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どこまでも続く青い海を眺めながら、優雅な船旅を楽しむ…。「クルーズ船に乗る」ことを想像するだけで、心が躍りますよね。そして、そんな素敵な旅を計画しているあなたなら、きっとこう思っているはずです。「このワクワクする気持ち、英語でどう表現したらいいんだろう?」と。
例えば、友人との会話で「船に乗る」は英語で take
を使うべきか、それとも ride
なのか、ふと迷ったことはありませんか?あるいは、旅の思い出をSNSに投稿する時、「私は船に乗った!」というシンプルな一言を、もっと気の利いた英語で伝えたいと思ったことはないでしょうか。
この記事は、そんなあなたのための特別な案内書です。「クルーズ船に乗る」ための基本的な英語表現はもちろん、憧れの「豪華客船に乗る」時に使いたいリッチな表現、さらには「乗船する」というフォーマルな場面での英語まで、様々なシーンで役立つ言葉を丁寧に解説します。
そして、言葉の準備だけでなく、実際の旅の計画にもお役立ていただけるよう、「国内のクルーズ船ツアーに一人で参加してみたい」「海外の安いクルーズツアーの探し方は?」「そもそも日本船と外国船の違いって?」といった、具体的な疑問にもお答えします。
この記事を読み終える頃には、クルーズ旅行で使える英語への自信と、次の旅への期待感がきっと最高潮に達しているはず。さあ、一緒に夢の船旅への第一歩を踏み出しましょう!
この記事でわかること
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「クルーズ船に乗る」を伝えるための自然な英語表現
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takeやrideなど、状況に応じた動詞の正しい使い分け
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国内外のクルーズツアーの種類や料金、お得な予約のコツ
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日本船と外国船の具体的な違いと自分に合った船の選び方
英語で「クルーズ船に乗る」をマスター!旅が10倍楽しくなる表現集
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英語で「クルーズ船に乗る」って、なんて言うのが正解?
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「船に乗る」は take? ride? ship? 動詞の使い分けで旅の達人に
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「私は船に乗った」「今、船に乗っている」を英語で伝えるには?
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そもそも「クルーズ」の語源は?知って楽しい船旅の歴史とトリビア
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「豪華客船に乗る」を英語で表現して、旅の気分を盛り上げよう
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クルージングボートはクルーズ船と違う?船の種類で英語表現を使い分け
英語で「クルーズ船に乗る」って、なんて言うのが正解?

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旅の計画を立てるとき、友人に旅の話をするとき、あるいはSNSで喜びをシェアするとき。「クルーズ船に乗る」という場面は様々に訪れます。しかし、これを英語で表現しようとすると、意外と迷ってしまうものです。最も自然で、かつ広く使われる表現は "go on a cruise" や "take a cruise" でしょう。
例えば、これからの予定を話すなら、「来月、地中海クルーズに行くんだ」は "I'm going on a Mediterranean cruise next month." と表現するのがとても自然です。 "take a cruise" も同様に使え、「私たちはカリブ海クルーズに参加することに決めた」は "We decided to take a Caribbean cruise." のように言うことができます。ここでの "go on" や "take" は、単に「行く」という意味だけでなく、ある一定期間の休暇や旅行を「楽しむ」というニュアンスを含んでいます。
物理的に船に乗り込む、まさにその瞬間を表現したい場合は "get on a cruise ship" や、よりフォーマルな "board a cruise ship" という言い方が適しています。空港で飛行機に搭乗する際に "board a plane" と言うのと同じ感覚です。乗船手続きを終え、いよいよ船内へ足を踏み入れる高揚感は、 "It's time to board the cruise ship!"(さあ、クルーズ船に乗る時間だ!)という一言で表現できるでしょう。
