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フィレンツェペレトラ空港から市内へ!アクセス完全ガイド

フィレンツェペレトラ空港から市内へ!アクセス完全ガイド

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成

ルネサンスの風が薫る美しい街、フィレンツェへのご旅行、本当に楽しみですね。今、まさに旅の玄関口となるフィレンツェペレトラ空港について、色々と情報を集めているところではないでしょうか?

「フィレンツェ空港から市内移動はどうするのが一番いいんだろう?やっぱり便利なトラムかな?」
「早朝のフライトだけど、空港での過ごし方はどうしよう…」
「フィレンツェ空港のタクシー料金は、市内から乗る場合いくらくらい?」

空港に着いてからのこと、出発前のこと、考え始めると次々に疑問が湧いてきますよね。旅の終わりには、フィレンツェ空港でお土産を探したり、免税手続きをスムーズに済ませたい、という思いもあるでしょう。

この記事は、そんなあなたのための「フィレンツェペレトラ空港」の完全ガイドです。

実際の利用者のレビューや便利な空港地図はもちろん、フィレンツェ空港から市内へのトラムでの移動方法、フィレンツェを拠点に、ローマやベネチア、ミラノへ向かうための鉄道予約のコツ、ピサへ日帰りするための電車の時刻表まで、あなたの知りたい情報をぎゅっと詰め込みました。

さらに、フィレンツェ観光に欠かせないクーポラの公式予約方法や、VELTRAのような現地ツアーで旅をより豊かにするヒント、帰国時にフィレンツェからフィウミチーノ空港へ向かう方法まで、この記事一つで旅行の不安が解消されるはずです。

さあ、一緒に旅の準備を始めましょう。あなたのイタリア旅行が、最高に素敵な思い出になりますように。

フィレンツェのアクティビティ

この記事でわかること

  • トラムやタクシーを使った空港から市内への最適なアクセス方法

  • 空港でのお土産探しやスムーズな免税手続きの具体的な手順

  • フィレンツェを拠点にローマやベネチアなどへ鉄道で旅する方法

  • 早朝便利用時の注意点や、空港の構造・使いやすさの全体像

フィレンツェペレトラ空港を完全攻略!市内アクセスから施設情報まで

 

  • フィレンツェ空港から市内への移動はトラムが断然便利!料金と乗り方を解説

  • フィレンツェ市内から空港へ!タクシー料金と利用時の注意点

  • 早朝便でも慌てない!フィレンツェ空港の早朝の様子と過ごし方

  • 最後のショッピング!フィレンツェ空港で人気のお土産と免税手続きのポイント

  • フィレンツェペレトラ空港の使いやすさは?口コミ・レビューと便利な空港地図

  • 空港近くの滞在に!「ホテルラフィレンツェ」は公式サイトがお得?東京にあるホテルとの関係は?

 

フィレンツェ空港から市内への移動はトラムが断然便利!料金と乗り方を解説

フィレンツェ空港から市内への移動はトラムが断然便利!料金と乗り方を解説

イメージ画像:旅行宿泊探訪記 作成

フィレンツェ空港に到着してまず考えるのが、市内中心部への移動手段でしょう。結論から言うと、現在最も便利で経済的な選択肢はトラム(路面電車)T2線です。2019年に開通したこの新しい路線は、空港とフィレンツェ中央駅であるサンタ・マリア・ノヴェッラ(Santa Maria Novella)駅近くのウニタ(Unità)広場をダイレクトに結び、多くの旅行者にとっての救世主となっています。

料金は片道わずか1.70ユーロ(2024年時点)。券売機で購入した切符は、最初に改札機で刻印してから90分間有効で、その時間内であれば市バスへの乗り換えも可能です。所要時間は約20分と非常にスピーディー。タクシーのように交通渋滞の心配もなく、定刻通りに市内へ到着できる安心感は大きなメリットです。

空港での乗り場は非常に分かりやすく、到着ロビーの出口を出て左手方向に進むだけですぐに見つかります。ホームには自動券売機が設置されており、言語選択で英語を選べるので操作に迷うことは少ないでしょう。ただし、注意点が一つ。この券売機は高額紙幣(10ユーロや20ユーロ)のお釣りを十分に用意していないことが多く、「お釣りが出せません」と表示されて購入できないケースが頻発します。クレジットカードを利用するか、5ユーロ以下の紙幣やコインを用意しておくとスムーズです。

