ケンケン」と呼ばれています)があり、観光客もレンタサイクルで気軽に島を一周できます。坂道も少なく、湖からの風を感じながらのサイクリングは最高ですよ。
- 湖魚料理に舌鼓: 琵琶湖で獲れた新鮮な魚介を使った料理は絶品です。名物の「鮒ずし」や、甘辛く煮た「えび豆」など、ここでしか味わえない郷土料理をぜひ試してみてください。
- 島カフェでひと休み: 島内には、古民家を改装したおしゃれなカフェがいくつかあります。琵琶湖を眺めながら、ゆっくりとコーヒーを味わう時間は、最高の贅沢です。
- 釣り体験: 穏やかな湖なので、初心者でも気軽に釣りを楽しめます。のんびりと釣り糸を垂らしながら、島時間を満喫するのも良いですね。
日本の他の猫島との違いを解説
沖島はよく他の「猫島」と比較されますが、根本的な違いがあります。それは、沖島が「海」ではなく「湖」の島であるという点です。
瀬戸内海などに浮かぶ多くの猫島が、潮の香りや海の荒々しさを感じるのに対し、沖島はあくまで穏やかな湖の風景が広がります。また、他の猫島が猫を観光のメインコンテンツとしているのに対し、現在の沖島は「島民の生活と文化そのもの」が魅力の中心となっています。
猫に会うことを目的とするのではなく、そこに暮らす人々の営みや、琵琶湖の自然に触れることを目的に訪れる場所。それが、今の沖島と他の猫島との大きな違いかなと思います。
訪問前に知るべき島のルール
沖島を訪れる際に、最も大切にしてほしいのは「ここは島民の方々の生活の場である」という意識です。気持ちよく観光を楽しむためにも、以下のルールは必ず守りましょう。
沖島訪問時のマナー
- プライバシーの尊重: 住民の方の家を無断で撮影したり、敷地内に立ち入ったりするのは絶対にやめましょう。
- ゴミは必ず持ち帰る: 島内にはゴミ箱がほとんどありません。自分が出したゴミは、必ず本土まで持ち帰ってください。
- 静かに行動する: 島はとても静かな場所です。大声で話したり騒いだりせず、穏やかな島の雰囲気を壊さないように配慮しましょう。
- 猫への接し方: もし、島で猫を見かけることがあっても(現在も数匹はいると言われています)、無断で餌をあげるのは控えましょう。
島の方々への敬意を忘れずに、素敵な訪問にしてくださいね。
「沖島 猫 いない」は事実?島の未来を考える
結論として、「沖島に猫は(観光客が期待するほどは)いない」というのは、残念ながら事実です。かつての猫で溢れた光景を想像していくと、少し寂しく感じるかもしれません。
しかし、これは島が未来へ進むために下した、とても大きな決断の結果です。猫がいなくなったことを嘆くのではなく、猫と人が共存するために悩み、考え抜いた島の人々の思いに心を寄せてみてはどうでしょうか。
猫がいなくても、沖島には素晴らしい魅力がたくさん詰まっています。ありのままの島の姿を受け入れ、その文化や自然を尊重する気持ちで訪れれば、きっと忘れられない素敵な旅になるはずです。島の新しい魅力を発見し、応援する。そんな旅も、いいものですよ。