これらの表現は、どれが絶対的に正しく、どれが間違いというわけではありません。大切なのは状況に応じた使い分けです。「旅行としてクルーズに行く」という大きな枠組みを話すなら "go on/take a cruise" を、そして「乗船する」という具体的なアクションを指すなら "board/get on the cruise ship" を使うと、よりネイティブに近い、洗練された英語表現になります。
「船に乗る」は take? ride? ship? 動詞の使い分けで旅の達人に
「船に乗る」を英語にしようとすると、"take a ship"、"ride a ship" など、様々な動詞が頭に浮かぶかもしれません。日本語の「乗る」は非常に便利な言葉で、どんな乗り物にも使えますが、英語では乗り物の種類や状況によって動詞を使い分ける必要があります。このニュアンスの違いを理解することが、旅の英語を上達させる鍵となります。
まず "take a ship" ですが、これは交通手段として船を利用するという意味で、間違いではありません。"I'll take a ship to the island."(その島へは船で行きます)のように使うことができます。バスに乗る "take a bus" や、電車に乗る "take a train" と同じ用法です。
次に "ride a ship" はどうでしょうか。"ride" は、馬や自転車のように「またがって乗る」ものに使うのが基本です。そこから転じて、バスや電車などにも使われることがありますが、クルーズ船のような大型の船に対して "ride a ship" という表現はあまり一般的ではありません。聞いても意味は通じるかもしれませんが、少し不自然に聞こえる可能性があります。
では、最も的確な表現は何でしょうか。それは "board the ship" です。"board" は「搭乗する」「乗船する」という意味の動詞で、飛行機や船、列車、バスなど、公共交通機関に乗り込む際に幅広く使われる、少しフォーマルで正確な言葉です。航空券が "boarding pass"(搭乗券)と呼ばれることからも、そのニュアンスが分かります。乗船アナウンスでも "We are now ready to board."(乗船準備が整いました)のように使われます。
もっとカジュアルに言いたい場合は "get on the ship" が便利です。これは「乗り込む」という動作をシンプルに表す表現で、日常会話で頻繁に使われます。"Let's get on the ship before it departs."(出発する前に船に乗ろう)といった具合です。
ちなみに、"ship" は通常「船」という名詞ですが、動詞として使うと「〜を輸送する、発送する」という意味になります。オンラインショッピングで "Your order has been shipped."(ご注文の品は発送されました)というメッセージを見たことがあるかもしれません。そのため、「船に乗る」という意味で "I ship." と言うことはありませんので、注意しましょう。
「私は船に乗った」「今、船に乗っている」を英語で伝えるには?
クルーズ旅行の前後や最中に、その感動を誰かに伝えたいとき、時制を正しく使って表現することが大切です。過去の体験を語るのか、それとも今まさに楽しんでいる最中なのかで、使うべき英語表現は変わってきます。
まず、過去のクルーズ体験について話す場合です。「昨年、アラスカクルーズに行きました」のように、単に過去の事実を伝えたいのであれば、過去形を使って "I went on an Alaskan cruise last year." や "I took an Alaskan cruise last year." と言うのがシンプルです。乗船したという行為自体を強調したいなら、"I boarded the ship in Vancouver."(バンクーバーで船に乗りました)のように "boarded" を使うこともできます。
一方、「クルーズ船に乗ったことがある」という経験を伝えたい場合は、現在完了形 "have been on" が最適です。「私はこれまで3回クルーズ船に乗ったことがあります」は "I have been on three cruises." と表現できます。これは、過去のある時点から現在までの経験の繋がりを示すニュアンスがあり、会話の中で旅の経験を豊かに語るのに役立ちます。
では、今まさにクルーズを楽しんでいる最中はどうでしょう?デッキでカクテルを片手に、友人や家族にSNSで報告するシーンを想像してみてください。この場合、現在進行形を使って "I am cruising in the Caribbean Sea right now!"(今、カリブ海をクルージング中!)のように表現すると、臨場感が伝わります。もっとシンプルに、船内にいることを伝えたいのであれば、"I am on the cruise ship." や、もっと短く "I'm on the ship." と言うだけで十分です。「今、船に乗っている」という状態を的確に表すことができます。船上でのディナーの様子を投稿するなら "Having a wonderful dinner on board."(船上で素晴らしいディナーを楽しんでいます)といった表現もお洒落です。