乗車したら、車内にある黄色い改札機で必ず切符を「ガチャン」と刻印するのを忘れないでください。これを怠ると、検札があった際に高額な罰金を科されることになります。イタリアの公共交通機関ではごく一般的なルールなので、覚えておきましょう。

大きなスーツケースを持っている場合の注意点として、10kgを超える重さ、またはサイズが55x40x20cmを超える荷物に関しては、追加で切符を1枚購入する必要があります。つまり、大きな荷物が1つある場合は、自分用と荷物用で合計2枚の切符(3.40ユーロ)が必要になるというルールです。とはいえ、よほど大きな荷物でなければ1枚で問題ありません。この手軽さと安さ、速さを考えれば、トラムがフィレンツェ空港市内移動の第一選択肢であることは間違いないでしょう。

フィレンツェのアクティビティ

フィレンツェ市内から空港へ!タクシー料金と利用時の注意点

 

グループでの旅行や、荷物が非常に多い場合、あるいはトラムの駅まで歩くのが困難なホテルに滞在している場合には、タクシーが便利な選択肢となります。フィレンツェのタクシーは、空港と市内中心部の間では嬉しい「定額料金制」が導入されており、安心して利用することができます。

2024年現在の定額料金は、以下の通りです。

  • 平日(06:00〜22:00):22ユーロ

  • 祝日(06:00〜22:00):24ユーロ

  • 深夜(22:00〜06:00):25.30ユーロ

これに加えて、スーツケースなど大きな荷物1つにつき1ユーロの追加料金がかかります(最大7個まで)。例えば、平日の昼間にスーツケース2個で空港へ向かう場合は、「定額22ユーロ + 荷物代2ユーロ = 合計24ユーロ」が目安となります。所要時間は交通状況によりますが、通常であれば15分から30分程度で到着します。

フィレンツェ市内から空港へ向かう際にタクシーを拾う方法はいくつかあります。街中に設けられているタクシー乗り場から乗車するか、ホテルやレストランで呼んでもらうのが最も一般的です。流しのタクシーはほとんどいないため、大通りで手を挙げても停まってくれることは稀です。また、電話でタクシーを呼ぶことも可能で、その場合は迎車料金が加算されます。

利用する上での一番の注意点は、必ず正規のタクシーを利用することです。特に空港の到着ロビーなどで「タクシー?」と声をかけてくる白タク(無許可営業のタクシー)は、法外な料金を請求されるトラブルの原因となるため、絶対についていかないようにしましょう。空港では、正規のタクシー乗り場に並んでいる車両を、市内では車体に会社名と車両番号が明記され、屋根に「TAXI」の表示灯がある車両を選ぶようにしてください。

料金体系が明確で、メーターの心配をしなくてよい定額制は、旅行者にとって大きな安心材料です。トラムの利便性も捨てがたいですが、快適さやドア・ツー・ドアの利便性を優先するなら、タクシーは十分に価値のある移動手段と言えるでしょう。

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早朝便でも慌てない!フィレンツェ空港の早朝の様子と過ごし方

 

ヨーロッパ内の移動では、LCC(格安航空会社)の早朝便を利用する機会も少なくありません。フィレンツェ・ペレトラ空港は比較的小さな空港ですが、早朝便の利用者にも対応できる体制が整っています。空港自体は朝の4時頃には開館し、航空会社のチェックインカウンターもフライトの2時間〜2時間半前にはオープンし始めます。

早朝の空港で気になるのが、移動手段と空港での過ごし方でしょう。前述のトラムT2線は、市内中心部発の始発が朝5時頃から運行しているため、朝7時以降のフライトであれば十分に間に合います。それよりも早い便の場合は、前夜のうちにタクシーを予約しておくのが最も確実な方法です。ホテルのフロントに頼めば、信頼できるタクシー会社に予約を入れてくれます。

空港に到着後、チェックインと保安検査を済ませてしまえば、出発までの時間を過ごす場所がいくつかあります。小規模な空港ながら、搭乗ゲートエリアにはカフェがあり、早朝から営業しています。ここでカプチーノとクロワッサンといったイタリア式の朝食をとりながら、ゆっくりと搭乗を待つことができます。

さらに快適に過ごしたいのであれば、空港ラウンジ「Masaccio Lounge」の利用がおすすめです。このラウンジは朝5時からオープンしており、航空会社の上級会員やプライオリティパス保持者でなくても、有料で利用することが可能です。料金を支払えば誰でも入れるので、静かな空間でソファに座り、無料のWi-Fiを使いながら、ドリンクや軽食を楽しむことができます。特に混雑しがちな早朝の時間帯において、落ち着いた空間を確保できるのは大きなメリットです。

注意点として、フィレンツェ空港はコンパクトな分、朝のピークタイムには保安検査場が一本の長い列になることがあります。特に複数の便の出発が重なる時間帯は、予想以上に時間がかかることも。早朝便だからと油断せず、少なくともフライトの2時間前には空港に到着しておくことを強くお勧めします。時間に余裕を持つことが、慌てず、心穏やかに旅立つための最大の秘訣です。

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最後のショッピング!フィレンツェ空港で人気のお土産と免税手続きのポイント

最後のショッピング!フィレンツェ空港で人気のお土産と免税手続きのポイント

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旅の終わりは、空港での最後のショッピングと免税手続き(タックスリファンド)です。フィレンツェ・ペレトラ空港は大きくはありませんが、旅の思い出や買い忘れたお土産を見つけるには十分なショップが揃っています。また、免税手続きも手順を理解しておけばスムーズに済ませることができます。

まずお土産ですが、保安検査後の出発エリアにある免税店「Heinemann Duty Free」がメインとなります。ここでは、イタリア産のワインやリモンチェッロ、オリーブオイル、バルサミコ酢といった定番の食品から、有名ブランドのチョコレートやクッキーまで幅広く取り扱っています。特にトスカーナ地方のワインや、フィレンツェ発のブランドの小物は、最後の記念品として人気です。また、イタリアブランドの化粧品や香水も揃っており、市内で買いそびれたものがないかチェックするのも楽しいでしょう。

次に、重要な免税手続きについてです。EU圏外の居住者が、EU加盟国内で一定金額以上の買い物をした場合、支払った付加価値税(VAT)の一部が還付されます。手続きは、まずチェックインカウンターで航空券を発券した後、出発フロア(1階、日本式2階)にある税関(Dogana)へ向かいます。ここで購入した品物、パスポート、搭乗券、そしてお店で受け取った免税書類を提示し、スタンプをもらいます。この際、購入品は預け荷物に入れず、必ず手荷物として持参してください。「商品を見せなさい」と言われる場合に備えるためです。

税関スタンプを受け取ったら、すぐ隣にあるグローバルブルー(Global Blue)などの免税手続き会社のカウンターで、書類を提出し、還付方法(クレジットカードへの返金か、現金での受け取り)を選択します。現金受け取りは手数料が引かれますがその場でユーロを受け取れる手軽さがあり、クレジットカード返金は時間はかかりますが手数料が少なく済みます。

フィレンツェ空港は手続きの場所がまとまっているので分かりやすいですが、ハイシーズンや出発便が重なる時間帯は混雑が予想されます。免税手続きを希望する場合は、通常よりもさらに時間に余裕を持って、フライトの3時間前には空港に到着しておくと安心です。空港での時間を有効に使い、お得に最後のショッピングを楽しんでください。

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フィレンツェペレトラ空港の使いやすさは?口コミ・レビューと便利な空港地図

 

フィレンツェ・ペレトラ空港を利用した多くの旅行者から聞かれるのは、「コンパクトで分かりやすい」というポジティブなレビューです。ミラノ・マルペンサ空港やローマ・フィウミチーノ空港のような巨大ハブ空港とは異なり、出発・到着ターミナルは一つしかなく、構造が非常にシンプル。初めて訪れる人でも迷う心配はほとんどありません。