これらの表現を使い分けることで、あなたのクルーズ体験談は、より生き生きとした、感情豊かなものになるでしょう。
そもそも「クルーズ」の語源は?知って楽しい船旅の歴史とトリビア

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私たちが当たり前のように使っている「クルーズ」という言葉。その響きには、どこか優雅で楽しげなイメージが伴います。この言葉のルーツをたどると、船旅の歴史そのものが見えてきて、次の旅行がさらに味わい深いものになるかもしれません。「クルーズ」は、オランダ語で「交差する、十字を描くように進む」を意味する "kruisen" に由来すると言われています。これが転じて、特定の目的地へ直行するのではなく、様々な港を「巡る」航海を指すようになり、英語の "cruise" になりました。
現代のようなレジャー目的のクルーズ旅行の原型は、19世紀半ばのイギリスに遡ります。当時、大英帝国各地を結ぶP&O(Peninsular and Oriental Steam Navigation Company)という船会社が、イギリスから地中海のイベリア半島へ向かう航路で、乗客を楽しませるための小旅行を企画したのが始まりとされています。それまでの船旅が単なる移動手段であったのに対し、船内での食事やレクリエーションといった「旅のプロセス」そのものを商品とした画期的な試みでした。
20世紀に入ると、タイタニック号に代表されるような豪華客船の黄金時代が到来します。大西洋を横断するこれらの船は、もはや「動くホテル」であり、社交の場でした。しかし、飛行機が旅の主役になると、客船は大衆向けのレジャーへと姿を変えていきます。そして、様々な寄港地を巡り、船内でのエンターテイメントを満喫する、現代の「クルーズ」のスタイルが確立されたのです。
船旅にまつわるトリビアとして、船の右側を「スターボード (starboard)」、左側を「ポート (port)」と呼ぶ理由も興味深い話です。昔の船は、舵取りの板(ステアリング・ボード)が船尾の右側に取り付けられていました。そのため、右舷を "steer board" と呼んだのが "starboard" の語源です。そして、舵があって邪魔になる右舷ではなく、左舷を港(port)に着けるのが一般的だったため、左舷が "port" と呼ばれるようになったのです。船内で左右がわからなくなったら、この歴史を思い出してみてください。
「豪華客船に乗る」を英語で表現して、旅の気分を盛り上げよう
クルーズ旅行の中でも、ひときEW-3格上の体験を約束してくれるのが「豪華客船」での旅です。壮麗なアトリウム、世界レベルの美食、そしてきめ細やかなサービス。そんな特別な旅に出るなら、その高揚感を英語でも表現したいものです。「豪華客船」を英語で言う場合、"luxury cruise ship" というのが最も一般的で分かりやすい表現でしょう。
例えば、「私たちは来年、豪華客船で世界一周旅行に乗る予定です」と計画を話すなら、"We are planning to go on a round-the-world trip on a luxury cruise ship next year." のように言うことができます。"luxury" という一言が加わるだけで、旅の特別感がぐっと増します。
また、歴史と伝統のある大型客船を指して "ocean liner" という言葉も使われます。"liner" は元々、定期航路(line)を運航する船を意味し、かつて大西洋を横断したクイーン・エリザベス号やクイーン・メリー号のような、風格のある客船を想起させる響きがあります。現代のクルーズ船は不定期航路を巡るのが主なので厳密には異なりますが、大規模で壮麗な船を指して敬意を込めて "ocean liner" と呼ぶこともあります。"Sailing on a magnificent ocean liner feels like stepping into a classic movie."(壮大な豪華客船で航海するのは、まるでクラシック映画の世界に足を踏み入れたようだ)といった表現は、旅への期待をかき立てます。
船の素晴らしさを表現する形容詞も覚えておくと便利です。"magnificent"(壮大な)、"spectacular"(目を見張るような)、"elegant"(優雅な)などを使うと、単に "luxury" と言うよりも、より感情を込めて船の印象を伝えることが可能です。"We are staying in a magnificent suite on this elegant cruise ship."(私たちはこの優雅なクルーズ船の壮大なスイートルームに滞在しています)のように、具体的な状況と組み合わせて使ってみましょう。言葉を選ぶことで、旅の記憶はより一層、鮮やかで豊かなものになるはずです。
クルージングボートはクルーズ船と違う?船の種類で英語表現を使い分け