空港のフロアは主に2層に分かれています。地上階(日本式1階)が到着ロビーと、一部のチェックインカウンター。そしてエスカレーターかエレベーターで上がった1階(日本式2階)が出発ロビー、主要なチェックインカウンター、保安検査場、そして搭乗ゲートとなっています。

具体的に空港地図を頭に入れておくと、さらにスムーズに動けます。到着時は、飛行機を降りて道なりに進むと手荷物受取所があり、その先が出口です。出口を出ると、目の前にインフォメーションカウンター、そして左手方向にはトラム乗り場、正面にはタクシー乗り場やバス乗り場があり、市内へのアクセスも直感的です。

出発時は、まず1階(日本式2階)の電光掲示板で自分のフライトを探し、指定されたチェックインカウンターで手続きを行います。カウンターのすぐ近くに保安検査場の入り口があります。この保安検査場を通過すると、そこが搭乗ゲートエリアです。免税店やカフェ、ラウンジなどはすべてこの保安検査後のエリアに集まっているので、早めに中に入ってしまっても退屈することはありません。

ただし、このコンパクトさがデメリットになることもあります。口コミでは、「出発ゲートエリアの座席が少ない」という声がよく聞かれます。特に複数のフライトが重なる時間帯は、ベンチがすべて埋まってしまい、搭乗まで立って待たなければならないことも。無料のWi-Fiサービスは完備されていますが、充電用のコンセントは数が限られているため、モバイルバッテリーを持参すると安心です。

総じて、フィレンツェ・ペレトラ空港は、小規模ながらも機能的で、旅行者にとってストレスの少ない空港と言えるでしょう。そのシンプルさを理解し、混雑の可能性といった小さな注意点を頭に入れておけば、快適な旅の始まりと終わりを約束してくれます。

フィレンツェのアクティビティ

空港近くの滞在に!「ホテルラフィレンツェ」は公式サイトがお得?東京にあるホテルとの関係は?

 

フィレンツェへの旅行を計画する際、「ホテル ラ フィレンツェ」という名前を検索する方がいらっしゃるかもしれません。しかし、ここで少し注意が必要です。実は、検索でよくヒットする「ホテル ラ フィレンツェ」は、日本の埼玉県にあるホテルであり、イタリアのフィレンツェとは直接の関係はありません。名前が似ているため混同されがちですが、全く別の施設です。また、フィレンツェ市内に「ホテル・ラ・フィレンツェ(Hotel La Firenze)」という名前のホテルも存在しますが、空港から直結しているわけではなく、市内中心部に位置しています。

では、フィレンツェ・ペレトラ空港の近くで宿泊したい場合、どのような選択肢があるのでしょうか。特に早朝便や深夜便を利用する旅行者にとって、空港に隣接、あるいは至近距離にあるホテルは非常に便利です。

空港から最も近いホテルの一つに「ノボテル フィレンツェ ノルド アエロポルト」があります。空港から車で数分の距離にあり、シャトルバスサービスを提供している場合もあります。ビジネスホテルとしての設備が整っており、快適な滞在が期待できるでしょう。同様に、「ヒルトン ガーデン イン フローレンス ノボリ」なども空港からタクシーで5〜10分程度の距離にあり、質の高いサービスを受けられます。

これらの空港周辺ホテルを予約する際は、公式サイトから直接予約するのがお得な場合もあれば、ホテル予約サイトで割引プランが出ていることもあります。複数のサイトを比較検討するのが賢明です。公式サイトでは、会員限定の特典やパッケージプランが用意されていることがある一方、予約サイトでは直前割引やセールが行われることがあります。

フィレンツェ観光の拠点を空港周辺に置くのは、市内中心部の喧騒から離れて静かに過ごしたい人や、レンタカーでトスカーナ地方を巡る予定の人には良い選択かもしれません。ただし、主な目的がフィレンツェ市内の美術館巡りや街歩きであるならば、トラムで20分とはいえ、毎日市内まで移動する手間を考慮すると、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅周辺など、市内中心部のホテルを選ぶ方が総合的な利便性は高いと言えるでしょう。ご自身の旅行スタイルに合わせて、最適な滞在エリアを選んでください。