一口に「船旅」と言っても、その船の大きさや目的によって、楽しみ方や呼び方は様々です。英語でコミュニケーションをとる際、これらの違いを理解して言葉を使い分けることができると、より正確に意図を伝えることができます。特に「クルーズ船」と「クルージングボート」は、混同されがちですが、明確な違いがあります。
一般的に "Cruise Ship"(クルーズ船)とは、数百人から数千人もの乗客を乗せ、長距離の外洋を航海する大型の客船を指します。複数のレストラン、プール、劇場、カジノといった大規模な施設を備えた「動くリゾート都市」とも言える存在です。私たちが一般的に「クルーズ旅行」と聞いてイメージするのは、このタイプでしょう。
一方で、"Cruising Boat"(クルージングボート)や、同様の意味で使われる "Cabin Cruiser"(キャビンクルーザー)は、それよりもずっと小規模な、個人所有のプレジャーボートを指すことが多いです。宿泊可能な船室(キャビン)を備え、数人から十数人で沿岸や島々を巡るような、よりプライベートな船旅に使われます。ヨット (Yacht) もこのカテゴリーに含まれることがありますが、ヨットは帆走が主であるのに対し、クルージングボートはエンジンで航行するモーターボートを指すのが一般的です。
この他にも、覚えておくと便利な船の英単語があります。例えば "Ferry"(フェリー)は、2つの地点間を定期的に往復し、人や車を運ぶ船です。これは観光目的というよりは、交通手段としての性格が強いものです。また、クルーズ船が大きな港に直接着岸できない場合に、乗客を陸まで運ぶ小型の船を "Tender Boat"(テンダーボート)と呼びます。
旅の思い出をSNSに投稿する際にも、これらの言葉を使い分けることで、見ている人により正確な情報が伝わります。数千人が乗る巨大な船の上からなら "#CruiseShip"、友人たちと小型ボートで島を巡っているなら "#CruisingBoat" や "#YachtLife" といったハッシュタグを使い分けるのも、旅の楽しみ方の一つと言えるでしょう。
「クルーズ船に乗る」夢を叶えよう!国内外の人気ツアー徹底ガイド
英語表現を学んで、クルーズ旅行への夢が膨らんできた方も多いのではないでしょうか。ここからは、その夢を現実にするための具体的なステップに進みましょう。30年以上の実務経験を持つ旅行専門家として、あなたにぴったりのクルーズツアーを見つけるための実践的な情報をご案内します。一人旅、料金、期間、そして日本船と外国船の違いまで、気になるポイントを一つひとつ丁寧に解説していきます。
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一人旅におすすめ!国内クルーズ船ツアーで贅沢な時間を
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国内クルーズ船ツアーの料金や値段は?格安で人気ツアーを見つけるコツ
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一泊からOK!短期間で満喫できる国内クルーズ船ツアーの魅力
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海外の安いクルーズ船ツアーはこう探す!予約時の注意点
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日本船と外国船の大きな違いとは?あなたに合う船の選び方
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さあ乗船準備を!クルーズ旅行を最高にするための最終チェックリスト
- 総括:「クルーズ船に乗る」ための英語と旅の全ポイント
一人旅におすすめ!国内クルーズ船ツアーで贅沢な時間を

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「クルーズ旅行はカップルや家族向け」そんなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実はクルーズは一人旅、いわゆる「ソロクルーズ」にこそ最適な旅のスタイルの一つです。特に日本のクルーズ船が運航する国内ツアーは、一人参加の旅行者にとって、この上なく快適で贅沢な時間を提供してくれます。
一人旅にクルーズがおすすめな最大の理由は、その手軽さと安全性にあります。一度乗船してしまえば、重い荷物を持って都市間を移動する必要はありません。毎朝目覚めれば、船は次の魅力的な寄港地へあなたを運んでくれます。食事も、毎食レストランを探す手間なく、船内の多彩なダイニングで楽しむことができます。さらに、船という閉ざされた空間はセキュリティがしっかりしており、特に女性の一人旅でも安心して過ごせる環境が整っています。
日本の代表的なクルーズ船である「飛鳥II」や「にっぽん丸」、「ぱしふぃっく びいなす」などは、一人参加の乗客を温かく迎え入れる文化が根付いています。船によっては、一人参加者同士の交流会が開催されたり、テーブル席をアレンジしてくれたりと、新たな出会いを自然にサポートしてくれる工夫も。もちろん、誰にも気兼ねなく、一人静かに読書をしたり、スパでリラックスしたり、洋上からの景色を心ゆくまで眺めたりと、自分のペースで過ごせる自由も大きな魅力です。
ただし、注意点として、客室は2名定員が基本のため、「キャビンシングルユース追加代金」と呼ばれる割増料金が必要になる場合がほとんどです。それでも、移動費、宿泊費、ほとんどの食費、エンターテイメント費がすべて含まれていることを考えれば、陸上の旅行と比較して決して高すぎることはありません。近年では、一人旅向けのキャンペーンや、シングル料金が割安に設定されたツアーも増えてきているので、旅行会社のウェブサイトなどをこまめにチェックすることをおすすめします。
国内クルーズ船ツアーの料金や値段は?格安で人気ツアーを見つけるコツ
クルーズ旅行に興味を持ったとき、真っ先に気になるのが「料金」や「値段」でしょう。国内のクルーズ船ツアーは、一見すると高価に感じられるかもしれませんが、その料金に含まれる内容を理解すると、非常にコストパフォーマンスが高い旅行スタイルであることがわかります。
クルーズ料金は、一般的に「クルーズ代金」として一括で表示されます。この代金には通常、以下のものが含まれています。
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船内での宿泊費
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朝・昼・夕の基本的な食事代
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ラウンジでのドリンク(コーヒー、紅茶、ジュースなど)
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船内で行われるエンターテイメントショーやイベントの参加費
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プールやジムなど、船内施設の利用料
一方、アルコール飲料や特別なレストランでの食事、寄港地でのオプショナルツアー、個人の買い物、船内でのチップ(日本船の場合は不要)などは、別途料金が必要です。
国内クルーズの料金相場は、1泊あたり3万円台のカジュアルなものから、10万円を超えるラグジュアリーなものまで様々です。客室のタイプ(窓のない内側客室、窓のある海側客室、バルコニー付き客室、スイート)によっても、料金は大きく変動します。
では、どうすれば人気のクルーズツアーに格安で参加できるのでしょうか。いくつかのコツがあります。
第一に、「早期割引(早割)」を最大限に活用することです。多くのクルーズ会社では、出発の数ヶ月前(例えば180日前や120日前)までに予約すると、代金が大幅に割引される制度を設けています。
第二に、その逆で「直前割引(ラストミニッツ)」を狙う方法です。出発間近になっても空室がある場合、船会社が在庫を埋めるために格安の料金を提示することがあります。ただし、人気の航路や時期では期待できないため、日程に融通が利く方向けです。
第三に、「オフシーズン」を選ぶことです。ゴールデンウィークや夏休み、年末年始を避け、春や秋の平日出発のツアーは比較的料金が安く設定されています。
最後に、旅行会社が独自に行うセールやキャンペーンを見逃さないことです。特定の船会社と提携した限定プランや、期間限定の特別料金が発表されることがあります。
これらのコツをうまく利用すれば、憧れの国内クルーズを、驚くほど手頃な価格で体験することが可能になります。
一泊からOK!短期間で満喫できる国内クルーズ船ツアーの魅力
「クルーズ旅行には興味があるけれど、長い休みは取れない」と諦めていませんか。実は、国内のクルーズ船ツアーには、週末や連休を利用して気軽に参加できる、一泊二日や二泊三日といった短期間のプランが豊富に用意されています。これらのショートクルーズは、クルーズの魅力を凝縮した、まさに「いいとこどり」の体験ができるのが大きな魅力です。
例えば、金曜日の夜に横浜や神戸の港を出港し、船上で優雅なディナーとショーを楽しみ、翌朝は美しい日の出を洋上で迎える。日中はのんびりと船内施設を満喫し、土曜日の夕方に帰港する、といった「ワンナイトクルーズ」が人気です。たった一泊でも、日常から完全に切り離された非日常の空間に身を置くことで、心身ともにリフレッシュすることができます。
もう少し時間に余裕があれば、二泊三日のツアーもおすすめです。横浜発着で伊豆諸島や熊野の沖を巡るコース、神戸発着で瀬戸内海を周遊するコースなど、日本の美しい海岸線や島々の風景を船上から満喫できる航路が設定されています。寄港地に上陸する時間がなくても、船内から眺める景色は十分に旅情をかき立ててくれます。
短期間のクルーズは、初めてクルーズを体験する方のお試しとしても最適です。船内での過ごし方や食事のスタイル、ドレスコードの雰囲気などを実際に体験することで、将来的に長期のクルーズに参加する際のイメージを掴むことができます。また、料金も長期のツアーに比べて手頃なため、記念日のお祝いや自分へのご褒美として、気軽に贅沢な時間を過ごすのにぴったりです。
忙しい毎日を送る現代人にとって、短期間で濃密な非日常体験ができる国内のショートクルーズは、新しい休日の過ごし方として、ますます注目を集めていくことでしょう。