フィレンツェのアクティビティ

フィレンツェペレトラ空港から巡るイタリア周遊の旅

 

フィレンツェ・ペレトラ空港は、トスカーナ地方の美しい丘陵地帯へのゲートウェイであると同時に、イタリアの魅力的な各都市へと旅を広げるための絶好の拠点でもあります。フィレンツェに滞在しながら、少し足を延せば、ローマの壮大な歴史、ベネチアの水の都のロマンス、ミラノの洗練されたファッションなど、多様なイタリアの顔に出会うことができます。ここからは、フィレンツェを起点とした周遊旅行を計画するための具体的な情報をご紹介します。高速鉄道を賢く利用して、あなただけのイタリア旅行をデザインしてみましょう。

  • フィレンツェを拠点に!ローマ・ミラノ・ベネチアへの鉄道予約ガイド

  • ベネチアまでの所要時間は?フィレンツェからベネチアへの鉄道料金と時刻表

  • フィレンツェから日帰りでピサの斜塔へ!電車でのアクセスと時刻表

  • 帰国便も安心!フィレンツェからローマのフィウミチーノ空港への行き方

  • フィレンツェ観光の必須スポット!クーポラの予約は公式ウェブサイトがおすすめ

  • 現地ツアーで効率よく!VELTRAで探すイタリア・フィレンツェの人気観光プラン

  • フィレンツェペレトラ空港を使いこなすための重要ポイント総括

フィレンツェを拠点に!ローマ・ミラノ・ベネチアへの鉄道予約ガイド

フィレンツェを拠点に!ローマ・ミラノ・ベネチアへの鉄道予約ガイド

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フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ(SMN)駅は、イタリアの鉄道網の重要なハブであり、ここから国内の主要都市へ驚くほど簡単にアクセスできます。特に、イタリアが誇る高速鉄道「フレッチャロッサ(Frecciarossa)」を利用すれば、ローマ、ベネチア、ミラノといった三大都市へ、あっという間に移動することが可能です。

鉄道チケットの予約は、旅行の計画が決まったらできるだけ早く行うのが鉄則です。主な予約方法は2つあります。一つは、イタリアの国鉄である「トレニタリア(Trenitalia)」や、私鉄の高速鉄道「イタロ(Italo)」の公式サイトまたは公式アプリを利用する方法。もう一つは、「Omio」や「Rail Europe」といった、複数の鉄道会社のチケットを比較・予約できるサードパーティのウェブサイトを利用する方法です。

公式サイトを利用するメリットは、手数料がかからず、最も多くの種類の割引チケット(早割のSuper Economyなど)が見つかる可能性があることです。一方、比較サイトは、複数の会社を横断して最適な時間や料金を検索できる利便性があります。どちらも英語表示に対応しているので、操作は難しくありません。

予約の際には、出発地「Firenze S. M. Novella」、目的地「Roma Termini(ローマ)」「Venezia S. Lucia(ベネチア)」「Milano Centrale(ミラノ)」と入力します。乗車日と時間を選択し、人数を入力すると、利用可能な列車と料金が表示されます。料金は、予約するタイミングによって大きく変動します。数ヶ月前に予約すれば、例えばフィレンツェ-ローマ間が20〜30ユーロで見つかることもありますが、直前になると100ユーロを超えることも珍しくありません。

予約が完了すると、Eチケットがメールで送られてきます。チケットにはQRコードが記載されており、これが乗車券そのものです。駅で紙の切符に引き換える必要はなく、乗車後に車内で検札係が来たら、スマートフォンの画面でQRコードを見せるだけでOKです。この手軽さが、イタリアの鉄道旅行を一層快適なものにしています。駅の窓口や券売機でも購入できますが、混雑や希望の便の売り切れを避けるためにも、事前予約を強くおすすめします。

フィレンツェのアクティビティ

ベネチアまでの所要時間は?フィレンツェからベネチアへの鉄道料金と時刻表

 

ルネサンスの都フィレンツェから、水の都ベネチアへ。この二つの魅力的な都市を結ぶ移動手段として、鉄道は最も快適で効率的な選択肢です。中世の面影を残す街並みを眺めながら、あっという間にアドリア海の女王のもとへと到着できます。

フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅から、ベネチア本島の玄関口であるサンタ・ルチア駅までの所要時間は、高速鉄道「フレッチャロッサ」を利用しておおよそ2時間15分です。乗り換えなしの直通列車が多数運行されており、旅のストレスはほとんどありません。車窓からは、エミリア=ロマーニャ州の平原など、移り変わるイタリアの風景を楽しむことができます。

気になる料金ですが、これは予約のタイミングと座席のクラスによって大きく変動します。トレニタリアやイタロでは、早く予約するほど割引率が高い「早割チケット」が設定されています。旅行の計画が数ヶ月前に固まっているなら、この早割を狙うのが最も経済的です。安い時であれば、片道20ユーロ台から見つけることも可能です。一方で、出発日が近づくにつれて料金は上がり、直前の予約では80〜100ユーロ以上になることもあります。ビジネスクラスやエグゼクティブクラスを選べば、さらに料金は上がりますが、ウェルカムドリンクや広い座席など、より快適なサービスを受けられます。

時刻表については、日中は1時間に2〜3本程度の頻度で直通列車が運行されており、非常に便利です。朝は7時台から、夜は20時台まで、幅広い時間帯の列車を選べます。日帰り旅行も不可能ではありませんが、ベネチアの魅力をじっくり味わうなら、少なくとも1泊することをお勧めします。

具体的な時刻や最新の料金を確認するには、前述のトレニタリアやイタロの公式サイトが最も確実です。これらのサイトでは、リアルタイムの運行状況も確認できるため、出発前にチェックしておくと安心です。フィレンツェでルネサンス芸術を堪能した翌日に、ゴンドラが揺れるベネチアの運河を散策する、そんな夢のような旅程も、高速鉄道を使えば簡単に実現できるのです。

フィレンツェのアクティビティ

フィレンツェから日帰りでピサの斜塔へ!電車でのアクセスと時刻表

 

フィレンツェに滞在するなら、絶対に外せない日帰り旅行先の一つが、あの有名な斜塔で知られるピサです。ガリレオ・ガリレイの故郷でもあり、「奇跡の広場」と呼ばれるドゥオモ広場は、斜塔だけでなく、大聖堂や洗礼堂など、見事な建築物が集まる世界遺産です。フィレンツェからは電車一本で手軽に訪れることができ、半日〜1日で十分に満喫できます。

フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からピサ中央駅(Pisa Centrale)までは、普通列車にあたる「レジョナーレ(Regionale)」が頻繁に運行しています。所要時間は列車によって多少異なりますが、おおむね1時間から1時間20分程度。高速鉄道ではないため予約は必須ではありませんが、事前にオンラインで購入しておくと、駅の券売機に並ぶ手間が省けてスムーズです。

料金は非常にリーズナブルで、片道8.90ユーロ(2024年時点)と、気軽に行けるのが魅力です。レジョナーレの切符はオンラインで購入した場合、乗車する列車を指定する必要がない自由席タイプがほとんどで、購入した日から一定期間内であれば好きな時間の列車に乗ることができます。ただし、駅の券売機や窓口で紙の切符を購入した場合は、乗車前に必ずホームにある緑色の刻印機で打刻するのを忘れないようにしましょう。

時刻表を見ると、日中は1時間に2〜4本程度の高頻度で運行しており、計画を細かく立てなくても、駅に行けば少し待つだけで次の列車に乗ることができます。朝早く出発して、午前中のうちにピサの斜塔に登り、午後にはフィレンツェに戻ってきてディナーを楽しむ、といった柔軟なプランが可能です。

ピサ中央駅に到着したら、そこからピサの斜塔があるドゥオモ広場までは、バスで約10分、歩いても20〜25分ほどの距離です。駅前から出ているLAM Rossaというバスに乗れば、広場のすぐ近くまで行くことができます。切符は駅構内のタバッキ(売店)で購入できます。フィレンツェの芸術の都とはまた違う、開放的でユニークなピサの雰囲気を、ぜひ日帰り旅行で気軽に味わってみてください。