海外の安いクルーズ船ツアーはこう探す!予約時の注意点

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日本国内だけでなく、海外のクルーズ船ツアーに目を向けると、その選択肢の多さと価格の安さに驚くかもしれません。特に、多数のクルーズ船がひしめき合うカリブ海や地中海、アラスカといった人気エリアでは、価格競争が激しく、日本では考えられないような格安のツアーが見つかることがあります。
海外の安いクルーズツアーを探すには、いくつかの方法があります。一つは、"CruiseDirect" や "Cruises.com" といった、海外のクルーズ専門オンライン予約サイトを利用することです。これらのサイトでは、世界中のクルーズ会社のツアーを横断的に検索・比較でき、大幅な割引や特典が付いたプランが頻繁に登場します。英語での予約に抵抗がない方にとっては、最も安く予約できる可能性が高い方法です。
もう一つは、日本のクルーズ専門旅行代理店のウェブサイトをチェックする方法です。これらの代理店は、海外の船会社と直接契約しており、日本人向けの特別価格や、日本語サポート付きの安心なプランを提供していることがあります。航空券とセットになったパッケージツアーも多く、面倒な手配をすべて任せられるのが魅力です。
しかし、海外クルーズを予約する際には、いくつかの注意点があります。まず、表示されているクルーズ料金には、日本から現地への航空券代が含まれていない場合がほとんどです。クルーズ代金が安くても、航空券代を加えると総額が高くなる可能性があるので、必ずトータルの費用で比較検討しましょう。
次に、チップの制度です。外国船では、クルーズ料金とは別に、1日あたり1人15〜20ドル程度のチップが自動的に船内会計に加算されるのが一般的です。これも含めて予算を考える必要があります。
さらに、寄港地のビザ(査証)の要否も必ず確認が必要です。経由する国によっては、事前に電子渡航認証(アメリカのESTAなど)の取得が義務付けられています。そして、万が一の病気や怪我に備え、海外旅行傷害保険への加入は必須と考えましょう。これらのポイントをしっかり押さえておけば、海外のクルーズツアーを安全でお得に楽しむことができます。
日本船と外国船の大きな違いとは?あなたに合う船の選び方
クルーズ旅行を計画する上で、非常に重要な選択となるのが、「日本船」に乗るか「外国船」に乗るか、という点です。それぞれに素晴らしい魅力と特長があり、どちらが良い・悪いということではありません。あなたの旅のスタイルや何を重視するかによって、最適な船は異なります。両者の主な違いを比較してみましょう。
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言語:これが最大のポイントです。日本船(「飛鳥II」など)では、公用語はもちろん日本語。スタッフもほとんどが日本人で、船内新聞やアナウンスもすべて日本語なので、言葉の心配は一切ありません。一方、外国船では公用語は主に英語です。世界中から乗客が集まるため、国際交流を楽しみたい方には最適ですが、英語に不安がある場合は少しハードルに感じるかもしれません。
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食事:日本船の食事は、日本人の繊細な味覚に合わせて作られた、質の高い和食や洋食が中心です。お出汁のきいた料理やお米が恋しくなる心配はありません。外国船では、イタリアン、フレンチ、アジア料理など、多国籍で多彩なダイニングが楽しめます。本場の味を体験できるのが魅力ですが、大味に感じられることもあるかもしれません。
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雰囲気とサービス:日本船は、落ち着いた雰囲気の中で、きめ細やかな「おもてなし」のサービスを受けられるのが特長です。外国船は、より陽気でカジュアル、フレンドリーな雰囲気が漂います。夜にはデッキでパーティーが開かれるなど、エンターテイメント性が高い船が多いです。
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料金体系とチップ:前述の通り、外国船ではクルーズ代金とは別にチップが必要です。料金体系も、外国船の方がアルコール飲料や一部のレストランが有料であるなど、追加料金が発生する場面が多い傾向にあります。日本船は、チップが不要で、料金に含まれるサービス(オールインクルーシブ)の範囲が広いのが一般的です。
どちらを選ぶか迷ったら、次のように考えてみてください。
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言葉の心配なく、日本の質の高いサービスと食事で安心してリラックスしたい → 日本船
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英語を使って国際交流を楽しみ、海外の陽気な雰囲気と多彩なエンターテイメントを体験したい → 外国船
あなたの理想の船旅を想像しながら、ぴったりの一隻を選んでみてください。