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帰国便も安心!フィレンツェからローマのフィウミチーノ空港への行き方

帰国便も安心!フィレンツェからローマのフィウミチーノ空港への行き方

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日本への帰国便が、フィレンツェ空港からではなく、イタリア最大の国際空港であるローマのフィウミチーノ空港(別名:レオナルド・ダ・ヴィンチ空港、FCO)から出発するというケースは少なくありません。フィレンツェで最後の滞在を楽しんだ後、どうやってローマの空港までスムーズに移動するかは、重要なポイントです。最も確実で快適な方法は、やはり鉄道を利用することです。

フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からフィウミチーノ空港駅へは、大きく分けて2つのルートがあります。最も一般的なのは、まず高速鉄道フレッチャロッサなどでローマの中心駅であるテルミニ(Termini)駅まで行き、そこで空港直結の快速列車「レオナルド・エクスプレス」に乗り換える方法です。

フィレンツェからローマ・テルミニ駅までは、高速鉄道で約1時間半。レオナルド・エクスプレスはテルミニ駅とフィウミチーノ空港をノンストップで約32分で結びます。乗り換え時間を含めても、合計の所要時間は2時間半から3時間程度を見ておけばよいでしょう。レオナルド・エクスプレスは日中15分間隔で運行しており、利便性は非常に高いです。チケットは、トレニタリアの公式サイトでフィレンツェからフィウミチーノ空港まで通しで購入することもできますし、それぞれ別々に購入することも可能です。

もう一つの方法として、数は少ないですが、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からフィウミチーノ空港駅まで直通で行く高速鉄道も1日数本運行されています。乗り換えがないため非常に楽ですが、本数が限られているため、フライトの時間と合うかどうか、事前に時刻表をよく確認する必要があります。もしタイミングが合えば、これ以上ないほど便利な選択肢と言えるでしょう。

料金は、乗り換えルートの場合、フィレンツェ-テルミニ間の高速鉄道の料金(早期予約で20〜40ユーロ程度)と、レオナルド・エクスプレスの料金(定額14ユーロ)の合計となります。直通列車は、時期や予約タイミングによりますが、50ユーロ前後からが目安です。帰国便に乗り遅れることのないよう、時間に十分な余裕を持った列車を予約し、イタリアでの最後の移動をリラックスして楽しんでください。

フィレンツェのアクティビティ

フィレンツェ観光の必須スポット!クーポラの予約は公式ウェブサイトがおすすめ

 

フィレンツェの街のどこからでも見える、オレンジ色の丸い屋根。それこそが、フィレンツェのシンボルであり、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)のクーポラ(円屋根)です。ブルネレスキによって設計されたこの傑作は、その頂上からフィレンツェの赤い屋根が連なる絶景を一望できる、まさに必見のスポット。しかし、この絶景を見るためには、一つの重要な関門があります。それが「予約」です。

現在、クーポラに登るには、オンラインでの事前予約が必須となっています。当日券の販売はなく、予約なしで訪れても登ることはできません。特に観光シーズンの春から秋にかけては、数週間先まで予約が埋まっていることも珍しくないため、フィレンツェ旅行の日程が決まったら、真っ先に予約を押さえるべき項目の一つです。

予約は、ドゥオーモ複合施設の公式ウェブサイト(b-ticket)から行うのが最も確実かつ経済的です。公式サイト以外にも予約代行サイトはありますが、手数料が上乗せされていることがほとんどです。公式サイトは英語表示に対応しており、手順に沿って進めれば問題なく予約できます。

予約の際には、いくつかの種類の共通券から選ぶことになります。クーポラに登るためには、「ブルネレスキ・パス(Brunelleschi Pass)」を選択する必要があります。このパスには、クーポラのほか、ジョットの鐘楼、洗礼堂、ドゥオーモ付属美術館、サンタ・レパラータ教会跡への入場も含まれており、有効期間は3日間です。予約時に、クーポラに登る日時を15分単位で指定します。一度予約した日時の変更はできないため、予定を確定させてから手続きを行いましょう。

予約が完了すると、QRコード付きのEチケットがメールで送られてきます。当日は、指定された時間の少し前にクーポラの入り口へ行き、係員にスマートフォンのQRコード画面を見せれば入場できます。463段の狭い階段を登るのは少し大変ですが、頂上にたどり着いた瞬間に目の前に広がる360度のパノラマは、その疲れを忘れさせてくれるほどの感動を与えてくれます。フィレンツェの美しい街並みをその目に焼き付けるために、早めの公式予約を忘れないでください。

フィレンツェのアクティビティ

現地ツアーで効率よく!VELTRAで探すイタリア・フィレンツェの人気観光プラン

 

フィレンツェやその周辺のトスカーナ地方には、魅力的な観光スポットが点在しています。しかし、個人で公共交通機関を乗り継いだり、美術館のチケットをすべて手配したりするのは、時間も手間もかかります。そんな時に心強い味方となってくれるのが、「VELTRA(ベルトラ)」のような現地オプショナルツアー予約サイトです。

VELTRAを利用する最大のメリットは、何と言ってもその手軽さと効率性です。例えば、「ピサ半日観光ツアー」に参加すれば、フィレンツェからの往復交通、ピサの斜塔の予約入場券、そして日本語ガイドによる解説まで、すべてがパッケージになっています。個人で行く場合の交通手段やチケット手配の心配から解放され、貴重な旅行の時間を最大限に有効活用できるのです。

フィレンツェ発のツアーは多岐にわたります。定番の「ウフィツィ美術館を日本語ガイドと巡るツアー」では、膨大なコレクションの中から必見の作品を効率よく鑑賞でき、芸術への理解が格段に深まります。また、個人ではアクセスが少し難しいトスカーナの美しい田園地帯を巡るツアーも人気です。世界遺産の街シエナやサン・ジミニャーノを訪れたり、キャンティ地方のワイナリーでワインのテイスティングを楽しんだりと、映画のような風景の中での特別な体験が待っています。

ツアーの料金は内容によって様々ですが、交通費や入場料、ガイド料などがすべて含まれていることを考えると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。特に、言葉の壁に不安がある方や、初めてイタリアを訪れる方にとっては、日本語ガイドやアシスタントが同行してくれる安心感は何物にも代えがたい価値があるでしょう。

VELTRAのウェブサイトでは、各ツアーの詳細な内容、スケジュール、料金、そして実際に参加した人々の口コミやレビューを確認することができます。これらの情報を参考に、自分の興味や滞在日数に合ったプランを探すことができます。せっかくのフィレンツェ滞在、少し足を延ばして、専門家がアレンジしたツアーに参加することで、旅の満足度をさらに高めてみてはいかがでしょうか。

フィレンツェのアクティビティ

フィレンツェペレトラ空港を使いこなすための重要ポイント総括

ポイント

  • 空港から市内への最速・最安の移動手段はトラムT2線である

  • トラム乗車券は券売機での購入後、車内で必ず刻印すること

  • 空港-市内間のタクシーは定額制だが、時間帯や荷物で追加料金がある

  • フィレンツェ空港はコンパクトで移動しやすいが、混雑時の座席は少ない

  • 免税手続きは、購入品を手荷物にした上で出発階の税関から始める

  • 早朝便の出発前は、有料でもラウンジを利用すると快適に過ごせる

  • フィレンツェ空港でのお土産は、保安検査後の免税店が品揃え豊富だ

  • ローマやミラノへの鉄道チケットは、早期予約で大幅な割引が期待できる

  • 鉄道のEチケットはQRコードが有効で、駅での発券は不要である

  • フィレンツェからピサへは、安価な普通列車(レジョナーレ)で日帰り可能だ

  • フィレンツェからベネチアまでは高速鉄道で約2時間15分である

  • 帰国便がローマの場合、フィウミチーノ空港へは鉄道乗り継ぎで約3時間見ておく

  • ドゥオーモのクーポラに登るには、公式サイトでの日時指定予約が必須だ

  • 市内や近郊の効率的な観光にはVELTRAなどの現地ツアー活用も有効である

  • 空港近くのホテル検索時、日本の同名ホテルと混同しないよう注意が必要だ

フィレンツェのアクティビティ

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