さあ乗船準備を!クルーズ旅行を最高にするための最終チェックリスト
あなたにぴったりのクルーズツアーが見つかり、予約も完了したなら、いよいよ旅の準備です。クルーズ旅行は、陸上の旅行とは少し異なる、独特の準備が必要です。万全の準備で、船旅を最高に楽しみましょう。旅行専門家の視点から、最終チェックリストをご提案します。
まず、持ち物です。パスポート、ビザ(必要な場合)、そしてeチケット(乗船券)は絶対に忘れてはならない必須アイテムです。常備薬や酔い止めも、使い慣れたものを日本から持参すると安心です。船内は快適な温度に保たれていますが、デッキに出たり、冷房が効いた室内にいたりする時のために、カーディガンやストールなど、羽織るものを一枚持っていくと非常に重宝します。
次に、クルーズ旅行ならではの持ち物が「服装」です。クルーズ船には「ドレスコード」が設定されている日があります。日中はカジュアルな服装で問題ありませんが、夕食以降の時間帯に、スマートカジュアル、インフォーマル、フォーマルといった指定がされることがあります。
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スマートカジュアル:男性は襟付きシャツにスラックス、女性はブラウスにスカートやワンピースなど。
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インフォーマル:男性はジャケット着用、女性はカクテルドレスやドレッシーなスーツなど。
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フォーマル:男性はタキシードやダークスーツ、女性はイブニングドレスや着物など、最も格式の高い服装です。
参加するクルーズのドレスコードを事前に確認し、何着かお洒落着を用意していくと、船内の華やかな雰囲気をより一層楽しめます。
船内での支払い方法も知っておきましょう。乗船手続きの際にクレジットカードを登録すると、「クルーズカード(またはセイル&サインカードなど)」が発行されます。これが船内での身分証明書兼ルームキー、そして会計用のカードになります。船内での買い物や有料サービスの支払いはすべてこのカードで行い、下船時にまとめて精算するシステムなので、船内では現金を持ち歩く必要がなく非常に便利です。
最後に、船内用語をいくつか覚えておくと、船内新聞を読んだりアナウンスを聞いたりする際に役立ちます。乗客が乗り降りする船の出入り口は「ギャングウェイ」、船が着岸できない港で陸まで乗客を運ぶ小型船は「テンダーボート」、船首は「バウ」、船尾は「スターン」などです。
これらの準備を整えれば、あとは出発の日を待つばかり。心ゆくまで、素晴らしいクルーズの旅をお楽しみください。
総括:「クルーズ船に乗る」ための英語と旅の全ポイント
ポイント
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「クルーズ旅行に行く」は
go on a cruise
やtake a cruise
と表現するのが自然である -
船に乗り込む動作は
board the ship
という言葉が最も的確だ -
ride a ship
という表現は一般的ではなく、避けた方が無難である -
過去のクルーズ経験を語る際は
I have been on a cruise
のような現在完了形が適している -
「豪華客船」は
luxury cruise ship
や、歴史的な響きを持つocean liner
と表現する -
「クルーズ」の語源は、巡航を意味するオランダ語
kruisen
に由来する -
大型客船が
Cruise Ship
、小型の個人船はCruising Boat
と呼ばれ区別される -
一人旅でもクルーズは安全かつ快適で、新たな出会いの機会もある
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クルーズ料金は宿泊、食事、船内エンタメを含むオールインクルーシブが基本だ
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早期割引やオフシーズンを狙うことがツアー料金を抑えるコツである
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一泊二日から楽しめる国内の短期間クルーズは初心者におすすめだ
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海外クルーズは表示料金の他に航空券代やチップが別途必要となる
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言葉の安心感を求めるなら日本船、国際交流を楽しむなら外国船が向いている
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船内にはドレスコードがあり、フォーマルな服装の準備が必要な日もある
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船内での支払いはクルーズカードで行い、下船時に一括精算するのが一般的だ